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Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
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ORACLE_LOADERアクセス・ドライバを使用する際のパフォーマンスのヒント

パフォーマンスを監視する場合、最も重要なことは、ロードの経過時間の測定です。また、CPU使用量、メモリー使用量およびI/O率の測定も重要です。

並列度を増減することによって、パフォーマンスを変更できます。並列度は、データ・ファイルの処理に起動できるアクセス・ドライバの数を示します。並列度によって、リソース使用率を低くした遅いロードと、すべてのリソースを使用した速いロードを選択できます。アクセス・ドライバは、アクセス・ドライバ専用に使用するリソース量を判断できないため、自動的にはチューニングされません。

さらに考慮する必要があるのは、アクセス・ドライバで大きなI/Oバッファを使用すると、パフォーマンスが向上するという点です(バッファのサイズは、READSIZE句をアクセス・パラメータで使用して指定できます)。共有サーバーを使用するデータベースでは、アクセス・ドライバが使用するすべてのメモリーはSystem Global Area(SGA)から割り当てられます。そのため、共有サーバー上の外部表を使用する際には注意が必要です。

また、パフォーマンスは、データ・キャッシュ機能を使用して向上できる場合もあります。データ・キャッシュを使用して、ロード中に予測される一意の日付の数を指定する、入力データ内に多数の重複する日付またはタイムスタンプ値が存在する場合と、日付変換が実行される回数を減らすことができます。外部表で提供されるデータ・キャッシュ機能は、SQL*Loaderで提供されるものと同じです。詳細は、「DATA_CACHE」を参照してください。

パフォーマンスを向上させるには、並列度の変更およびデータ・キャッシュの使用に加えて、次のことを考慮してください。