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Oracle® GoldenGate Oracle GoldenGate Monitorの管理
12c (12.1.3)
E56362-02
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8 プロパティ

この章では、Oracle GoldenGate MonitorおよびOracle GoldenGateコアのインストール時にcfgサブディレクトリに格納されるプロパティ・ファイルについて説明します。これらのファイルには、監視プロセスを制御する設定が格納されます。ソフトウェアのリリースに基づいて事前設定されているプロパティ値と、ユーザーの入力内容に基づいてインストーラによって設定されるプロパティ値があります。

この章の内容は次のとおりです。

8.1 Monitorサーバーのプロパティ

monitor.propertiesファイルには、Oracle GoldenGate Monitorの処理に関する特性が記述されます。これには、JMXサーバーとの関係、使用されるアラート通知のタイプ、および接続の試行のタイミングを定義するプロパティが含まれます。これらのプロパティ値の多くは、ユーザーの入力内容に基づいてインストール中に初期設定されます。


注意:

プロパティ値を変更したら、Monitorサーバーを再起動してアクティブ化する必要があります。


8.1.1 制限付きプロパティ

特定のOracle GoldenGate Monitorのプロパティは、変更するとシステム障害が発生する場合があります。これらのプロパティは、制限付きと指定されています。制限付きプロパティに事前設定されている値は変更しないでください

制限付きプロパティには、次のものがあります。

monitor.jmx.internal.mbeans.enabled
monitor.supported.agent.metadata.version
monitor.jpa.connection.driver_class
monitor.jpa.connection.url
eclipselink.target-database
eclipselink.weaving
eclipselink.ddl-generation

8.1.2 JMXサーバーのプロパティ

これらのプロパティは、JMXサーバーを有効にし、ユーザー名を識別して、JMXサーバー・ホストの名前とポートを登録します。

8.1.2.1 monitor.jmx.server.enabled

monitor.jmx.server.enabledでは、JMXサーバーを有効化または無効化します。JagentをOracle GoldenGate Monitorサーバーに登録するには、JMXサーバーが有効化されている必要があります。エージェントが登録されるよう、値はtrueに初期設定されています。

デフォルト

true

構文

monitor.jmx.server.enabled={true | false}

8.1.2.2 monitor.jmx.server.host

monitor.jmx.server.hostでは、Oracle GoldenGate Monitorインストールのコンピュータ名を指定します。これは、Oracle GoldenGate Monitorインストール用のサーバーの完全修飾のホスト名に設定します。エージェントのConfig.propertiesファイル内のmonitor.serverのエントリと一致している必要があります。この値は、ユーザーの入力内容に基づいてインストーラによって初期設定されます。

構文

monitor.jmx.server.host=host_name

8.1.2.3 monitor.jmx.server.port

monitor.jmx.server.portでは、JMXサーバーのポート番号を指定します。この値は、ユーザーの入力内容に基づいてインストーラによって初期設定されます。

構文

monitor.jmx.server.port=port_number

8.1.2.4 monitor.jmx.server.user

monitor.jmx.server.userでは、JMXサーバーと通信するときに使用するユーザー名を指定します。この値は、ユーザーの入力内容に基づいてインストーラによって初期設定されます。

構文

monitor.jmx.server.user=user_name

8.1.3 通信

通信でSecure Sockets Layer (SSL)を使用するかどうかを選択する必要があります。SSLを使用する場合は、鍵および資格証明の記憶域を指定する必要があります。

8.1.3.1 monitor.ssl

monitor.sslでは、Oracle GoldenGate Monitorからの通信でSSLを使用するかどうかを指定します。


注意:

Oracle GoldenGate Monitorサーバーのmonitor.ssl設定は、サーバーと通信するすべてのエージェントでConfiguration.propertiesファイルのagent.sslプロパティ設定に一致する必要があります。


デフォルト

false

構文

monitor.ssl=[true | false]

8.1.3.2 monitor.keystore.file

monitor.keystore.fileでは、SSL認証に使用される鍵のペアと証明書を格納するファイルを指定します。

デフォルト

monitorKeyStore

構文

monitor.keystore.file=keystore_filename

8.1.3.3 monitor. truststore.file

monitor.truststore.fileでは、クライアントまたはサーバーのIDを確認する、信頼できる認証局(CA)の証明書を格納します。

デフォルト

jagentKeyStore

構文

monitor.truststore.file=truststore_filename

8.1.4 アラート通知

これらのプロパティでは、アラートのタイプを有効または無効にし、電子メール・サーバーとの通信に必要な情報を格納します。

8.1.4.1 monitor.smtp.from

monitor.smtp.fromでは、電子メール・サーバーから生成されるOracle GoldenGate Monitorの通信用の送信者名を指定します。この値は、ユーザーの入力内容に基づいてインストーラによって初期設定されます。

構文

monitor.smtp.from=sender_name

8.1.4.2 monitor.smtp.host

monitor.smtp.hostでは、電子メール・サーバーのホスト名を指定します。この値は、ユーザーの入力内容に基づいてインストーラによって初期設定されます。

構文

monitor.smtp.host=email_host_name

8.1.4.3 monitor.smtp.port

monitor.smtp.portでは、電子メール・アラートの送信用ポートを指定します。この値は、ユーザーの入力内容に基づいてインストーラによって初期設定されます。

構文

monitor.smtp.port=port_number

8.1.4.4 monitor.smtp.secure

monitor.smtp.secureでは、SMTPサーバーをセキュア・モードにするかどうかを指定します。この値は、ユーザーの入力内容に基づいてインストーラによって初期設定されます。

構文

monitor.smtp.secure={true | false}

8.1.4.5 monitor.smtp.user

SMTPサーバーがセキュア・モードである場合、ログインが許可されているユーザーを指定します。この値は、ユーザーの入力内容に基づいてインストーラによって初期設定されます。

構文

monitor.smtp.user=user_name

8.1.4.6 monitor.smtp.alerts.enabled

monitor.smtp.alerts.enabledでは、電子メールを有効にするかどうかを指定します。この値は、ユーザーの入力内容に基づいてインストーラによって初期設定されます。

構文

monitor.smtp.alerts.enabled={true | false}

8.1.4.7 monitor.snmp.alerts.enabled

monitor.snmp.alerts.enabledでは、SNMPアラートを有効にするかどうかを指定します。この値は、ユーザーの入力内容に基づいてインストーラによって初期設定されます。

構文

monitor.snmp.alerts.enabled={true | false}

8.1.4.8 monitor.cli.alerts.enabled

monitor.cli.alerts.enabledでは、コマンドライン・インタフェース・アラートを有効にするかどうかを指定します。この値は、ユーザーの入力内容に基づいてインストーラによって初期設定されます。

構文

monitor.cli.alerts.enabled={true | false}

8.1.5 接続のプロパティ

これらのプロパティは、接続の特性を定義します。これらは変更できますが、まずOracle Supportサポートに問い合せることをお薦めします。詳細は、http://support.oracle.comにアクセスしてください。

8.1.5.1 monitor.db.connection.initial_size

monitor.db.connection.initial_sizeでは、接続プール内の初期データベース接続数を設定します。デフォルトは5です。

構文

monitor.db.connection.initial_size=5

8.1.5.2 monitor.db.connection.max_active

monitor.db.connection.max_activeでは、作成可能な最大データベース接続数を設定します。デフォルトは50です。

構文

monitor.db.connection.max_active=50

8.1.5.3 monitor.db.connection.max_idle

monitor.db.connection.max_idleでは、アイドル状態にできる最大データベース接続数を設定します。デフォルトは5です。

構文

monitor.db.connection.max_idle=5

8.1.5.4 monitor.default_agent_connection.max_attempts

monitor.default_agent_connection.max_attemptsでは、プロセスが接続の試行を停止するまでに失敗する接続数を指定します。0または負の数値を入力すると、接続の試行回数が無制限になります。この値は10に初期設定されています。

構文

monitor.default_agent_connection.max_attempts=number

8.1.5.5 monitor.default_agent_connection.interval

monitor.default_agent_connection.intervalでは、接続の試行に失敗するたびに待機する秒数を指定します。この値は30に初期設定されています。

構文

monitor.default_agent_connection.interval=seconds

8.1.5.6 monitor.default_agent_connection.reconnect_interval

monitor.default_agent_connection.reconnect_intervalでは、既存の接続が切断された後、再接続が試行されるまでに待機する秒数を指定します。この値は5に初期設定されています。

構文

monitor.default_agent_connection.reconnect_interval=seconds

8.1.6 リポジトリのプロパティ

リポジトリ・データベースは、Oracle GoldenGate Monitorのインストール中に選択されます。インストール後にリポジトリを変更する必要がある場合は、Oracle Supportに問い合せてください。サポートへの問合せの詳細は、http://support.oracle.comにアクセスしてください。

8.1.6.1 monitor.jpa.connection.user

monitor.jpa.connection.userでは、リポジトリ・データベースのユーザー名を指定します。この値は、ユーザーの入力内容に基づいてインストーラによって初期設定されます。

構文

monitor.jpa.connection.user=user_name

8.1.7 構成管理のプロパティ

これらのプロパティでは、タイムアウト値と、処理をトリガーするイベント数のしきい値を設定します。

8.1.7.1 monitor.cm.event.timeout

monitor.cm.event.timeoutでは、Oracle GoldenGate Monitorサーバーに登録された新規エージェントに対する問合せ間で、ソリューションの検出プロセスが待機する時間をミリ秒単位で指定します。新しいエージェントが検出されると、ソリューションの検出プロセスが開始されます。この値は2000ミリ秒に初期設定されています。

構文

monitor.cm.event.timeout=milliseconds

8.1.7.2 monitor.cm.event.max.size

monitor.cm.event.max.sizeでは、残りのイベントの処理までmonitor.cm.event.timeoutで指定されている秒数の間待機しないように、ソリューション検出プロセスをトリガーするイベント数のしきい値を指定します。この値は1000イベントに初期設定されています。

構文

monitor.cm.event.max.size=number_events

8.1.7.3 monitor.events.dispatcher.threads_size

monitor.events.dispatcher.threads_sizeでは、イベント・ディスパッチャ・プロセスによって使用されるスレッドの数を指定します。この値は30に初期設定されています。

構文

monitor.events.dispatcher.threads_size=number

8.2 エージェントのプロパティ

Config.propertiesファイルでは、Oracle GoldenGate MonitorサーバーまたはOracle Enterprise Manager (Oracle GoldenGateリリース11.2.1以降)と通信できるようにOracle GoldenGateエージェントが構成されます。これには、Oracle GoldenGateコア・インストールで提供される事前設定済プロパティが含まれています。ホスト・サーバー名、ポート、ユーザーなどの値を、使用しているシステムに有効な値にリセットする必要があります。

一部のプロパティには、プロパティ・ファイルにプロパティの値が定義されていない場合に使用されるデフォルト値が含まれています。デフォルト値は無効なエントリには置き換えられません。デフォルト値が使用される場合、メッセージがjagent.logおよびggserr.logに書き込まれます。


注意:

プロパティ値を変更したら、エージェントを再起動してアクティブ化する必要があります。


8.2.1 エージェントの定義

Oracle GoldenGateインスタンスの監視に使用するエージェントのタイプを設定する必要があります。

8.2.1.1 agent.type.enabled

agent.type.enabledでは、監視をOracle GoldenGate MonitorとOracle Enterprise Managerのどちらで行うかを指定します。

Oracle GoldenGateエージェントは、構成可能な間隔でManagerをポーリングして、監視ポイント・データを収集します

  • agent.type.enabledOGGMONに設定すると、Oracle GoldenGateエージェントはOracle GoldenGate Monitorサーバーにデータを送信します。

  • agent.type.enabledOEMに設定すると、Oracle GoldenGateエージェントは、Oracle Enterprise ManagerエージェントまたはODIによってポーリングされたときに監視ポイント・データを提供します。

この設定は、Oracle Data Integratorとの統合時にも必要です。GoldenGate MonitorとOracle Data Integratorを同時に使用している場合は、2つのエージェントを設定する必要があります(1つはagent.type.enabledをOracle GoldenGate Monitorに設定し、もう1つはOEMに設定)。

agent.type.enabledOEMに設定されている場合、Oracle Enterprise ManagerエージェントはRemote Method Invocation (RMI)コネクタ経由でOracle GoldenGateエージェントに接続するため、jagent.rmi.portと入力する必要があります。


注意:

このプロパティは、Oracle GoldenGateのリリース11.2.1以降で有効です。


構文

agent.type.enabled={OGGMON | OEM}

8.2.1.2 jagent.rmi.port

jagent.rmi.portでは、RMIコネクタのポート番号を指定します。これは、Oracle GoldenGateエージェントに接続している場合に、Enterprise Managerエージェントによって使用されます。

このプロパティはagent.type.enabledOEMに設定されている場合に必要です。


注意:

このプロパティは、Oracle GoldenGateのリリース11.2.1以降で有効です。


デフォルト

5559

構文

agent.rmi.port=port_number

8.2.2 通信

通信でSecure Sockets Layer (SSL)を使用するかどうかを選択する必要があります。SSLを使用する場合は、鍵および資格証明の記憶域を指定する必要があります。


注意:

IBM z/OS上で実行されているOracle GoldenGateエージェントは、SSLのみを使用できます。また、GoldenGate Monitorサーバーと通信しているすべてのエージェントは同じ接続プロトコルを使用する必要があります。


8.2.2.1 jagent.ssl

jagent.sslでは、エージェントからの通信でSSLを使用するかどうかを指定します。


注意:

jagent.backward.compatilityプロパティがtrueに設定されている場合、Oracle GoldenGate Monitorは、SSLが有効でないと判断し、jagent.sslの設定を無視します。



注意:

Oracle GoldenGate Monitorサーバーと通信するすべてのエージェントのjagent.ssl設定は、monitor.propertiesファイルのmonitor.sslプロパティのサーバーの設定と一致する必要があります。


デフォルト

false

構文

jagent.ssl=[true | false]

8.2.2.2 jagent.keystore.file

jgent.keystore.fileでは、SSL認証に使用される鍵のペアと証明書を格納するファイルを指定します。

デフォルト

jagentKeyStore

構文

jagent.keystore.file=keystore_filename

8.2.2.3 jagent.truststore.file

jagent.truststore.fileでは、クライアントまたはサーバーのIDを確認する、信頼できる認証局(CA)の証明書を格納します。

デフォルト

jagentKeyStore

構文

jagent.truststore.file=truststore_filename

8.2.3 ターゲットの監視

Oracle GoldenGate Managerおよびエージェントが常駐するコンピュータの名前とポートを指定する必要があります。下位互換性を設定し、エージェント資格証明を定義する必要もあります。

8.2.3.1 jagent.host

jagent.hostでは、Oracle GoldenGateエージェントが実行されているコンピュータのホスト名を指定します。これは、監視対象のOracle GoldenGateインスタンスのホスト名で、Oracle GoldenGate Monitorインスタンスに接続するリモートGoldenGate Extractプロセスによって、RMTHOSTパラメータで使用されるのと同じ名前にする必要があります。これにより、ソリューション検出が適切に動作します。

このプロパティは必須です。有効値が入力されていないと、起動中にManagerがエラーをggserr.logに書き込み、エージェントが正常に初期化されません。

構文

jagent.host=ogg_host_name

注意:

RMTTRAILを使用して、Extractパラメータ・ファイルでリモート証跡が指定されている場合、RMTHOSTパラメータに指定したホスト名は、Java jagent.hostエントリに設定されている値に一致する必要があります。Oracle GoldenGateエージェントを実行するローカルのOracle GoldenGate MonitorインスタンスにリモートExtractを接続している場合、パラメータ・ファイルに指定した完全修飾のホスト名は、jagent.hostに使用される完全修飾名と同じにする必要があります。


8.2.3.2 jagent.jmx.port

jagent.jmx.portでは、エージェントのJMXポートを指定します。

デフォルト

5555

構文

jagent.jmx.port=port_number

8.2.3.3 mgr.host

mgr.hostでは、Oracle GoldenGate Managerが実行されているコンピュータの名前またはIPアドレスを指定します。mgr.hostおよびmgr.portは、ともにOracle GoldenGateエージェントにOracle GoldenGateインスタンスを指定します。

このプロパティが入力されていないと、エージェントがOracle GoldenGateインスタンスに対してローカルであると判断され、デフォルトで値が決定されます。


注意:

エージェントはOracle GoldenGateインスタンスに対してローカルである必要があるため、このプロパティは11.2.1以前のリリースには使用されません。


構文

mgr.host=ogg_host_name

8.2.3.4 mgr.port

mgr.portでは、Oracle GoldenGate Managerのポートを指定します。このプロパティが入力されていないと、エージェントがOracle GoldenGateインスタンスに対してローカルであると判断され、デフォルトで値が決定されます。


注意:

エージェントはOracle GoldenGateインスタンスに対してローカルである必要があるため、このプロパティは11.2.1以前のリリースには使用されません。


構文

mgr.port=manager_port

8.2.3.5 monitor.host

monitor.hostでは、Oracle GoldenGate Monitorサーバー・インストールのホスト・コンピュータ名を指定します。完全修飾のホスト名を使用します。これは、monitor.propertiesファイルのmonitor.jmx.server.hostのエントリに一致する必要があります。

このプロパティは必須です。有効値が入力されていないと、起動中にManagerがエラーをggserr.logに書き込み、エージェントが正常に初期化されません。

構文

monitor.host=monitor_host_name

8.2.3.6 monitor.jmx.port

monitor.jmx.portでは、Oracle GoldenGate Monitorサーバー・インストールのJMXポートを指定します。これは、Oracle GoldenGate Monitorサーバーのインストール中に、「JMX Server Configuration」画面でポートに入力した値に初期設定されます。

