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Oracle® Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71291-10
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自動データ最適化のポリシーの管理

SQL文を使用して表を作成および変更する場合、行、セグメントおよび表領域レベルでADOのポリシーを指定できます。ADOのポリシーを指定すると、データベース内の異なる層のストレージ間のデータの移動を自動化できます。これらのポリシーにより、各層に異なる圧縮レベルを指定し、データの移動が発生する時間を制御することもできます。ADOのポリシーの範囲は、SEGMENTROWまたはGROUPとして指定できます。

SQL CREATEおよびALTER TABLE文のILM句により、ADOのポリシーを作成、削除、有効化または無効化できます。ILMポリシー句は、圧縮またはストレージ層ポリシーを決定し、追加の句を含みます。表を作成する場合、ADOの新しいポリシーを追加できます。表を変更してポリシーを追加したり、既存のポリシーを有効化、無効化または削除できます。ポリシーは、表全体または表のパーティションに追加できます。ILM ADOポリシーには、P1P2、...Pnなどのシステム生成名が付けられます。

セグメント・レベルのポリシーは1回のみ実行されます。ポリシーが正常に実行されると、そのポリシーは無効になり、再度評価されることはありません。ただし、ポリシーを明示的に再び有効化することはできます。行レベルのポリシーは継続的に実行され、正常な実行後も無効になることはありません。

ポリシーのグループ化に適用できる圧縮のデフォルト・マッピングは次のとおりです。

  • ヒープ表のCOMPRESS ADVANCEDは、索引に対して標準の圧縮およびLOBセグメントに対してLOWにマップされます。

  • ヒープ表のCOMPRESS FOR QUERY LOW/QUERY HIGHは、索引に対して標準の圧縮およびLOBセグメントに対してMEDIUMにマップされます。

  • ヒープ表のCOMPRESS FOR ARCHIVE LOW/ARCHIVE HIGHは、索引に対して標準の圧縮およびLOBセグメントに対してHIGHにマップされます。

圧縮マッピングは変更できません。GROUPは、セグメント・レベルのポリシーにのみ適用できます。ストレージ層ポリシーはセグメント・レベルでのみ適用可能で、行レベルで指定できません。

ポリシーを実行する時間を決定する機能を提供するON PL/SQL_functionオプションを使用して、ポリシーをカスタマイズできます。ON PL/SQL_functionオプションは、セグメント・レベルのポリシーでのみ使用できます。次に例を示します。

CREATE OR REPLACE FUNCTION my_custom_ado_rules (objn IN NUMBER) RETURN BOOLEAN;

ALTER TABLE sales_custom ILM ADD POLICY COMPRESS ADVANCED SEGMENT 
     ON my_custom_ado_rules;

関連項目:

SQL文のILM句の構文の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください