セカンダリ・データ・ファイル(SDF)とプライマリ・データ・ファイルの概念は類似しています。プライマリ・データ・ファイルと同様に、SDFはレコードの集まりで、各レコードはフィールドで構成されています。SDFは、制御ファイルのフィールドごとに指定されます。これは、大きいネストした表およびVARRAYをロードする場合に有効です。
注意:
SDFをデータ・ソースとして命名できるのは、collection_fld_specのみです。
SDFを指定するには、SDFパラメータを使用します。SDFパラメータの後に、ファイル指定文字列、または1つ以上のファイル指定文字列を含むデータ・フィールドにマップされたFILLERフィールドを指定します。
プライマリ・データ・ファイルの場合、各SDFについて次を指定できます。
レコード形式(固定、ストリームまたは可変)の指定。また、ストリーム・レコード形式が使用される場合、レコード・セパレータを指定できます。
レコード・サイズの指定。
CHARACTERSET句を使用した、SDFのキャラクタ・セットの指定(「異なる文字コード体系の処理」を参照)。
特にSDF指定(SDF指定を含むコレクションのすべてのメンバー・フィールドまたは属性で、LOBFILEフィールドを含むフィールドを除く)のあるフィールドに対するデフォルトのデリミタの指定(デリミタ指定を使用)
SDFについては、次のことにも注意してください。
存在しないSDFをフィールドのデータ・ソースに指定すると、そのフィールドは初期化されて空になります。そのフィールドを空にできない場合は、NULLに初期化されます。
表レベル・デリミタは、SDFから読み込まれるフィールドには指定できません。
64KBを超えるSDFをロードするには、READSIZEパラメータを使用してより大きな物理レコード・サイズを指定できます。コマンドラインからでも、OPTIONS句の一部としてでもREADSIZEパラメータを指定できます。
関連項目: