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Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
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データ・ポンプの終了コード

Oracle Data Pumpでは、完了してすぐにエクスポートおよびインポート操作の結果が提供されます。データ・ポンプでは、結果をログ・ファイルに記録するだけでなく、プロセス終了コードで結果をレポートすることもできます。これによって、コマンドラインやスクリプトからのデータ・ポンプ・ジョブの結果を確認できます。

表1-1に、Linux、UNIXおよびWindowsオペレーティング・システムに対応するデータ・ポンプの終了コードを示します。

表 1-1 データ・ポンプの終了コード

終了コード 意味

EX_SUCC 0

エクスポートおよびインポート・ジョブが、正常に完了しました。エラーは出力デバイスに表示されず、ログ・ファイル(ある場合)にも記録されません。

EX_SUCC_ERR 5

エクスポートまたはインポート・ジョブは正常に完了しましたが、ジョブ実行中にエラーが検出されました。エラーは出力デバイスに表示され、ログ・ファイル(ある場合)に記録されます。

EX_FAIL 1

エクスポートまたはインポート・ジョブで、次を含む1つ以上の致命的エラーが検出されました。

  • コマンドラインまたはコマンド構文のエラー

  • エクスポートまたはインポートがリカバリできないOracle Databaseのエラー

  • オペレーティング・システムのエラー(mallocなど)

  • ジョブの開始を妨げる無効なパラメータ値(たとえばDIRECTORYパラメータで指定された無効なディレクトリ・オブジェクト)

致命的エラーは出力デバイスに表示されますが、ログ・ファイルには記録されない場合があります。これがログ・ファイルに記録されるかどうかは、次のようないくつかの要因によります。

  • ログ・ファイルをジョブの開始時に指定したか。

  • ログ・ファイルを開くのに十分なほどジョブの処理が進行していたか。