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Oracle® Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71291-10
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規制の要件

現在、多くの組織は、特定のデータを特定の期間にわたって保管する必要があります。このような規制に従わない組織は、非常に重い罰金を支払うことになります。世界中の様々な規制要件(米国のSarbanes-Oxley、HIPAA、DOD5015.2-STD、欧州連合の欧州データ保護指令(European Data Privacy Directive)など)により、組織のデータ管理方法が変化しています。このような規制によって、保管する必要があるデータ、データを変更できるかどうか、保管する必要がある期間(30年以上に及ぶ可能性もある)が定められます。

これらの規制によって頻繁に要求されるのは、未許可のアクセスや変更から電子データを保護することと、データに対する変更や変更者の監査証跡を保持することです。Oracle Databaseでは、アプリケーションのパフォーマンスに影響せずに大容量のデータを保存できます。また、アクセスの制限や未許可のデータ変更の防止に必要な機能も含み、Oracle Audit Vault and Database Firewallを使用して拡張することができます。Oracle Databaseでは暗号化機能も提供され、これにより、高度な権限を持つユーザーが意図的にデータを変更したのではないことを示すことができます。フラッシュバック・データ・テクノロジを使用すると、改ざん防止履歴アーカイブの存続期間における行のすべてのバージョンを格納できます。