トランスポータブル表領域インポートは、TRANSPORT_TABLESPACES
パラメータを使用して指定します。トランスポータブル表領域モードでは、(NETWORK_LINK
パラメータで指定された)データベース・リンクを使用するか、メタデータを含むダンプ・ファイルを指定することで、別のデータベースからメタデータがロードされます。TRANSPORT_DATAFILES
パラメータで指定した実際のデータ・ファイルは、ターゲット・データベースで使用するために、通常は、データ・ファイルをターゲット・システムにコピーすることによって、ソース・システムで使用可能にする必要があります。
トランスポータブル・ジョブを実行する場合、ベスト・プラクティスは、インポート・ジョブがターゲット・システムで正常に完了するまで、ソース・システムにデータ・ファイルのコピーを保持することです。インポート・ジョブがなんらかの理由で失敗しても、破損していないデータ・ファイルのコピーが残ります。詳細は、「データ・ファイル・コピーを使用したデータ移動」を参照してください。
トランスポータブル表領域モードでは、暗号化された列も暗号化された表領域もサポートされません。
このモードには、DATAPUMP_IMP_FULL_DATABASE
ロールが必要です。
注意:
トランスポータブル表領域をエクスポートした後、それよりも古いリリース・レベルのデータベースにインポートすることはできません。ターゲット・データベースのリリース・レベルは、ソース・データベース以上である必要があります。
関連項目:
トランスポータブル表領域モードを使用する場合のタイムスタンプ・データに関する特別な考慮事項の詳細は、「データ・ポンプによるタイムスタンプ・データの処理方法」を参照してください