bigfile表領域が出現したため、データ・ウェアハウスでは、大多数のデータファイルを管理しやすい少数のデータファイルにまとめることができます。非常に大きなデータファイルのバックアップでは、RMANにより、ファイル内でのバックアップ操作をパラレル化する方法としてマルチセクション・バックアップが提供されます。この方法では、ファイル単位でバックアップが行われるかわりに、ファイルのセクションがパラレルでバックアップされます。
たとえば、1TBのデータファイルを100GBのバックアップ・ピース10個のセクションに分け、1TBのファイル全体を1つのファイルとしてバックアップするかわりに各セクションをパラレルでバックアップします。大きなデータファイルの全体のバックアップ時間が大幅に短縮できます。
関連項目:
マルチセクション・バックアップの構成の詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。