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Oracle® Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71291-10
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コンポジット・レンジ・レンジ・パーティション化を使用する場合

コンポジット・レンジ - レンジ・パーティション化は、時間関連のデータを複数の時間ディメンションで格納するアプリケーションに役立ちます。多くの場合、このようなアプリケーションは、データにアクセスするために特定の1つの時間ディメンションを使用するのではなく、別の時間ディメンションを使用することもあれば、同時に両方の時間ディメンションを使用することもあります。たとえば、Webショップが、発注時間と出荷時間(運送会社に渡した時間)に基づいて売上データを分析する場合があります。

コンポジット・レンジ・レンジ・パーティション化の他の業務例としては、ILMシナリオや、履歴データを格納して、データを別のディメンションの範囲で分類するアプリケーションがあります。

例3-10では、レンジ・レンジ・パーティション化された表account_balance_historyを示します。銀行は、低残高通知や特定の顧客カテゴリ向けキャンペーンについて顧客に連絡するために、個々のサブパーティションへのアクセスを利用できます。

この例では、時間隔パーティション化が使用されています。データが表に挿入されたときに時間隔パーティションを自動的に作成するために、レンジ・パーティション化に加えて時間隔パーティション化を使用できます。ここでは、2007年1月1日(月曜日)から開始する7日間(1週間)の間隔が作成されています。

例3-10 コンポジット・レンジ - レンジ・パーティション化による表の作成

CREATE TABLE account_balance_history
( id                 NUMBER NOT NULL
, account_number     NUMBER NOT NULL
, customer_id        NUMBER NOT NULL
, transaction_date   DATE NOT NULL
, amount_credited    NUMBER
, amount_debited     NUMBER
, end_of_day_balance NUMBER NOT NULL
) PARTITION BY RANGE(transaction_date)
INTERVAL (NUMTODSINTERVAL(7,'DAY'))
SUBPARTITION BY RANGE(end_of_day_balance)
SUBPARTITION TEMPLATE
( SUBPARTITION unacceptable VALUES LESS THAN (-1000)
, SUBPARTITION credit VALUES LESS THAN (0)
, SUBPARTITION low VALUES LESS THAN (500)
, SUBPARTITION normal VALUES LESS THAN (5000)
, SUBPARTITION high VALUES LESS THAN (20000)
, SUBPARTITION extraordinary VALUES LESS THAN (MAXVALUE)
)
(PARTITION p0 VALUES LESS THAN (TO_DATE('01-JAN-2007','dd-MON-yyyy')));