デフォルト: デフォルト値は設定されていません。
用途
構文および説明
FLASHBACK_TIME="TO_TIMESTAMP(time-value)"
TO_TIMESTAMP
の値は引用符で囲まれるため、パラメータ・ファイルに記述することをお薦めします。詳細は、「データ・ポンプ・コマンドラインでの引用符の使用」を参照してください。
制限事項
FLASHBACK_TIME
およびFLASHBACK_SCN
は、相互に排他的なパラメータです。
FLASHBACK_TIME
パラメータは、Oracle Databaseのフラッシュバック問合せ機能にのみ関係します。フラッシュバック・データベース、フラッシュバック削除およびフラッシュバック・データ・アーカイブには適用できません。
例
DBMS_FLASHBACK.ENABLE_AT_TIME
プロシージャで使用可能な形式で時刻を指定できます。たとえば、次の内容のパラメータ・ファイルflashback.par
を作成したとします。
DIRECTORY=dpump_dir1 DUMPFILE=hr_time.dmp FLASHBACK_TIME="TO_TIMESTAMP('27-10-2012 13:16:00', 'DD-MM-YYYY HH24:MI:SS')"
次のコマンドを発行します。
> expdp hr PARFILE=flashback.par
エクスポート操作は、指定した時間に最も近いSCNと整合性のあるデータで実行されます。
注意:
ロジカル・スタンバイ・システムにおいてロジカル・スタンバイのプライマリへのアクセスにネットワーク・リンクを使用する場合は、ロジカル・スタンバイによってSCNが選択されるため、FLASHBACK_SCN
パラメータは無視されます。ロジカル・スタンバイ・データベースの詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。
関連項目:
フラッシュバック問合せの使用方法の詳細は、『Oracle Database開発ガイド』を参照してください。