パラレルSQL実行の他に、Oracle Databaseは次の操作について並列処理を使用できます。
パラレル・リカバリ
パラレル伝播(レプリケーション)
パラレル・ロード(外部表およびSQL*Loaderユーティリティ)
パラレルSQLと同じく、 パラレル・リカバリ、パラレル伝播およびパラレル外部表ロードは、パラレル実行コーディネータと複数のパラレル実行サーバーによって実行されます。ただし、SQL*Loaderを使用したパラレル・ロードでは異なるメカニズムが使用されます。
パラレル実行コーディネータとパラレル実行サーバーの動作は、実行する操作の種類(SQL、リカバリまたは伝播)に応じて変わることがあります。たとえば、プールのすべてのパラレル実行サーバーが占有されており、最大数のパラレル実行サーバーが起動されている場合は、次のようになります。
パラレルSQLおよび外部表ロードでは、パラレル実行コーディネータがシリアル処理に切り替えます。
パラレル伝播では、パラレル実行コーディネータがエラーを返します。
1つのセッションで、パラレル実行コーディネータは1種類の操作のみを調整します。たとえば、パラレル実行コーディネータは、パラレルSQLとパラレル・リカバリまたはパラレル伝播を同時に調整することはできません。
関連項目:
パラレル・ロードおよびSQL*Loaderの詳細は、『Oracle Databaseユーティリティ』を参照してください。
パラレル・メディア・リカバリの詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
パラレル・インスタンス・リカバリの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
パラレル伝播の詳細は、『Oracle Databaseアドバンスト・レプリケーション』を参照してください。