このパラメータの推奨値は8KBまたは16KBです。
データベース・ブロック・サイズはデータベースを作成するときに設定します。新しいデータベースを作成する場合は、8KBまたは16KBの大きなブロック・サイズを使用します。
このパラメータでは、オペレーティング・システムのREAD
コール1回で読み取られるデータベース・ブロック数を決定します。このリリースでは、このパラメータのデフォルト値は効率よく実行できる最大I/Oサイズに対応する値です。最大I/Oサイズの値はプラットフォームによって異なり、ほとんどのプラットフォームで1MBです。DB_FILE_MULTIBLOCK_READ_COUNT
に設定した値が高すぎる場合、データベースの起動時に、オペレーティング・システムによって許容範囲内の最高レベルまで値が下げられます。
これら2つのパラメータの推奨値はTRUE
です。
これらのパラメータを使用して、オペレーティング・システムの非同期I/O機能の有効と無効を切り替えます。これによって、問合せサーバー・プロセスが、表スキャンを実行するときにI/Oリクエストと処理を同時に行うことができます。オペレーティング・システムで非同期I/Oがサポートされる場合は、これらのパラメータをデフォルト値のTRUE
にしておきます。図8-6に、非同期読取りの仕組みを示します。
非同期操作が現在サポートされているのは、パラレル表スキャン、ハッシュ結合、ソートおよびシリアル表スキャンです。ただし、この機能にはオペレーティング・システム固有の構成が必要となることがあり、すべてのプラットフォームでサポートされるとはかぎりません。