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Oracle® Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71291-10
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I/Oに関連するパラメータ

I/Oに影響するパラメータを次に示します。

これらのパラメータは、パラレル実行I/O操作の最適なパフォーマンスを確保するオプティマイザにも影響します。

関連項目:

初期化パラメータについては、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。

DB_CACHE_SIZE

パラレルの更新、マージおよび削除操作を実行するとき、バッファ・キャッシュの動作は、大容量の更新を実行するOLTPシステムと非常によく似ています。

DB_BLOCK_SIZE

このパラメータの推奨値は8KBまたは16KBです。

データベース・ブロック・サイズはデータベースを作成するときに設定します。新しいデータベースを作成する場合は、8KBまたは16KBの大きなブロック・サイズを使用します。

DB_FILE_MULTIBLOCK_READ_COUNT

このパラメータでは、オペレーティング・システムのREADコール1回で読み取られるデータベース・ブロック数を決定します。このリリースでは、このパラメータのデフォルト値は効率よく実行できる最大I/Oサイズに対応する値です。最大I/Oサイズの値はプラットフォームによって異なり、ほとんどのプラットフォームで1MBです。DB_FILE_MULTIBLOCK_READ_COUNTに設定した値が高すぎる場合、データベースの起動時に、オペレーティング・システムによって許容範囲内の最高レベルまで値が下げられます。

DISK_ASYNCH_IOおよびTAPE_ASYNCH_IO

これら2つのパラメータの推奨値はTRUEです。

これらのパラメータを使用して、オペレーティング・システムの非同期I/O機能の有効と無効を切り替えます。これによって、問合せサーバー・プロセスが、表スキャンを実行するときにI/Oリクエストと処理を同時に行うことができます。オペレーティング・システムで非同期I/Oがサポートされる場合は、これらのパラメータをデフォルト値のTRUEにしておきます。図8-6に、非同期読取りの仕組みを示します。

非同期操作が現在サポートされているのは、パラレル表スキャン、ハッシュ結合、ソートおよびシリアル表スキャンです。ただし、この機能にはオペレーティング・システム固有の構成が必要となることがあり、すべてのプラットフォームでサポートされるとはかぎりません。