参照パーティション表を作成するには、CREATE TABLE
文にPARTITION BY REFERENCE
句を指定します。この句では参照制約の名前を指定します。この制約がパーティション化参照制約になり、これに基づいて表の参照パーティション化が行われます。参照制約を有効にして強制する必要があります。
その他のパーティション表と同じように、オブジェクト・レベルのデフォルト属性を指定できます。また、オプションで、パーティションごとにオブジェクト・レベルのデフォルトを上書きするパーティション記述子も指定できます。
例4-8は、order_date
でレンジ・パーティション化された親表orders
を作成します。参照パーティションの子表order_items
は、Q1_2005
、Q2_2005
、Q3_2005
およびQ4_2005
の4つのパーティションとともに作成されています。各パーティションには、それぞれの親パーティションの注文に対応するorder_items
行が含まれています。
パーティション記述子を指定する場合、指定するパーティション数は、参照表のパーティションまたはサブパーティションの数と正確に一致する必要があります。親表がコンポジット・パーティション表の場合、表は、親の各サブパーティションに対して1つのパーティションを含みます。それ以外の場合、親の各パーティションに対して1つのパーティションを含みます。
参照パーティション表のパーティションには、パーティション・バウンドを指定できません。
参照パーティション表のパーティションには名前を付けることができます。パーティションに明示的に名前が付けられていない場合は、親表の対応するパーティションの名前が既存の明示的に付けられた名前と競合しないかぎり、その名前が継承されます。この場合、パーティションにはシステム生成の名前が使用されます。
参照パーティション表のパーティションに明示的に表領域が指定されていない場合、参照パーティション表のパーティションは、親表の対応するパーティションと連結されます。
例4-8 参照パーティション表の作成
CREATE TABLE orders ( order_id NUMBER(12), order_date DATE, order_mode VARCHAR2(8), customer_id NUMBER(6), order_status NUMBER(2), order_total NUMBER(8,2), sales_rep_id NUMBER(6), promotion_id NUMBER(6), CONSTRAINT orders_pk PRIMARY KEY(order_id) ) PARTITION BY RANGE(order_date) ( PARTITION Q1_2005 VALUES LESS THAN (TO_DATE('01-APR-2005','DD-MON-YYYY')), PARTITION Q2_2005 VALUES LESS THAN (TO_DATE('01-JUL-2005','DD-MON-YYYY')), PARTITION Q3_2005 VALUES LESS THAN (TO_DATE('01-OCT-2005','DD-MON-YYYY')), PARTITION Q4_2005 VALUES LESS THAN (TO_DATE('01-JAN-2006','DD-MON-YYYY')) ); CREATE TABLE order_items ( order_id NUMBER(12) NOT NULL, line_item_id NUMBER(3) NOT NULL, product_id NUMBER(6) NOT NULL, unit_price NUMBER(8,2), quantity NUMBER(8), CONSTRAINT order_items_fk FOREIGN KEY(order_id) REFERENCES orders(order_id) ) PARTITION BY REFERENCE(order_items_fk);