| Oracle® R Enterpriseインストレーションおよび管理ガイド リリース1.4.1 for Windows, Linux, Solaris, and AIX E57721-01 |
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この章では、Oracle R Enterprise Clientをインストールする方法について説明します。この章の内容は、次のとおりです。
Oracle R Enterpriseには、各クライアント・コンピュータに個別にインストールする必要のある複数のコンポーネントが含まれています。
Oracle R Enterprise Clientのコンポーネント
Oracle Database Clientソフトウェア
Oracle R Enterpriseパッケージ
Oracle R Enterprise Supporting Packages
Oracle R Enterprise Clientのコンポーネントは、任意の順序でインストールできます。
Oracle R Enterpriseで使用されるSupporting Packagesの1つであるROracleでは、RクライアントとOracle Database間の通信を可能にするために、Oracle Database Clientソフトウェアをインストールする必要があります。データベース・クライアントは、Oracle Database ClientまたはOracle Database Instant Clientのいずれかです。
表6-1に示されているOracle R Enterpriseパッケージは、Oracle R EnterpriseをサポートするOracle独自のパッケージのセットです。これらのパッケージは、各クライアント・コンピュータおよびOracle R Enterprise Serverをホストするサーバー・コンピュータで必要です。サーバーには、Oracle R Enterprise Serverのインストール・スクリプトによってOracle R Enterpriseパッケージが自動的にインストールされます。
表6-1 Oracle R Enterpriseパッケージ
| パッケージ名 | 説明 |
|---|---|
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Oracle R Enterpriseのトップレベルのパッケージです。 |
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オープン・ソースRの |
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Oracle R Enterprise用の共通の低レベル機能が含まれます。 |
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Rを介してOracle Data Miningのアルゴリズムが公開されます。 |
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探索型データ解析用のファンクションが含まれます。 |
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埋込みRがサポートされます。 |
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オープン・ソースRの |
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高度な分析的モデリング用のファンクションが含まれます。 |
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Oracle Databaseで、Rモデルを使用してデータの採点ができます。 |
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オープン・ソースRの |
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RとOracle Database間のXML変換がサポートされます。 |
表6-2に示されているSupporting Packagesは、Oracle R Enterpriseパッケージをサポートするオープン・ソース・パッケージのセットです。
表6-2 Oracle R Enterprise Supporting Packages
| パッケージ名 | 説明 |
|---|---|
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トランザクション・データおよびパターン(よく使用されるアイテム・セットと相関ルール)を表示、操作、分析するためのインフラストラクチャが提供されます。 |
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Oracle R Enterprise Serverでのグラフィックのレンダリングがサポートされます。 |
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RとOracle Database間の通信用のデータベース・インタフェース定義です。 |
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Oracle R Enterpriseオブジェクトに対するPNGイメージの読込みおよび書込みがサポートされます。 |
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RベースのOCI用のOracle Databaseインタフェースです。 |
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成長曲線比較、限界希釈法、混合線形モデル、不等分散回帰、Tweedie分布一般化線形モデル、逆ガウス分布、ガウス求積などの統計モデリング機能が提供されます。 |
第6.1.1項で説明したように、Oracle R EnterpriseにはOracle Database Clientソフトウェアが必要です。Oracle Instant Clientは、Oracle R Enterpriseのほとんどの構成に適しています。
このトピックの内容は次のとおりです。
WindowsにOracle Instant Clientをインストールするには、次の手順を実行します。
Oracle R Enterpriseクライアント・コンポーネントのインストール・ディレクトリを作成します。例:
c:\oreclient_install_dir
Oracle Technology NetworkのOracle Database Instant Clientページに移動します。
