プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71291-10
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

インメモリー・パラレル実行

パラメータPARALLEL_DEGREE_POLICYAUTOに設定されている場合、パラレル実行を使用してアクセスされるオブジェクトがSGA(バッファ・キャッシュとも呼ばれる)にキャッシュされることにメリットがあるかどうかが判別されます。オブジェクトをキャッシュするかどうかの決定は、サイズやアクセス頻度などの明確な経験則に基づいて行われます。Oracle RAC環境では、オブジェクトのピースがアクティブ・インスタンスの各バッファ・キャッシュにマップされます。このマッピングを作成することで、オブジェクトの様々な部分もしくはピースを見つけるためにアクセスするバッファ・キャッシュが自動的にわかります。この情報を使用すると、複数のインスタンスが、ディスクから同じ情報を何度も繰り返して読み取ることがなくなり、オブジェクトをキャッシュできるメモリー容量を最大化することができます。オブジェクトのサイズが、バッファ・キャッシュ(シングル・インスタンス)のサイズよりも大きい場合、またはOracle RACクラスタでアクティブ・インスタンス数とバッファ・キャッシュ・サイズを掛けたものよりも大きい場合、オブジェクトはダイレクト・パス読取りを使用して読み取られます。