プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Database 2日でReal Application Clustersガイド
12c リリース1 (12.1)
B71293-05
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

『Oracle Database 2日でReal Application Clustersガイド』のこのリリースでの変更点

ここでは、『Oracle Database 2日でReal Application Clustersガイド』での変更点を示します。

Oracle Database 12c リリース1 (12.1)の変更点

Oracle Database 12c リリース1 (12.1)の『Oracle Database 2日でReal Application Clustersガイド』の変更点は次のとおりです。

新機能

このリリースの新機能は次のとおりです。

  • Oracle Enterprise Manager Database Control (DB Control)がOracle Enterprise Manager Database Expressに置き換えられました。

    Oracle Databaseの以前のリリースでは、DB Controlが主要なデータベース管理ツールとしてこのマニュアルで取り上げられていました。DB Controlはこのリリースには含まれていません。

    『Oracle Database 2日でデータベース管理者』を参照してください。

  • Oracle DatabaseでOracleホーム・ユーザーがサポートされます。

    Oracle Database 12c リリース1 (12.1)以降、Oracle DatabaseではOracleホーム・ユーザーを使用でき、インストール時に指定できます。Oracleホーム・ユーザーには、組込みアカウントまたはWindowsユーザー・アカウントを指定できます。Windowsユーザー・アカウントを指定すると、Oracleホーム・ユーザーが持つ権限を限定されたものにするため、ユーザーは権限の弱い(非管理者)アカウントになります。Oracleホーム・ユーザーを使用すると、Oracle Databaseサービスが持つ権限はOracle製品を実行するときに必要な権限のみになります。

    『Oracle Databaseプラットフォーム・ガイド for Microsoft Windows』を参照してください。

  • アプリケーション・コンティニュイティ

    アプリケーション・コンティニュイティは、リカバリ可能な停止(計画外および計画)に続いてリクエストをリカバリすることで、エンド・ユーザーおよびアプリケーションから停止をマスキングしようとします。アプリケーション・コンティニュイティはこのリカバリをアプリケーション直下で実行するため、アプリケーションにとっては、その停止が遅延された実行のように見えます。アプリケーション・コンティニュイティはリカバリ可能な停止をマスキングします(その中でリクエストが再発行されるとそれらのリクエストは成功します)。例として、システム障害、ネットワークの切断、フォアグラウンド障害、記憶領域障害があります。

    『Oracle Database開発ガイド』を参照してください。

  • トランザクション・ガード

    Oracle Database 12c リリース1 (12.1)より前は、Oracle Database (サーバー)がアプリケーション(クライアント)に戻したコミット・メッセージが永続的でなかったため、停止後にデータベース・アプリケーションをリカバリすることは困難でした。Oracle Databaseとアプリケーション間の接続が無効になったり、データベース・セッションが使用不可になると、アプリケーションは切断エラー・メッセージを受け取りました。停止後、アプリケーション・ユーザーが、すでにコミットした移行中のトランザクションを再送信すると、トランザクションは重複する結果になりました。

    Oracle Databaseの機能であるトランザクション・ガードによって、各トランザクションが実行されるのは1回のみであることが保証されます。そのPL/SQLインタフェースであるDBMS_APP_CONT.GET_LTXID_OUTCOMEプロシージャによって、停止後に移行中のトランザクションの結果を判断できるため、停止によって失われた処理をリカバリできます。

    『Oracle Database開発ガイド』を参照してください。

  • アプリケーション・コンティニュイティでJavaおよびJDBCがサポートされます。

    Javaのアプリケーション・コンティニュイティは、Oracle Database、JDBC Thinドライバ、およびOracle接続プール(UCP (Universal Connection Pool)およびWebLogic Server Active GridLink)で使用可能です。

    アプリケーション・コンティニュイティは、Oracle JDBCを使用し、Oracle接続プール(UCPまたはWLS Active GridLink)を使用するが、外部アクションを持たないJava EEおよびJava SEアプリケーションにとって透過的です。外部アクション(自立型トランザクションの使用やUTL_HTTPを使用したSOAコールの発行など)のあるアプリケーションの場合、障害後にこれらの外部アクションがリプレイされたときにアプリケーションの正確さが保持される場合のみ、アプリケーション・コンティニュイティが透過的になります。

    『Oracle Database JDBC開発者ガイドおよびリファレンス』を参照してください。

  • トランザクション・ガードでOracle JDBCがサポートされます。

    『Oracle Database JDBC開発者ガイドおよびリファレンス』を参照してください。

サポート対象外機能

このドキュメントに以前は記述された一部の機能は、Oracle Database 12c リリース1 (12.1)ではサポートされなくなっています。サポート対象外の機能については、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。