ここでは、一般的なカスタマイズをいくつか説明します。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle Sales Cloudでは、レイヤーが階層になっており、カスタマイズをアプリケーションの特定のインスタンスまたはユーザーに適用するかどうかを指定できます。レイヤーの配列は優先順を表し、より特殊なレイヤーが一般的なレイヤーに優先します。たとえば、すべての一般ユーザーに対してフィールドまたはフィールド・グループを非表示にする一方で、特定のユーザー・ロールに対してそのフィールドを表示するように選択できます。
カスタマイズ・タイプによっては、レイヤーを選択する必要があります。
サイト: カスタマイズは、すべてのユーザーに影響を与えます。
内部または外部: カスタマイズは、保護された内部ユーザー(ロール定義がある)または保護されていない外部ユーザーにのみ影響を与えます。
ジョブ・ロール: カスタマイズは、選択されたロールを持つユーザーに影響を与えます。
ここでの演習では、ユーザー・インタフェースを変更する必要があります。変更は他のユーザーに影響を与える可能性があるため、次のガイドラインに従ってください。
必ず有効なサンドボックス内で作業します。
サンドボックスでの作業を必要とする演習を終了する際、アプリケーション管理者と協力して必ずサンドボックスを削除し、公開しないようにしてください。
簡易インタフェースのスプリングボードにはアプリケーションの機能領域のアイコンが表示され、インタフェース内のすべてのページに表示されます。アイコンの順序、アイコンのラベル、アイコンの表示/非表示を変更できます。また、簡易インタフェースの表示機能もいくつか変更できます。詳細は、「Oracle Sales Cloudのルック・アンド・フィールの変更」を参照してください。
スプリングボードを変更するには、次の手順を実行します。
スプリングボードの「設定」をクリックして「構造」タブを選択します。「構造」ページには、スプリングボードに表示するよう現在選択されている機能領域およびページがすべて表示されます。
スプリングボードに機能領域を表示するには、「項目の追加」をクリックして挿入する機能領域を選択します。
機能領域を非表示にするには、その機能領域の上にマウスのポインタをあわせて「項目の非表示」をクリックします。
機能領域でページを表示にするには、その機能領域の上にマウスのポインタをあわせて、可能な場合は「タブの追加」をクリックします。機能領域によっては変更できないものもあります。
ページを非表示にするには、そのページの上にマウスのポインタをあわせて「タブの非表示」をクリックします。
項目の順序を変更するには、機能領域およびページをドラッグ・アンド・ドロップして目的の順序にします。
項目の名前を変更するには、機能領域またはページの名前をクリックして、変更します。
デスクトップ・インタフェースのダッシュボードには、レポートやグラフなど、ユーザーおよびユーザーのジョブ・ロールに関連する情報が表示されます。デスクトップ・ダッシュボードは、レイアウトを変更し、Webページ、レポート、カレンダなどのコンテンツを追加してカスタマイズできます。既存のタブにコンテンツを追加したり、さらにタブを追加できます。
この項の内容は次のとおりです。
ダッシュボードは複数のボックスで構成され、各ボックスにはレポートや要約表などのコンテンツが含まれます。レイアウトを使用して、ダッシュボードでのボックスの表示方法を調整します。たとえば、ダッシュボードのボックスは、2列または3列に並べて表示できます。次の図に示すように、様々なレイアウトから選択できます。
ダッシュボードでは、レイアウト・セクション間でコンテンツを移動できます。たとえば、次の図に示すように、2列レイアウトでは、最初の列のコンテンツをクリックして2番目の列にドラッグできます。
ダッシュボードのレイアウトを変更するには、次の手順を実行します。
必ずサンドボックスで作業します。サンドボックスでの作業の説明は、「進行中の作業の分離」を参照してください。
変更するダッシュボードに移動します。
グローバル領域で、自分の名前をクリックします。次に、「設定およびアクション」メニューの「管理」グループから、カスタマイズしているダッシュボードに応じて「作業領域ページのカスタマイズ」または「ホームページのカスタマイズ」を選択します。
