このセクションでは、StorageTek Tape Analytics v2.0 の新機能および拡張された機能の概要を説明します。
新機能および拡張機能の詳細は、次のマニュアルで説明します。
STA をインストールして選択した機能を使用するための最小要件すべてを含む新しいガイド。
STA v2.0 をサポートするための新たな最小要件
Oracle Enterprise Linux (OEL) または Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 6.3 または 6.4
新たな最小ライブラリファームウェアレベル
新たなドライブファームウェアレベル
拡張されたライブラリおよびドライブのサポート
LTO‐6 ドライブのサポート
Oracle's StorageTek T10000D ドライブのサポート
SNMP ライブラリトラップ 13 および 14 のサポートにより、拡張ライブラリデータを提供
Tape Transport Interface (TTI) 5.40 のサポートにより、StorageTek T10000C および T10000D ドライブから拡張データを提供
STA v1.0.x データベースを STA v2.0 に移行するためのアップグレードプロセス
STA ユーザーインタフェース内から STA ユーザー名を作成するための新機能
STA ユーザー名にユーザー役割を割り当てるための新機能
ライブラリ SNMP Check/Test Connection または Get Latest Data の実行時に提供される拡張情報
STA アプリケーション機能の使用方法および STA により表示されるデータを解釈する方法を説明した新しいガイド
個別のユーザーがアクセス可能な画面およびアクティビティーを決定する新しいユーザー役割
拡張された Dashboard
50 を超える新規グラフ、テーブル、およびレポート Dashboard ポートレットにより、テープライブラリシステムのサマリーを示します
高度なカスタマイズが可能な Dashboard により、最大 30 個のポートレットを指定に合わせて配置およびフィルタ処理して表示できます。
定義済みの Nearline Dashboard テンプレートに、毎時、毎日、毎週、または毎月のシステム使用率のサマリーが表示されます。
新しいモバイル Dashboard 表示
拡張されたテンプレート管理
新規および拡張された STA の定義済みテンプレート
新しい「Template Quick Links」画面から、定義済みおよびカスタムのテンプレートに 1 クリックでアクセスできます。
新しい「Templates Management」画面で、すべてのテンプレートをシステム規模で管理できます。
ユーザーは、独自のデフォルトテンプレートを画面ごとに割り当てることができます。
ユーザーは、テンプレートをインポートおよびエクスポートして、ほかのユーザーと共有できます。
拡張された「Filter」ダイアログボックスにより、次の機能が提供されます。
複数の排他的または包括的条件でのフィルタ処理
空白の属性値でのフィルタ処理
ユーザー定義の論理グループによるフィルタ処理
適用した画面フィルタの 1 クリックリセット
カスタマイズした Dashboard テンプレートに基づく新しいエグゼクティブレポート
ユーザー定義のエグゼクティブレポートポリシーで、レポートの内容と頻度を指定できます。
レポートは、自動またはオンデマンドで実行されます。
レポートは、PDF 形式で生成されます。
レポートを選択したアドレスに電子メールで自動送信できます。
ドライブとメディアを整理するための新しい論理グループ
手動論理グループの保守は、ユーザーが行います。
動的論理グループは、ユーザー定義の条件に基づいて自動的に更新されます。
論理グループを使用して、選択したポリシーおよびフィルタを定義できます。
テープライブラリシステム内のイベントや状態を通知するための、新しいアラートポリシーおよび生成されるアラート
ユーザー定義のアラートポリシーを使って、アラートの生成条件と頻度を指定できます。
アラートを選択したアドレスに電子メールで自動送信できます。
T10000 T1 および T2 メディア用の新しい STA メディア検証機能
最小ライブラリファームウェアレベル、および TTI 5.40 をサポートする T10000C および T10000D ドライブファームウェアレベルが必要です。
ユーザー定義ポリシーに基づく自動メディア検証を提供します。
単一または複数メディアのオンデマンド手動検証を提供します。
「Media Validation Overview」画面で、検証リクエストのユーザー管理を提供します。
検証結果の包括的なレポートを提供します。
オプションの自動ドライブキャリブレーションおよび適格性検査機能により、検証ドライブの高パフォーマンスを保証します。
ナビゲーションバーの全面的な再編成
ブラウザの表示問題を回避およびトラブルシューティングするための新しい画面表示ベストプラクティス
「List View」テーブルレコードおよび Dashboard 用の新しいユーザー注釈。注釈履歴は、詳細ビューに示されます。
テーブルエクスポート形式の追加 — XLS、CSV、および PDF
Dashboard テーブルポートレットで使用される新しいスパークグラフタイプ
ライブラリハードウェアコンポーネント (ロボット、カートリッジアクセスポート (CAP)、パススルーポート (PTP)、エレベータ) 用の新規画面
アラートやメディア検証アクティビティー用の新規画面
「Notifications Overview」および「Notifications Analysis」画面の名前が「All Messages Overview」および「All Messages Analysis」に変更された
ライブラリ、ドライブ、およびメディアの「New Messages」画面
新しいデータ属性
メディアとドライブの健全性の傾向
ライブラリおよびライブラリコンプレックスの容量 (メディアスロットとドライブベイを含む)
ライブラリおよびライブラリコンプレックスのホストリクエストデータ
ライブラリハードウェアコンポーネント (ロボット、カートリッジアクセスポート (CAP)、パススルーポート (PTP)、およびエレベータ) のデータ
ドライブトレイのシリアル番号
ドライブポートの速度
アラートの詳細とカウント
メディア検証データ
ドライブから受信したテープアラートのラベル付けおよびグループ化が、一貫性のあるものになりました
STA プロセスは 3 台の管理対象サーバーに分割され、それぞれを個別に管理できます
処理された SNMP レコードは定期的にデータベースからパージされ、データベースの増大を最小限に抑えます。