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Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
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ATTACH

デフォルト: ユーザーのスキーマで現在実行されているジョブ(存在する場合)

用途

クライアント・セッションを既存のエクスポート・ジョブに接続し、自動的に対話方式コマンド・インタフェースを有効にします。接続先のジョブの説明およびエクスポート・プロンプトが表示されます。

構文および説明

ATTACH [=[schema_name.]job_name]

schema_nameは、オプションです。自分のスキーマ以外のスキーマを指定するには、DATAPUMP_EXP_FULL_DATABASEロールが必要です。

job_nameは、スキーマに対応するエクスポート・ジョブが1つのみで、そのジョブがアクティブの場合はオプションです。停止しているジョブに接続する場合は、このジョブ名を指定する必要があります。DBA_DATAPUMP_JOBSビューまたはUSER_DATAPUMP_JOBSビューを問い合せて、データ・ポンプ・ジョブ名の一覧を表示できます。

ジョブに接続している場合、エクスポート・ユーティリティでは、ジョブの説明が表示され、次にエクスポート・プロンプトが表示されます。

制限事項

  • ATTACHパラメータを指定する場合、コマンドラインで他に指定できるデータ・ポンプ・パラメータは、ENCRYPTION_PASSWORDのみです。

  • 接続するジョブが最初に暗号化パスワードを使用して起動している場合、そのジョブへの接続時に、コマンドライン上のENCRYPTION_PASSWORDパラメータを再入力してそのパスワードを再指定する必要があります。唯一の例外は、ジョブが最初にENCRYPTION=ENCRYPTED_COLUMNS_ONLYパラメータを使用して開始されている場合です。この場合、ジョブへの接続時に暗号化パスワードは必要ありません。

  • そのジョブが実行中でなければ、別のスキーマのジョブに接続することはできません。

  • ジョブのダンプ・ファイル・セットまたはマスター表が削除されている場合、接続操作は失敗します。

  • マスター表を変更すると、それがどのような変更であっても、予期しない結果になります。

次に、ATTACHパラメータの使用例を示します。ジョブhr.export_jobがすでに存在するものとします。

> expdp hr ATTACH=hr.export_job