「ページのカスタマイズ」ダイアログ・ボックスの「編集」で、変更されたラベルを表示するレイヤー(「サイト」、「外部」、「内部」または「ジョブ・ロール」)を選択します。「ジョブ・ロール」を選択する場合、変更を表示するジョブ・ロールを指定します。レイヤーの詳細は、「カスタマイズ・レイヤーについて」を参照してください。
ダッシュボードの編集中にレイヤーに定義されたカスタマイズを一時的に表示するには、そのレイヤーの「含める」を選択します。
「OK」をクリックします。
「レイアウトの変更」をクリックします。
目的のレイアウトをクリックします。
ダッシュボードのコンテンツを移動するには、次のいずれかを行います。
コンテンツのタイトルをクリックし、目的の列位置にコンテンツをドラッグします。たとえば、「アクティビティ・ストリーム」タイトル・テキストをクリックして、「アクティビティ・ストリーム」コンポーネントを別の列にドラッグします。
コンポーネントの「処理」メニューで、「上に移動」または「下に移動」を選択して、ダッシュボードのレイアウト内でボックスを上または下に移動します。
変更を保存してツールを終了するには、「閉じる」をクリックします。
注意: 「設定およびアクション」メニューの「パーソナライズ」グループから「デフォルトのコンテンツとレイアウトにリセット」を選択すると、ダッシュボードが最初に指定されていたコンテンツおよびレイアウトに戻ります。 |
演習
必ずサンドボックスで作業します。「ようこそ」ダッシュボードのレイアウトを、列幅の等しい2列のレイアウトに変更します。「ようこそ」ダッシュボードの「アクティビティ・ストリーム」コンポーネントを左側の列の一番上の位置に移動します。「設定およびアクション」メニューの「パーソナライズ」グループから「デフォルトのコンテンツとレイアウトにリセット」を選択してダッシュボードを元のレイアウトに戻します。
サンドボックスでの作業を終了する際、アプリケーション管理者と協力して必ずサンドボックスを削除し、公開しないようにしてください。
ダッシュボードのボックスに、Webページを表示できます。たとえば、次の図に示すように、会社のWebサイト、パートナのWebサイト、地図のWebサイト、世界時計のWebサイトからのページを表示できます。
リソース・ライブラリからWebページのボックスを追加します。リソース・ライブラリには、テキスト・ボックス、リンク、Webページのボックスなど、ページ・コンポーザを使用してデスクトップ・ページに追加できるコンテンツがすべてまとめられています。
ダッシュボードのボックスにWebページを表示するには、次の手順を実行します。
必ずサンドボックスで作業します。サンドボックスでの作業の説明は、「進行中の作業の分離」を参照してください。
ダッシュボードに移動します。
グローバル領域で、自分の名前をクリックします。次に、「設定およびアクション」メニューの「管理」グループから、カスタマイズしているダッシュボードに応じて「作業領域ページのカスタマイズ」または「ホームページのカスタマイズ」を選択します。
「ページのカスタマイズ」ダイアログ・ボックスの「編集」で、変更されたラベルを表示するレイヤー(「サイト」、「外部」、「内部」または「ジョブ・ロール」)を選択します。「ジョブ・ロール」を選択する場合、変更を表示するジョブ・ロールを指定します。レイヤーの詳細は、「カスタマイズ・レイヤーについて」を参照してください。
ダッシュボードの編集中にレイヤーに定義されたカスタマイズを一時的に表示するには、そのレイヤーの「含める」を選択します。
「OK」をクリックします。
ダッシュボードのボックス内で、「コンテンツの追加」をクリックします。
「コンポーネント」を開きます。
次の図に示すように、「Webページ」の横にある「追加」をクリックします。
「閉じる」をクリックします。
新しく追加したWebページ・ボックス内で、「編集」をクリックします。
「ソース」フィールドに、URLを入力します(例: https://education.oracle.com
)。
「OK」をクリックします。
Webページが表示されない場合は、次のようにします。
使用可能な場合は、必ず保護されたアドレスを使用します。つまり、https