http://www.oracle.com/technetwork/database/features/instant-client/
「See Instant Client downloads for all platforms」を選択します。
Instant Client Downloadsページで「Instant Client for Microsoft Windows (x64)」を選択します。
Instant Client Downloads for Microsoft Windows (x64)ページで、ライセンス契約に同意します。
ご使用のバージョンのOracle Database用の「Instant Client Package - Basic」または「Instant Client Package - Basic Lite」を選択します。
ファイルを、手順1で作成したインストール・ディレクトリに保存します。例:
c:\oreclient_install_dir\instantclient-basic-windows.x64-12.1.0.1.0.zip
ファイルを解凍します。ファイルはinstantclient_versionという名前のサブディレクトリに抽出されます(versionはご使用のOracle Databaseのバージョンです)。例:
c:\oreclient_install_dir\instantclient_12_1
Instant Client Downloads for Microsoft Windows (x64)ページに戻ります。
http://www.oracle.com/technetwork/topics/winx64soft-089540.html
ライセンス契約に合意して、ご使用のバージョンのOracle Databaseの「Instant Client Package - SDK」を選択します。
ファイルを、手順1で作成したインストール・ディレクトリに保存します。
c:\oreclient_install_dir\instantclient-sdk-windows.x64-12.1.0.1.0.zip
ファイルを解凍します。ファイルは、instantclient_versionサブディレクトリに抽出されます。Oracle Database 12.1向けInstant Clientのインストール・ディレクトリを図6-1に示します。
図6-1 Oracle Database 12.1向けInstant Clientのインストール・ディレクトリ
環境変数OCI_LIB64およびPATHにInstant Clientのフル・パスを追加します。次の手順では、これらの変数に、この例で使用しているパス、c:\myoreclient\instantclient_12_1を設定しています。
Windowsの「コントロール パネル」で、「システム」を選択して「システムの詳細設定」をクリックします。
「詳細設定」タブで、「環境変数」をクリックします。
「システム環境変数」にOCI_LIB64が存在しない場合は作成します。OCI_LIB64の値にc:\oreclient\instantclient_12_1を設定します。
「システム環境変数」でPATHを編集してc:\oreclient\instantclient_12_1を含めます。
Oracle Database Instant Clientは、zipファイルからLinuxまたはUNIXシステムにインストールできます。Linuxでは、RPMからインストールすることもできます。
このトピックの内容は次のとおりです。
Oracle R Enterpriseクライアント・コンポーネントのインストール・ディレクトリを作成します。例:
mkdir oreclient_install_dir
Oracle Technology NetworkのOracle Database Instant Clientページに移動します。
http://www.oracle.com/technetwork/database/features/instant-client/
「See Instant Client downloads for all platforms」を選択します。Instant Client Downloadsページで、ご使用のプラットフォーム用のInstant Clientを選択します。
ライセンス契約に同意して、ご使用のバージョンのOracle Database用の「Instant Client Package - Basic」または「Instant Client Package - Basic Lite」のRPMを選択します。
ファイルを、手順1で作成したインストール・ディレクトリに保存します。例:
\oreclient_install_dir\instantclient-basic-linux.x64-12.1.0.1.0.zip
ファイルを解凍します。ファイルはinstantclient_versionという名前のサブディレクトリに抽出されます(versionはご使用のOracle Databaseのバージョンです)。例:
unzip instantclient-basic-linux.x64-12.1.0.1.0.zip ls instantclient_12_1/ instantclient-basic-linux.x64-12.1.0.1.0.zip
Instant Client Downloadsページに戻ります。
http://www.oracle.com/technetwork/database/features/instant-client/index-097480.html
ご使用のプラットフォームのInstant Clientを選択します。
ご使用のプラットフォームのInstant Client Downloadsページでライセンス契約に合意して、ご使用のバージョンのOracle Databaseの「Instant Client Package - SDK」を選択します。
ファイルを、手順1で作成したインストール・ディレクトリに保存します。例:
\oreclient_install_dir\instantclient-sdk-linux.x64-12.1.0.1.0.zip
ファイルを解凍します。コンテンツは、instantclient_versionサブディレクトリに抽出されます。
unzip instantclient-sdk-linux.x64-12.1.0.1.0.zip ls /instantclient_12_1 instantclient-basic-linux.x64-12.1.0.1.0.zip instantclient-sdk-linux.x64-12.1.0.1.0.zip cd instantclinet_12_1 ls /help /sdk /vc10 /vc11
Oracle R Enterpriseクライアント・コンポーネントのインストール・ディレクトリを作成します。例:
mkdir oreclient_install_dir
