デフォルト: METADATA_ONLY
用途
ダンプ・ファイル・セットに書き込む前に圧縮するデータを指定します。
構文および説明
COMPRESSION=[ALL | DATA_ONLY | METADATA_ONLY | NONE]
ALL
を指定すると、エクスポート操作全体について圧縮が有効になります。ALL
オプションでは、Oracle Advanced Compressionオプションを有効にする必要があります。
DATA_ONLY
を指定すると、すべてのデータが圧縮形式でダンプ・ファイルに書き込まれます。DATA_ONLY
オプションでは、Oracle Advanced Compressionオプションを有効にする必要があります。
METADATA_ONLY
を指定すると、すべてのメタデータが圧縮形式でダンプ・ファイルに書き込まれます。これはデフォルトです。
NONE
を指定すると、エクスポート操作全体について圧縮が無効になります。
制限事項
これらすべての圧縮オプションを使用するには、COMPATIBLE
初期化パラメータを11.0.0以上に設定する必要があります。
METADATA_ONLY
オプションは、たとえCOMPATIBLE
初期化パラメータが10.2に設定されていても使用できます。
ALL
またはDATA_ONLY
を使用したデータ圧縮は、Oracle Database 11g以上のEnterprise Editionでのみ有効で、Oracle Advanced Compressionオプションを有効にする必要があります。
例
次に、COMPRESSION
パラメータの使用例を示します。
> expdp hr DIRECTORY=dpump_dir1 DUMPFILE=hr_comp.dmp COMPRESSION=METADATA_ONLY
このコマンドは、スキーマ・モードのエクスポートを実行し、すべてのメタデータを圧縮してからダンプ・ファイルhr_comp.dmp
に書き出します。エクスポート・モードが指定されていないため、デフォルトでスキーマ・モードのエクスポートになります。
関連項目:
Oracle Advanced Compressionオプションのライセンス要件の詳細は、『Oracle Databaseライセンス情報』を参照してください。