で始まるアドレスを使用します。たとえば、https://www.example.com
を使用し、次のアドレスは使用しません。 http://www.example.com
ページのアドレスがセキュリティで保護されていない場合、このページを表示するにはブラウザのセキュリティ設定を上書きする必要があります。表示するページの安全性が確認されている場合は、ブラウザの手順に従ってこのコンテンツを表示します。たとえば、Mozilla Firefoxを使用している場合は、次の図に示すように、盾アイコンをクリックし、ページの保護を無効にします。
注意: IFRAME HTML要素を使用したページの表示をページ所有者が許可していない場合、ページはダッシュボードにロードされません。また、ブラウザによってはIFRAME HTML要素に保護されていないWebページが表示されません。 |
(オプション)コンポーネントの「処理」メニューで、「上に移動」または「下に移動」を選択して、ダッシュボードのレイアウト内でWebページ・ボックスを上または下に移動します。
「閉じる」をクリックします。
演習
必ずサンドボックスで作業します。「ようこそ」ダッシュボードに、https://education.oracle.com
を表示するWebページ・コンポーネントを追加します。変更を確認します。次に、ダッシュボードを編集し、「削除」アイコンをクリックしてWebページを削除します。
サンドボックスでの作業を終了する際、アプリケーション管理者と協力して必ずサンドボックスを削除し、公開しないようにしてください。
Oracle Sales Cloudには、リード一覧や顧客別予測売上など、すぐに使用できる様々なレポートやグラフが提供されています。追加レポートを作成することもできます。次の図に示すように、これらのレポートをダッシュボードに追加できます。
ダッシュボードにレポートを追加するには、次の手順を実行します。
必ずサンドボックスで作業します。サンドボックスでの作業の説明は、「進行中の作業の分離」を参照してください。
ダッシュボードに移動します。
グローバル領域で、自分の名前をクリックします。次に、「設定およびアクション」メニューの「管理」グループから、カスタマイズしているダッシュボードに応じて「作業領域ページのカスタマイズ」または「ホームページのカスタマイズ」を選択します。
「ページのカスタマイズ」ダイアログ・ボックスの「編集」で、変更されたラベルを表示するレイヤー(「サイト」、「外部」、「内部」または「ジョブ・ロール」)を選択します。「ジョブ・ロール」を選択する場合、変更を表示するジョブ・ロールを指定します。レイヤーの詳細は、「カスタマイズ・レイヤーについて」を参照してください。
ダッシュボードの編集中にレイヤーに定義されたカスタマイズを一時的に表示するには、そのレイヤーの「含める」を選択します。
「OK」をクリックします。
ダッシュボードのボックス内で、「コンテンツの追加」をクリックします。
「Oracle Business Intelligence」を開きます。
「共有マーケティング・レポート」など、追加するレポートのタイプを開きます。
レポートまたはグラフにドリルダウンし、「追加」をクリックします。
「閉じる」をクリックします。
(オプション)「パラメータ」ボタンが表示されている場合は、そのボタンをクリックし、レポートをフィルタする値を指定します(特定のリード・ステータスなど)。
(オプション)「編集」アイコンをクリックし、「表示オプション」タブで「テキスト」フィールドのテキストをQuick Glance: Leads
などの別のヘッダーに置き換えます。
(オプション)「処理」メニューで、「上に移動」または「下に移動」を選択して、ダッシュボードのレイアウト内でレポートを上または下に移動します。
「閉じる」をクリックします。
演習
必ずサンドボックスで作業します。「ようこそ」ダッシュボードを編集し、ダッシュボードに追加できる「Oracle Business Intelligence」レポートを調べます。レポートを1つまたは2つ追加し、ダッシュボードでそれらの配置を変更してみます。
サンドボックスでの作業を終了する際、アプリケーション管理者と協力して必ずサンドボックスを削除し、公開しないようにしてください。
