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Zero Data Loss Recovery Applianceオーナーズ・ガイド
リリース12.1
E57738-09
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4 自動サービス・リクエストの設定

この章では、Recovery Applianceに自動サービス・リクエストをインストールおよび構成する方法を説明します。これらの項目が含まれます。

4.1 「自動サービス・リクエストの理解」

自動サービス・リクエスト(ASR)は、Recovery Applianceのハードウェアに特定の障害が発生すると自動的にサービス・リクエストをオープンするように設計されています。ASRは、ディスク、ファン、電源などの最も一般的なサーバー・コンポーネントで障害を検出し、障害の発生時に自動的にサービス・リクエストをオープンします。ASRは、サーバー・コンポーネントのみをモニターするため、発生する可能性のあるすべての障害を検出するわけではありません。

ASRは、SMTP、SNMPアラートなど、カスタマ・データ・センター内のその他のモニタリング・メカニズムに代わるものではありません。交換ハードウェアの発送を促進および簡素化する補完メカニズムです。ASRは、高優先度システムのダウンタイム・イベントに使用することはできません。高優先度イベントの場合は、Oracleサポート・サービスまで直接ご連絡ください。

ASRによりハードウェアの問題が検出されると、ASRマネージャがサービス・リクエストをOracleサポート・サービスに送信します。多くの場合、管理者が問題を認識する前に、Oracleサポート・サービスで問題の解決作業を開始できます。

My Oracle Supportの電子メール・アカウントとRecovery Applianceの技術サポートの両方に電子メール・メッセージが送信され、サービス・リクエストの作成が通知されます。

サービス・リクエストは、一部の状況では自動的に送信されないことがあります。これは、SNMPプロトコルの信頼性が低いため、あるいはASRマネージャとの接続が失われるために発生します。引き続きシステムの障害をモニターし、サービス・リクエストが自動的に送信されたという通知が受信されない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡することをお薦めします。

関連項目:

4.2 「ASRのインストール準備」

ASRをインストールする前に、次の前提条件を満たすようにします。

  1. http://support.oracle.comMy Oracle Supportアカウントを作成します。
  2. My Oracle Supportで、次の項目が正しく設定されていることを確認します。
    • Oracle Premier Support for Systems、Oracle Premier Support for Operating SystemsまたはOracle Limited Warranty

    • Recovery Applianceを担当するカスタマ・サイトの技術サポート担当者

    • Recovery Applianceの部品を配送するカスタマ・サイトの有効な出荷先住所

  3. ASRマネージャをホストするシステムを識別して指定します。

    ASRマネージャは、HTTPSまたはHTTPSプロキシを使用してRecovery Applianceおよびアウトバウンド・インターネットに接続するサーバーにインストールする必要があります。サービス・リクエスト(SR)を送信するには、サーバーがインターネットにアクセスできる必要があります。

  4. ASRマネージャは、通常の操作では次のポートを使用します。Recovery ApplianceとASRマネージャのサーバー・ポートが開いていることを確認してください。
    • Recovery Applianceのすべてのサーバーで、HTTPベース・アセットのアクティブ化リクエストをASRマネージャから受信するため、ポート6481が開かれている必要があります。

    • ASRマネージャを実行しているサーバーでは、Recovery Applianceのサーバーが送信するSNMPベースのテレメトリ・メッセージ用に、ポート162が開かれている必要があります。

    • オラクル社のtransport.oracle.com Webサーバーでは、ASRマネージャが送信するHTTPSベースのテレメトリ・メッセージ用に、ポート443が開かれています。

    ポートの位置については、図4-1を参照してください。

  5. 指定したシステムは、Hardware and Network Configuration Recommendations for ASRに準拠している必要があります。次に示すOracle ASRのWebサイトを参照してください。
  6. Java Development Kit 6 (JDK 1.6.0_04以上)が、指定したASRマネージャ・システムで実行されていることを確認します。
    java -version
    

    必要に応じて、最新バージョンのJDKをJava SEのダウンロードWebサイトからダウンロードしてインストールします。

    http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html

  7. 指定したASRマネージャ・ホストに対するrootアクセスを取得します。
  8. Recovery Applianceに対する接続を特定して確認します。
  9. HTTPSを使用してインターネットへの接続を確認します。