Oracle Technology NetworkのOracle Database Instant Clientページに移動します。
http://www.oracle.com/technetwork/database/features/instant-client/
「See Instant Client downloads for all platforms」を選択します。
Instant Client Downloadsページで「Instant Client for Linux x86-64」を選択します。
Instant Client Downloads for Linuxページでライセンス契約に同意して、「Instant Client Package - Basic」または「Instant Client Package - Basic Lite」のRPMを選択します。
ファイルを手順1で作成したディレクトリに保存します。例:
/oreclient_install_dir/oracle-instantclient12.1-basic-12.1.0.1.0-1.x86_64.rpm
Instant Client Downloads for Linux x86-64ページに戻ります。
http://www.oracle.com/technetwork/topics/linuxx86-64soft-092277.html
ライセンス契約に合意して、ご使用のバージョンのOracle Database用の「Instant Client Package - SDK」のRPMをダウンロードします。ファイルを手順1で作成したディレクトリに保存します。例:
/oreclient_install_dir/oracle-instantclient12.1-sdk-12.1.0.1.0-1.x86_64.rpm
RPMでは、ROracle構成スクリプトで検出可能な標準的な場所にファイルが置かれます。たとえば、Oracle Instant Client 12.1は、/usr/lib/oracle/12.1/client64/libにインストールされます。
Oracle Instant Clientのインストール後に、Oracle Instant ClientライブラリのパスをLD_LIBRARY_PATHに追加します。例:
export LD_LIBRARY_PATH=/usr/lib/oracle/12.1/client64/lib:$LD_LIBRARY_PATH
Oracle R Enterpriseパッケージを各クライアント・コンピュータにインストールします。サーバーでは、Oracle R Enterpriseパッケージが自動的にインストールに組み込まれます。
このトピックの内容は次のとおりです。
Oracle Technology NetworkのOracle R Enterpriseのダウンロード・ページから、Oracle R Enterpriseパッケージをダウンロードします。
ライセンス契約に同意して、ご使用のプラットフォーム用のOracle R Enterpriseパッケージを選択します。Oracle Instant Client用に作成したインストール・ディレクトリにzipファイルをダウンロードします。例:
c:\oreclient_install_dir\ore-client-win-x86_64-1.4.1.1.zip
注意: すべてのOracle R Enterpriseクライアント・コンポーネントで、同じインストール・ディレクトリを選択してください。
ファイルを解凍します。コンテンツは、clientサブディレクトリに抽出されます。
例6-1に示すとおり、結果のインストール・ディレクトリにはOracle Instant ClientおよびOracle R Enterpriseパッケージが含まれます。
例6-1 Client PackagesおよびInstant Clientを含むClientのインストール・ディレクトリ
c:\oreclient_install_dir
\client
\ORE_1.4.1.zip
\OREbase_1.4.1.zip
\OREcommon_1.4.1.zip
\OREdm_1.4.1.zip
\OREeda_1.4.1.zip
\OREembed_1.4.1.zip
\OREgraphics_1.4.1.zip
\OREmodels_1.4.1.zip
\OREpredict_1.4.1.zip
\OREstats_1.4.1.zip
\ORExml_1.4.1.zip
\instantclient_12_1
instantclient-basic-linux.x64-12.1.0.1.0.zip
instantclient-sdk-linux.x64-12.1.0.1.0.zip
ore-client-win-x86_64-1.4.1.zip
次の方法のいずれかを選択して、WindowsにOracle R Enterpriseパッケージをインストールします。
Rコンソールからのインストール
Windowsの「スタート」メニューからR x64を起動します。
clientディレクトリの各ZIPファイルに対して、次のRコマンドを実行します。
install.packages("oreclient_install_dir/client/client_package_name.zip', repos=NULL)
各パッケージのインストールが正常に完了するごとに、次のメッセージがRコンソールに表示されます。
package 'package_name' successfully unpacked and MD5 sums checked
R GUIからのインストール
Windowsの「スタート」メニューからR x64を起動します。
R GUI (64ビット)のメニュー・バーで「Packages」を選択します。
「Packages」メニューで、「Install package(s) from local zip files」を選択します。
clientディレクトリに移動します。
ディレクトリのすべてのファイルを選択します。
「Open」をクリックします。
各パッケージがインストールされるごとに、次のメッセージがRコンソールに表示されます。
package 'package_name' successfully unpacked and MD5 sums checked
Windowsコマンド・プロンプトからのインストール
Windowsの「スタート」メニューからR x64を起動します。
Windowsのコマンド・ウィンドウを開きます。
clientディレクトリに移動して、次のコマンドを入力します。