デフォルト

5502

構文

monitor.jmx.port=port_number

8.2.3.7 monitor.jmx.username

monitor.jmx.usernameでは、Oracle GoldenGate MonitorサーバーのJMX接続のユーザー名を指定します。これは、Oracle GoldenGate Monitorのインストール中に、「JMX Server Configuration」画面でユーザー名に入力した値に初期設定されます。

このプロパティは必須です。有効値が入力されていないと、起動中にManagerがエラーをggserr.logに書き込み、エージェントが正常に初期化されません。

構文

monitor.jmx.username=user_name

8.2.3.8 jagent.username

jagent.usernameでは、Oracle GoldenGateエージェントへのJMX接続のエージェント・ユーザー名を指定します。エージェントが登録されると、この名前はOracle GoldenGate Monitorサーバーに渡されます。

このプロパティは必須です。有効値が入力されていないと、起動中にManagerがエラーをggserr.logに書き込み、エージェントが正常に初期化されません。

構文

jagent.username=user_name

8.2.3.9 jagent.backward.compatibility

jagent.backward.compatibilitytrueに設定し、Oracle GoldenGate 11.1.1.1.1インスタンスの監視を可能にする下位互換性を有効にします。この値はfalseに初期設定されています。


注意:

このプロパティは、agent.type.enabled=OGGMONの場合にのみ適用されます。agent.type.enabled=OEMの場合は無視されます。


jagent.backward.compatibilityは、IBM z/OSを除く、サポートされているすべてのプラットフォームで有効です。

jagent.backward.compatibilitytrueに設定されている場合、Oracle GoldenGate Monitorは、SSLが有効でないと判断し、jagent.sslが無視されます。

構文

jagent.backward.compatibility={true | false}

8.2.4 ポーリングのプロパティ

ポーリング間隔を設定できます。何も入力されない場合、これらのポーリング間隔プロパティは、指定されたデフォルトの秒数に設定されます。入力された秒数が負の値または2147483647よりも大きい場合には、エラー・メッセージが生成されます。

8.2.4.1 interval.regular

interval.regularでは、Regular Default Polling Groupに、監視ポイントに使用するポーリング間隔を指定します。値は秒単位です。

デフォルト

60秒

構文

interval.regular=seconds

8.2.4.2 interval.quick

interval.quickでは、Quick Default Polling Groupに、監視ポイントに使用するポーリング間隔を指定します。値は秒単位です。

デフォルト

30秒

構文

interval.quick=seconds

8.2.4.3 reg.retry.interval

reg.retry.intervalでは、例外が発生した場合に、最初のエージェント登録が再試行されるまで待機する間隔を指定

デフォルト

60秒

構文

reg.retry.interval=seconds

8.2.4.4 instance.query.initial.interval

instance.query.initial.intervalでは、Managerのみが実行中のプロセスである場合、Jagentが登録されるまで待機する間隔を指定します。この間隔の後でも他のプロセスが存在しない場合、エージェントにより登録が処理されます。

デフォルト

15秒

構文

instance.query.initial.interval=seconds

8.2.4.5 incremental.registration.quiet.interval

incremental.registration.quiet.intervalでは、エージェントが新しいプロセスの登録まで待機する間隔を指定します。

デフォルト

5秒

構文

incremental.registration.quiet.interval=seconds

8.2.4.6 maximum.message.retrieval

maximum.message.retrievalでは、Oracle GoldenGateエージェントが開始されるときに、コアのOracle GoldenGateインスタンスから取得される最大メッセージ数を指定します。

デフォルト

500メッセージ

構文

maximum.message.retrieval=number

8.2.4.7 message.polling.interval

message.polling.intervalでは、エージェントが新規メッセージのggserr.logをポーリングする間隔を設定します。

デフォルト

5秒

構文

message.polling.interval=seconds

8.2.4.8 status.polling.interval

status.polling.intervalでは、エージェントが新規および既存のプロセスのステータスをポーリングする間隔を設定します。

デフォルト

5秒

構文

status.polling.interval=seconds
8.2.4.8.1 Monitorサーバーのプロパティ

monitor.propertiesファイルには、Oracle GoldenGate Monitorの処理に関する特性が記述されます。これには、JMXサーバーとの関係、使用されるアラート通知のタイプ、および接続の試行のタイミングを定義するプロパティが含まれます。これらのプロパティ値の多くは、ユーザーの入力内容に基づいてインストール中に初期設定されます。