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Oracle® GoldenGate Oracle GoldenGate Monitorの管理
12c (12.1.3)
E56362-02
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3 Oracle GoldenGate Monitorエージェントの使用

この章では、Oracle GoldenGateエージェントの使用方法について説明します。パスワードの変更方法やメモリー割当て設定の変更方法などについても説明します。

この章の内容は次のとおりです。

3.1 Oracle GoldenGate Monitorエージェントのインストール

Oracle GoldenGateエージェントをインストールおよび構成するには、『Oracle GoldenGate Monitor Agentのインストールおよび構成』の手順に従います。Oracle GoldenGateエージェントは、Oracle GoldenGate Monitorと同じホストにインストールする必要があります

3.2 Oracle GoldenGate Monitorエージェントの開始

Oracle GoldenGate Monitorを開始したら、Oracle GoldenGateエージェントを開始する必要があります。これを行うには、Oracle GoldenGate Core GGSCIに移動し、start jagentコマンドを実行します。

GGSCI>START JAGENT

注意:

プロセスが追加または削除されると、Oracle GoldenGateエージェントは再起動せずにそれらを検出します。


3.3 Oracle GoldenGate Monitorエージェントのパスワードの更新

Oracle GoldenGateエージェントのパスワードは、サポートされているすべてのプラットフォーム(IBM z/OSを除く)のOracle Walletに格納され、installation_location/cfgディレクトリ内のpassword.propertiesファイルに格納されます。

サポートされているすべてのプラットフォームのエージェントのパスワードを変更するには、pw_agent_util.batおよびpw_agent_util.shユーティリティを使用します。

エージェントのパスワードを変更する手順:

  1. インストール・ディレクトリに移動します。

    Shell> cd ./installation_directory/
    
  2. 適切なランタイム引数を使用して、適切なpw_agent_utilファイルを実行します。


    注意:

    パスワード・ユーティリティを実行できるのは、Oracle GoldenGateインスタンスをインストールしたユーザーのみです。


    Windowsの場合は、コマンドラインに次のように入力します。

    Shell> pw_agent_util.bat -[updateAgentJMX | updateServerJMX | updateKeystore | updateTruststore]
    

    UNIXの場合は、次のコマンドを入力します。

    Shell>./pw_agent_util.sh -[updateAgentJMX | updateServerJMX |  updateKeystore | updateTruststore]
    

    pw_agent_utilオプションは次のとおりです。

    • -updateAgentJMXでは、エージェントのJMXパスワードが変更されます。

    • -updateServerJMXでは、Oracle GoldenGate MonitorサーバーのJMXパスワードが変更されます。

    • -keystoreでは、Javaキーストアのパスワードが追加されます。

    • -truststoreでは、Javaトラストストアのパスワードが追加されます。

    • -updateKeystoreでは、Javaキーストアのパスワードが変更されます。

    • -updateTruststoreでは、Javaトラストストアのパスワードが変更されます。

    ウォレットが必要で、存在する場合は、変更されるパスワードの確認がユーティリティによって求められます。Oracle Walletが必要だが、存在しない場合は、-createオプションを付けて最初に実行する必要がある(これにより、ユーティリティが停止します)旨のメッセージがユーティリティによって返されます。ウォレットを作成するには、次のコマンド(前述と同じオプションを使用)を使用します。

    Windowsの場合:

    Shell> ./pw_agent_util.bat -create | -jagentonly 
    

    Linuxの場合:

    Shell> ./pw_agent_util.sh -create | -jagentonly 
    
  3. 新しいパスワードを入力および確認し、変更を実装します。リクエストを取り消すには、データを入力せずに[Enter]を押します。

  4. 変更をアクティブにするには、Oracle GoldenGateのインストール場所に移動し、GGSCIを起動します。次に、Oracle GoldenGateのリリースに応じて、次のいずれかを実行します。

    • Oracle GoldenGateリリース11.1.1.1の場合は、Oracle GoldenGate Managerを一度停止してから再び開始します。

      GGSCI> STOP MANAGER
      GGSCI> START MANAGER
      
    • Oracle GoldenGateリリース11.2.1の場合は、Oracle GoldenGateエージェントを一度停止してから再び開始します。

      GGSCI> STOP JAGENT
      GGSCI> START JAGENT
      

3.4 Oracle GoldenGate Monitorエージェントのメモリー割当ての変更

Oracle GoldenGateリリース11.2.1以降のスタンドアロン・エージェントのメモリー割当てを変更するには、次の手順に従います。

  1. Oracle GoldenGateのインストール場所に移動します。

  2. GGSCIを起動し、エージェント・パラメータ・ファイルを編集します。

    Shell> GGSCI
    GGSCI> EDIT PARAMS JAGENT
    
  3. デフォルトのメモリー割当てである-Xmsと最大メモリー割当てである-Xmxの設定は、エージェントの起動文字列に含まれます。次の例では、デフォルトを64MBに設定し、最大を512MBに設定します。

    java -jar -Xms64m -Xmx512m dirjar/jagent.jar
    
  4. 必要に応じて割当て数を変更し、パラメータ・ファイルを保存し、エディタを終了します。

  5. エージェントを一度停止してから再び開始して、変更を実装します。

    GGSCI> STOP JAGENT
    GGSCI> START JAGENT