Oracle Sales Cloudには、ダッシュボードのコンテンツとして追加できる、カレンダなどの様々な事前構成済コンポーネントが提供されています。「ダッシュボードへのWebページの追加」で、カレンダを表示できます。
ダッシュボードにカレンダを追加するには、次の手順を実行します。
必ずサンドボックスで作業します。サンドボックスでの作業の説明は、「進行中の作業の分離」を参照してください。
ダッシュボードに移動します。
グローバル領域で、自分の名前をクリックします。次に、「設定およびアクション」メニューの「管理」グループから、カスタマイズしているダッシュボードに応じて「作業領域ページのカスタマイズ」または「ホームページのカスタマイズ」を選択します。
「ページのカスタマイズ」ダイアログ・ボックスの「編集」で、変更されたラベルを表示するレイヤー(「サイト」、「外部」、「内部」または「ジョブ・ロール」)を選択します。「ジョブ・ロール」を選択する場合、変更を表示するジョブ・ロールを指定します。レイヤーの詳細は、「カスタマイズ・レイヤーについて」を参照してください。
ダッシュボードの編集中にレイヤーに定義されたカスタマイズを一時的に表示するには、そのレイヤーの「含める」を選択します。
「OK」をクリックします。
ダッシュボードのボックス内で、「コンテンツの追加」をクリックします。
「カレンダ」の横にある「追加」をクリックします。
「閉じる」をクリックします。
(オプション)「編集」アイコンをクリックし、「テキスト」フィールドの値をMy Calendar
などの別のタイトルに置き換えます。
(オプション)「処理」メニューで、「上に移動」または「下に移動」を選択して、ダッシュボードのレイアウト内でカレンダを上または下に移動します。
「閉じる」をクリックします。
演習
必ずサンドボックスで作業します。営業ダッシュボードにカレンダを追加します。変更を確認します。次に、ダッシュボードを編集し、「削除」アイコンをクリックしてカレンダを削除します。
サンドボックスでの作業を終了する際、アプリケーション管理者と協力して必ずサンドボックスを削除し、公開しないようにしてください。
ダッシュボードには、1つ以上のタブが含まれます。タブを追加して、類似情報を1つのグループにまとめることができます。
注意: 「ようこそ」ダッシュボードには、タブを追加できません。 |
ダッシュボードにタブを追加するには、次の手順を実行します。
必ずサンドボックスで作業します。サンドボックスでの作業の説明は、「進行中の作業の分離」を参照してください。
ダッシュボードに移動します。
グローバル領域で、自分の名前をクリックします。次に、「設定およびアクション」メニューの「管理」グループから、カスタマイズしているダッシュボードに応じて「作業領域ページのカスタマイズ」または「ホームページのカスタマイズ」を選択します。
「ページのカスタマイズ」ダイアログ・ボックスの「編集」で、変更されたラベルを表示するレイヤー(「サイト」、「外部」、「内部」または「ジョブ・ロール」)を選択します。「ジョブ・ロール」を選択する場合、変更を表示するジョブ・ロールを指定します。レイヤーの詳細は、「カスタマイズ・レイヤーについて」を参照してください。
ダッシュボードの編集中にレイヤーに定義されたカスタマイズを一時的に表示するには、そのレイヤーの「含める」を選択します。
「OK」をクリックします。
「+タブ」ラベルの付いたタブをクリックします。
次の図に示すように、フィールドにタブの名前を入力し、「このタブの名前変更」をクリックします。
(オプション)タブにコンテンツを追加します。
「閉じる」をクリックします。
演習
必ずサンドボックスで作業します。営業ダッシュボードにタブを追加して「My Tab
」という名前を付けます。タブのコンテンツを追加します。変更を確認します。次に、ダッシュボードを編集し、「My Tab」をクリックして「このタブの削除」をクリックし、タブをダッシュボードから削除します。
サンドボックスでの作業を終了する際、アプリケーション管理者と協力して必ずサンドボックスを削除し、公開しないようにしてください。
ダッシュボードのカスタマイズの詳細は、Customizing SalesのPage Composer: Customizing Oracle Sales Cloudを参照してください。