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Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
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FLASHBACK_TIME

デフォルト: デフォルト値は設定されていません。

用途

インポートで使用されるシステム変更番号(SCN)を指定して、フラッシュバック・ユーティリティを使用可能にします。

構文および説明

FLASHBACK_TIME="TO_TIMESTAMP()"

指定された時刻に最も近いSCNを検出し、このSCNを使用してフラッシュバック・ユーティリティを使用可能にします。インポート操作は、このSCNまでの一貫性のあるデータを使用して実行されます。TO_TIMESTAMPの値は引用符で囲まれるため、パラメータ・ファイルに記述することをお薦めします。詳細は、「データ・ポンプ・コマンドラインでの引用符の使用」を参照してください。

注意:

ロジカル・スタンバイ・システムでは、ロジカル・スタンバイによってSCNが選択されるため、FLASHBACK_TIMEパラメータは無視されます。ロジカル・スタンバイ・データベースの詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。

制限事項

  • このパラメータは、NETWORK_LINKパラメータも指定されている場合にのみ有効です。

  • FLASHBACK_TIMEパラメータは、Oracle Databaseのフラッシュバック問合せ機能にのみ関係します。フラッシュバック・データベース、フラッシュバック削除およびフラッシュバック・データ・アーカイブには適用できません。

  • FLASHBACK_TIMEおよびFLASHBACK_SCNは、相互に排他的なパラメータです。

DBMS_FLASHBACK.ENABLE_AT_TIMEプロシージャで使用可能な形式で時刻を指定できます。たとえば、次の内容のパラメータ・ファイルflashback_imp.parを作成したとします。

FLASHBACK_TIME="TO_TIMESTAMP('27-10-2012 13:40:00', 'DD-MM-YYYY HH24:MI:SS')"

次のコマンドを発行します。

> impdp hr DIRECTORY=dpump_dir1 PARFILE=flashback_imp.par NETWORK_LINK=source_database_link

インポート操作は、指定した時間に最も近いSCNと整合性のあるデータで実行されます。

関連項目:

フラッシュバックの使用方法の詳細は、『Oracle Database開発ガイド』を参照してください。