LOBデータは、非常に長いデータであるため、LOBFILEからロードすると有効です。LOBFILEでは、LOBデータのインスタンスは、フィールド(事前に決められたサイズ、デリミタ付き、Length-Value)内にあるとみなされますが、これらのフィールドは、レコードに編成されていません(LOBFILEにはレコードの概念がありません)。そのため、レコードを扱うことによって発生する処理のオーバーヘッドを回避できます。このようなデータの編成方法は、LOBのロードにとって理想的です。
たとえば、従業員の名前、IDおよび履歴を格納する表があるとします。この表をロードする場合、従業員名および従業員IDをメイン・データ・ファイルから読み込み、非常に長い従業員の履歴をLOBFILEから読み込むことができます。
また、簡単にXMLデータをロードする場合にLOBFILEを使用するとします。XML
列を使用して、構造化データおよび半構造化データのモデルを保持できます。そのようなデータは、非常に長いデータです。
セカンダリ・データ・ファイル(SDF)とプライマリ・データ・ファイルの概念は類似しています。プライマリ・データ・ファイルと同様に、SDFは、レコードおよびフィールドで構成されたレコードの集まりです。SDFは、制御ファイルのフィールドごとに指定されます。SDFをデータ・ソースとして命名できるのは、collection_fld_spec
のみです。
SDFを指定するには、SDF
パラメータを使用します。SDF
パラメータの後に、ファイル指定文字列、または1つ以上のファイル指定文字列を含むデータ・フィールドにマップされたFILLER
フィールドを指定します。