R CMD INSTALL OREbase_1.4.1.zip R CMD INSTALL OREcommon_1.4.1.zip R CMD INSTALL OREstats_1.4.1.zip R CMD INSTALL OREgraphcs_1.4.1.zip R CMD INSTALL OREeda_1.4.1.zip R CMD INSTALL OREembed_1.4.1.zip R CMD INSTALL ORExml_1.4.1.zip R CMD INSTALL OREdm_1.4.1.zip R CMD INSTALL OREmodels_1.4.1.zip R CMD INSTALL OREpredict_1.4.1.zip R CMD INSTALL ORE_1.4.1.zip
各パッケージがインストールされるごとに、次のメッセージが表示されます。
package 'package_name' successfully unpacked and MD5 sums checked
Oracle Technology NetworkのOracle R Enterpriseのダウンロード・ページから、Oracle R Enterpriseパッケージをダウンロードします。
ライセンス契約に同意して、ご使用のプラットフォーム用のOracle R Enterpriseパッケージを選択します。Oracle Instant Client用に作成したインストール・ディレクトリにzipファイルをダウンロードします。例:
/oreclient_install_dir/ore-client-platform-arch-1.4.1.1.zip
注意: すべてのOracle R Enterpriseクライアント・コンポーネントで、同じインストール・ディレクトリを選択してください。
ファイルを解凍します。
% unzip ore-client-platform-arch-1.4.1.zip
ファイルの解凍時に/clientディレクトリが作成され、次のファイルが抽出されます。
/client/ORE_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz /client/OREbase_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz /client/OREcommon_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz /client/OREdm_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz /client/OREeda_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz /client/OREembed_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz /client/OREgraphics_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz /client/OREmodels_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz /client/OREpredict_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz /client/OREstats_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz /client/ORExml_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz
/oreclient_install_dir/clientに移動します。
次のコマンドを実行します。
R CMD INSTALL ORE_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz R CMD INSTALL OREbase_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz R CMD INSTALL OREcommon_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz R CMD INSTALL OREdm_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz R CMD INSTALL OREeda_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz R CMD INSTALL OREembed_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz R CMD INSTALL OREgraphics_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz R CMD INSTALL OREmodels_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz R CMD INSTALL OREpredict_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz R CMD INSTALL OREstats_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz R CMD INSTALL ORExml_1.4.1_R_arch-unknown-platform-gnu.tar.gz
Oracle R EnterpriseSupporting Packagesを各クライアント・コンピュータおよびOracle R Enterprise Serverをホストするサーバーにインストールします。
このトピックの内容は次のとおりです。
Oracle Technology NetworkのOracle R Enterpriseのダウンロード・ページから、Supporting Packagesをダウンロードします。
ライセンス契約に同意し、ご使用のプラットフォーム用のSupporting Packagesを選択します。Oracle Instant Client用に作成したインストール・ディレクトリにzipファイルをダウンロードします。例:
c:\oreclient_install_dir\ore-supporting-win-x86_64-1.4.1.1.zip
注意: すべてのOracle R Enterpriseクライアント・コンポーネントで、同じインストール・ディレクトリを選択してください。
ファイルを解凍します。コンテンツは、supportingサブディレクトリに抽出されます。
例6-2に示すとおり、結果のインストール・ディレクトリにはすべてのクライアント・コンポーネント(Oracle Instant Client、Oracle R EnterpriseパッケージおよびOracle R Enterprise Supporting Packages)が含まれます。
例6-2 すべてのクライアント・コンポーネントを含むClientのインストール・ディレクトリ
