データ・ポンプ・エクスポートを使用してSecureFiles LOBをエクスポートした場合の結果の動作は、エクスポートのVERSION
パラメータの値、ContentTypeが存在するかどうか、LOBがアーカイブされてデータがキャッシュされるかどうかなどの条件によって異なります。次の例に、これらの変数の様々な組合せを示します。
表に、ContentTypeが存在するSecureFiles LOBが含まれていて、エクスポート・ユーティリティのVERSION
パラメータが11.2.0.0.0
未満の値に設定されていると、ContentTypeはエクスポートされません。
表に、ContentTypeが存在するSecureFiles LOBが含まれていて、エクスポート・ユーティリティのVERSION
パラメータが11.2.0.0.0
以上の値に設定されていると、ContentTypeがエクスポートされて、その後のインポートでリストアされます。
表に、現在アーカイブされているSecureFiles LOBが含まれていて、データがキャッシュされ、エクスポート・ユーティリティのVERSION
パラメータが11.2.0.0.0
未満の値に設定されていると、SecureFiles LOBデータがエクスポートされて、アーカイブ・メタデータが削除されます。この例では、VERSION
が11.1
以上に設定されていると、SecureFiles LOBは、標準のSecureFiles LOBになります。ただし、VERSION
が11.1
未満の値に設定されていると、SecureFiles LOBはBasicFiles LOBになります。
表に、現在アーカイブされているSecureFiles LOBが含まれていて、データがキャッシュされず、エクスポート・ユーティリティのVERSION
パラメータが11.2.0.0.0
未満の値に設定されていると、ORA-45001エラーが返されます。
表に、現在アーカイブされているSecureFiles LOBが含まれていて、データがキャッシュされ、エクスポート・ユーティリティのVERSION
パラメータが11.2.0.0.0
以上の値に設定されていると、キャッシュされたデータとアーカイブ・メタデータの両方がエクスポートされます。
関連項目:
SecureFilesの詳細は、『Oracle Database SecureFilesおよびラージ・オブジェクト開発者ガイド』を参照してください。