従来型パス・ロード中に、データ・ファイルのデータ・フィールドが、データベースの列に変換されます(概念的にはダイレクト・パス・ロードと同様ですが、実装は異なります)。変換には、次の2つの手順があります。
SQL*Loaderで、制御ファイルにあるフィールド指定を使用してデータ・ファイルの形式を解釈し、次に、入力データを解析します。そのデータを使用してSQL INSERT
文に対応するバインド配列を移入します。バインド配列は、SQL*Loaderがロード対象のデータを格納するメモリー内の領域です。バインド配列が一杯の場合、データはデータベースに転送されます。バインド配列のサイズは、SQL*LoaderのBINDSIZE
およびREADSIZE
パラメータによって制御されます。
データベースがデータを受け取り、INSERT
文を実行してデータベースにデータを格納します。
Oracle Databaseでは、列のデータ型を使用して最終的な格納形式にデータを変換します。データ・ファイル内のフィールドとデータベース内の列の違いに注意する必要があります。また、SQL*Loaderの制御ファイルで定義されているフィールドのデータ型は、列のデータ型と同じではないことにも注意してください。
関連項目: