対話方式コマンド・モードでは、現行のジョブは継続して続行されますが、端末へのロギングは一時停止され、エクスポート・プロンプト(Export>
)が表示されます。
対話方式コマンド・モードを開始するには、次のいずれかの方法を使用します。
接続されたクライアントから、[Ctrl]を押しながら[C]を押します。
ジョブを実行している端末以外の端末から、expdp
コマンドでATTACH
パラメータを指定してジョブに接続します。この機能は、ある場所で開始したジョブを、後で別の場所から確認する場合に有効です。
表2-1に、現行のジョブに対して対話方式コマンド・モードでデータ・ポンプ・エクスポート・プロンプトから実行できる操作を示します。
表2-1 データ・ポンプ・エクスポートの対話方式コマンド・モードでサポートされているコマンド
アクティビティ | 使用するコマンド |
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追加ダンプ・ファイルを追加する。 |
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対話方式モードを終了し、ロギング・モードに切り替える。 |
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ジョブは続行したままエクスポート・クライアント・セッションを停止する。 |
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ダンプ・ファイルのデフォルト・サイズを再定義して、その後のすべてのダンプ・ファイルに適用する。 |
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使用可能なコマンドの概要を表示する。 |
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現在接続中のすべてのクライアント・セッションを切断し、現行のジョブを停止する。 |
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現行のジョブに対するアクティブなワーカー・プロセスの数を増減する。このコマンドは、Oracle Database 11g以上のEnterprise Editionでのみ有効。 |
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接続している停止ジョブを再開する。 |
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現行のジョブの詳細な状態を表示したり、状態の表示周期を設定する。 |
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後で再開するために、現行のジョブを停止する。 |