c:\oreclient_install_dir
\client
\instantclient_12_1
\supporting
\arules_1.1-3.zip
\Cairo_1.5-5.zip
\DBI_0.2-7.zip
\png_0.1-7.zip
\ROracle_1.1-12.zip
\statmod_1.4.20.zip
instantclient-basic-linux.x64-12.1.0.1.0.zip
instantclient-sdk-linux.x64-12.1.0.1.0.zip
ore-client-win-x86_64-1.4.1.zip
ore-supporting-win-x86_64-1.4.1.zip
次の方法のいずれかを選択して、WindowsにSupporting Packagesをインストールします。
Rコンソールからのインストール
Windowsの「スタート」メニューからR x64を起動します。
clientディレクトリの各ZIPファイルに対して、次のRコマンドを実行します。
install.packages("oreclient_install_dir/support/support_package_name.zip', repos=NULL)
各パッケージのインストールが正常に完了するごとに、次のメッセージがRコンソールに表示されます。
package 'package_name' successfully unpacked and MD5 sums checked
R GUIからのインストール
Windowsの「スタート」メニューからR x64を起動します。
R GUI (64ビット)のメニュー・バーで「Packages」を選択します。
「Packages」メニューで、「Install package(s) from local zip files」を選択します。
supportディレクトリに移動します。
ディレクトリのすべてのファイルを選択します。
「Open」をクリックします。
各パッケージがインストールされるごとに、次のメッセージがRコンソールに表示されます。
package 'package_name' successfully unpacked and MD5 sums checked
Windowsコマンド・プロンプトからのインストール
Windowsの「スタート」メニューからR x64を起動します。
Windowsのコマンド・ウィンドウを開きます。
clientディレクトリに移動して、次のコマンドを入力します。
R CMD INSTALL ROracle_1.1-12.zip R CMD INSTALL DBI_0.2-7.zip R CMD INSTALL png_0.1-7.zip R CMD INSTALL Cairo_1.5-5.zip R CMD INSTALL arules_1.1-3.zip R CMD INSTALL statmod_1.4.20.zip
各パッケージがインストールされるごとに、次のメッセージが表示されます。
package 'package_name' successfully unpacked and MD5 sums checked
Oracle Technology NetworkのOracle R Enterpriseのダウンロード・ページから、Oracle R Enterpriseパッケージをダウンロードします。
ライセンス契約に同意し、ご使用のプラットフォーム用のSupporting Packagesを選択します。Oracle Instant Client用に作成したインストール・ディレクトリにzipファイルをダウンロードします。例:
/oreclient_install_dir/ore-supporting-platform-arch-1.4.1.1.zip
注意: すべてのOracle R Enterpriseクライアント・コンポーネントで、同じインストール・ディレクトリを選択してください。
ファイルを解凍します。
% unzip ore-supporting-platform-arch-1.4.1.zip
ファイルの解凍時に/supportingディレクトリが作成され、次のファイルが抽出されます。
/supporting/arules_1.1-3_R_arch-unknown-platform.tar.gz /supporting/Cairo_1.5-5_R_arch-unknown-platform.tar.gz /supporting/DBI_0.2-7_R_arch-unknown-platform.tar.gz /supporting/png_0.1-7_R_arch-unknown-platform.tar.gz /supporting/ROracle_1.1-12_R_arch-unknown-platform.tar.gz /supporting/statmod_1.4.20_R_arch-unknown-platform.tar.gz
/oreclient_install_dir/supportingに移動します。
次のコマンドを実行します。
R CMD INSTALL ROracle_1.1-12_R_arch-unknown-platform.tar.gz R CMD INSTALL DBI_0.2-7_R_arch-unknown-platform.tar.gz R CMD INSTALL png_0.1-7_R_arch-unknown-platform.tar.gz R CMD INSTALL Cairo_1.5-5_R_arch-unknown-platform.tar.gz R CMD INSTALL arules_1.1-3_R_arch-unknown-platform.tar.gz R CMD INSTALL statmod_1.4.20_R_arch-unknown-platform.tar.gz
Oracle R Enterprise Clientをデータベースに接続するには、OREスクリプトを使用してRを起動します。
% ORE R> library(ORE)
次の例では、ユーザーRQUSERパスワードRQUSERpswで接続しています。
リモート・データベースの場合は、Oracle Databaseサービス識別子(SID)、ホスト名および接続のポートを指定します。
ore.connect(user="RQUSER", sid="orcl", host="SVR3", password="RQUSERpsw",
port=1521, all=TRUE)
|
注意: パスワードやその他接続の詳細を埋込みRスクリプトに指定することを避けるには、Oracleウォレットを使用します。第7.6項「Oracle R Enterprise接続のOracleウォレットの作成」を参照してください。 |
ローカル・データベースの場合は、次のように接続を指定します。
ore.connect("RQUSER", password="RQUSERpsw", conn_string="", all=TRUE)
