Oracle® GoldenGate Oracle GoldenGate Monitor Agentのインストール、構成およびアップグレード 12c (12.1.3) E56365-04 |
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この章では、Oracle GoldenGate Monitorエージェントのインストールおよび11gから12cへのアップグレードで実行するタスク、または12cに付属の元のJAgentをアップグレードする場合に実行するタスクについて説明します。
注意: Oracle GoldenGate Monitorエージェント12cを初めてインストールした場合は、この章の指示に従わないでください。アップグレードは自動的に実行されます。 |
既存のOracle GoldenGate Monitorエージェント($OGG_HOME/dirjar
) 11gを12cにアップグレードするには、次のタスクを使用します。
1.4項「Oracle GoldenGate Monitorエージェントのダウンロード」の指示に従い、製品ディストリビューションを入手します。
アップグレードする前に、次のものをバックアップの場所にコピーして、アップグレード前のOracle GoldenGate Monitorエージェント環境全体のバックアップ・コピーを作成します。
OGG_HOME
/cfg
フォルダ
OGG_HOME
/dirjar
フォルダ
OGG_HOME
/pw_agent_util.*
ファイル
OGG_HOME
/jagent.*
ファイル
OGG_HOME/dirwlt
ディレクトリ
次のようにJREを構成します。
JRE 1.7以上を使用するように$JAVA_HOME
環境変数を設定します。
$JAVA_HOME/bin
を最初に$PATH
環境変数に設定します。
次のコマンドを実行して、$JAVA_HOME
および$JAVA_HOME/bin
が正しく設定されていることを確認します。
java -version
Javaバージョンが表示され、次のようになります。
java version "1.7.0_60" Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_60-b19) Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 24.60-b09, mixed mode)
OUIを実行して、Oracle GoldenGate Monitorエージェントをインストールします。
java -jar -Xmx1024m /path/to/jar/file/fmw_12.1.3.0.0_ogg.jar
データベースに応じて、次のいずれかの指示を使用し、Oracle GoldenGate Monitorエージェントを個別のスタンドアロンの場所にインストールします。
z/OS以外のプラットフォームの場合は、第2項「Oracle GoldenGate Monitorエージェントのインストールおよび構成」を使用します。
z/OSプラットフォームの場合は、第3項「z/OS用Oracle GoldenGate Monitorエージェントのインストールおよび構成」を使用します。
Oracle GoldenGateコアGGSCI端末に移動し、stop
jagent
コマンドを実行してOracle GoldenGate Monitorエージェントを停止します。
GGSCI>stop jagent
次のコマンドを実行して、jagent
プロセスが残っていないことを確認します。
ps -ef |grep jagent
ストレイjagent
プロセスがある場合は、kill -9
コマンドを使用して停止します。
オペレーティング・システムに応じて、次のいずれかの指示を使用して、新しいインスタンスを作成します。
z/OS以外のプラットフォームの場合は、2.2.1項「インスタンスの作成」を使用します。
z/OSプラットフォームの場合は、3.3.1項「インスタンスの作成」を使用します。
これにより、次の例のように$OGG_HOME/dirprm/jagent.prm
ファイルが変更されます。
COMMAND java -Dconfig.dir=/home/oracle/oggmon_agent/oggmon/cfg -Djava.util.logging.config.class=oracle.core.ojdl.logging.LoggingConfiguration -Doracle.core.ojdl.logging.config.file=/home/oracle/oggmon_ agent/oggmon/cfg/logging-config.xml -Doracle.core.ojdl.logging.componentId=JAGENT -jar -Xms512m -Xmx1024m /home/oracle/oggmon_agent/oggmon/ogg_agent/dirjar/jagent.jar
この例では、使用されるjagent
は/home/oracle/oggmon_agent/oggmon/ogg_agent/dirjar/jagent.jar
に、その構成ファイルは/home/oracle/oggmon_agent/oggmon/cfg
ディレクトリにあります。
すべての内容を含む既存の$OGG_HOME/dirwlt
ディレクトリを新しいエージェント・ディレクトリの$AGENT_HOME/oggmon/ogg_agent
にコピーします。
既存の$OGG_HOME/cfg/Config.properties
ファイルを新しいエージェント・ディレクトリの$AGENT_HOME/oggmon/cfg
にコピーします。
Oracle GoldenGateコアGGSCI端末に移動し、次のコマンドを実行してOracle GoldenGate Monitorエージェントを再起動します。
stop manager
start manager
start jagent
新しいエージェント・ログ・ファイルの$AGENT_HOME/logs/ogg_agent.log
を監視し、問題がある場合は解決します。
Oracle GoldenGate EMプラグインを使用している場合は、jagent
が正しく起動した後に、Oracle Enterprise Manager (OEM)エージェントを再起動し、OEM 12cコンソールにログインして、Oracle GoldenGateの登録済ターゲットの非同期ステータスの問題が解決されていることを確認します。
次を削除して、Oracle GoldenGateソフトウェアにバンドルされている以前のOracle GoldenGate Monitorエージェント・ソフトウェアを削除します。
OGG_HOME
/cfg
フォルダ
OGG_HOME
/dirjar
フォルダ
OGG_HOME
/pw_agent_util.*
ファイル
OGG_HOME
/jagent.*
ファイル
(オプション) Oracle GoldenGateインスタンスに関連するものをOracleウォレットに格納しない場合は、OGG_HOME/dirwlt
ディレクトリを削除します。