図4-1に、ASRとRecovery Applianceの間のネットワーク接続を示します。

図4-1 自動サービス・リクエスト・ネットワーク接続

図4-1の説明は図の下のリンクをクリックしてください。
「図4-1 自動サービス・リクエスト・ネットワーク接続」の説明

4.3 ASRマネージャのインストール

ASRマネージャをインストールするには、My Oracle SupportのドキュメントID 1185493.1から現在のバージョンをダウンロードします。次の場所にあるOracle Auto Service Requestインストレーションおよびオペレーション・ガイドの手順に従います

http://www.oracle.com/technetwork/systems/asr/documentation/index.html

4.4 「ASRマネージャのインストールの検証」

ASRマネージャでrootとして次のチェックを実行して、適切にインストールされていることを確認します。

  • asrコマンドが、rootユーザーの検索パスにあることを確認します。

  • ASRマネージャ3.5以上が実行されていることを確認します。

    asr show_rules_version
    
  • 登録ステータスを確認します。

    asr show_reg_status
    
  • トランスポート・サーバーにテスト・メッセージを送信して接続をテストします。

    asr test_connection
    
  • ASRアセットを検証します。

    1. ASRマネージャで、ASRがアクティブ化されていることを確認します。

      asr list_asset -i asset_ip
      

      このコマンドのasset_ipは、サーバーまたはOracle ILOMのIPアドレスです。すべてのアセットをリストするには、次のコマンドを入力します。

      asr list_asset
      
    2. アセットがリストされない場合は、Recovery ApplianceにASRが構成されていることを確認します。

    注意:

    IPアドレスまたはホスト名を変更する場合は、アセットを非アクティブ化して再アクティブ化する必要があります。

4.5 「Recovery Applianceでのトラップ宛先の概要」

ASRは、Recovery Applianceのオプションのソフトウェア・コンポーネントです。Oracle Exadata Deployment Assistantでソフトウェアを構成している場合は、ASRに関するページを完了する必要があります。ソフトウェアのインストール時、Recovery Applianceによって、コンポーネントの障害インジケータをトラップするためにサーバーが構成されます。「自動サービス・リクエスト・ページ」を参照してください。

次に、ディスク障害が発生した場合にASRマネージャに送信されるSimple Network Management Protocol (SNMP)トラップの例を示します。

例4-1は、ストレージ・サーバーのディスク障害に関するSNMPトラップを示しています。ハードウェア・アラート・コード(HALRT-02001)には下線が付いています。

例4-2は、計算サーバーのディスク障害からのSNMPトラップを示しています。ハードウェア・アラート・コード(HALRT-02007)には下線が付いています。

例4-1 ストレージ・サーバーSNMPトラップの例

2011-09-07 10:59:54 server1.example.com [UDP: [192.85.884.156]:61945]:
RFC1213-MIB::sysUpTime.0 = Timeticks: (52455631) 6 days, 1:42:36.31
SNMPv2-SMI::snmpModules.1.1.4.1.0 = OID: SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapHardDriveFault
SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapSystemIdentifier = STRING: Sun Oracle Database Machine
1007AK215C
SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapChassisId = STRING: 0921XFG004
SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapProductName = STRING: SUN FIRE X4270 M2 SERVER
SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapSuspectComponentName = STRING: SEAGATE ST32000SSSUN2.0T;
Slot: 0SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapFaultClass = STRING: NULL
SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapFaultCertainty = INTEGER: 0
SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapFaultMessageID = STRING: HALRT-02001
SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapFaultUUID = STRING: acb0a175-70b8-435f-9622-38a9a55ee8d3
SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapAssocObjectId = OID: SNMPv2-SMI::zeroDotZero
SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapAdditionalInfo = STRING: Exadata Storage Server: 
cellname  Disk Serial Number:   E06S8K 
server1.example.com failure trap. 

例4-2 Oracle Database Server SNMPトラップ

2011-09-09 10:59:54 dbserv01.example.com [UDP: [192.22.645.342]:61945]:
RFC1213-MIB::sysUpTime.0 = Timeticks: (52455631) 6 days, 1:42:36.31
SNMPv2-SMI::snmpModules.1.1.4.1.0 = OID: SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapHardDriveFault
SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapSystemIdentifier = STRING: Sun Oracle Database Machine
1007AK215C
SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapChassisId = STRING: 0921XFG004
SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapProductName = STRING: SUN FIRE X4170 M2 SERVER
SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapSuspectComponentName = STRING: HITACHI H103030SCSUN300G
Slot: 0SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapFaultClass = STRING: NULL
SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapFaultCertainty = INTEGER: 0
SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapFaultMessageID = STRING: HALRT-02007
SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapFaultUUID = STRING: acb0a175-70b8-435f-9622-38a9a55ee8d3
SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapAssocObjectId = OID: SNMPv2-SMI::zeroDotZero
SUN-HW-TRAP-MIB::sunHwTrapAdditionalInfo = STRING: Exadata Database Server: db03 
Disk Serial Number: HITACHI H103030SCSUN300GA2A81019GGDE5E 
dbserv01.example.com failure trap. 

4.6 ASRのトラブルシューティング

ASRソフトウェアのトラブルシューティング手順は、次の場所にあるOracle ASRインストレーションおよびオペレーション・ガイドの第5章を参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/systems/asr/documentation/index.html

問題が解決しない場合は、ASRサポートに連絡してください。