パーティション化では、仮想列を任意の正規列として使用できます。仮想列を使用する場合、時間隔パーティション化およびコンポジット・パーティション化のすべての組合せを含み、パーティション・メソッドがすべてサポートされます。パーティション化列として使用する仮想列では、PL/SQLファンクションへのコールは使用できません。
関連項目:
仮想列を作成する構文の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
例4-20では、サブパーティション化キーに仮想列を使用して、レンジ - レンジでパーティション化されたsales
表を示します。仮想列では、amount_sold
とquantity_sold
を掛けて販売の合計値が計算されます。
この例で示されているように、仮想列では行移動もサポートされています。行移動が有効化されている場合、仮想列が別のパーティションに属する値に評価されると、行はあるパーティションから別のパーティションに移行されます。
例4-20 サブパーティション化キーに仮想列を使用した表の作成
CREATE TABLE sales ( prod_id NUMBER(6) NOT NULL , cust_id NUMBER NOT NULL , time_id DATE NOT NULL , channel_id CHAR(1) NOT NULL , promo_id NUMBER(6) NOT NULL , quantity_sold NUMBER(3) NOT NULL , amount_sold NUMBER(10,2) NOT NULL , total_amount AS (quantity_sold * amount_sold) ) PARTITION BY RANGE (time_id) INTERVAL (NUMTOYMINTERVAL(1,'MONTH')) SUBPARTITION BY RANGE(total_amount) SUBPARTITION TEMPLATE ( SUBPARTITION p_small VALUES LESS THAN (1000) , SUBPARTITION p_medium VALUES LESS THAN (5000) , SUBPARTITION p_large VALUES LESS THAN (10000) , SUBPARTITION p_extreme VALUES LESS THAN (MAXVALUE) ) (PARTITION sales_before_2007 VALUES LESS THAN (TO_DATE('01-JAN-2007','dd-MON-yyyy')) ) ENABLE ROW MOVEMENT PARALLEL NOLOGGING;