3 システムの電源を切る必要のないCRUの保守

この章では、Oracle Database Applianceのホットスワップ対応コンポーネントの取外しおよび交換方法について説明します。ホットスワップ対応とは、これらのコンポーネントを電源が投入されているシステムと交換できることを意味します。

注意:

ホットスワップ対応コンポーネントは、システムの電源を切断した状態でも交換できます。この方法を選択した場合は、まず第2章「Oracle Database Applianceの保守の準備」で説明されているとおりにシステムの電源を切ります。

この章では、次の項目について説明します。

Oracle Database Appliance X3-2/X4-2/X5-2サーバー・ノードのホットスワップ対応コンポーネント

この項では、Oracle Database Appliance X3-2、Oracle Database Appliance X4-2およびOracle Database Appliance X5-2の保守でホットスワップ対応コンポーネントを交換する手順について説明します。Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)を使用している場合は、「Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のホットスワップ対応コンポーネント」を参照してください。

ホットスワップ対応コンポーネントとは、システムおよびサーバー・ノードの稼働中に、管理タスクを必要とせずに、取外しおよび取付けが可能なコンポーネントです。これらは顧客交換可能ユニット(CRU)として指定されます。

アプライアンスのホットスワップの手順については、次の表を参照してください。

注意:

次の表のリンクをクリックすると、Oracle Database Applianceライブラリの外部にあるSun Server X3-2、Sun Server X4-2およびOracle Server X5-2ドキュメント・ライブラリの手順に移動します。Oracle Database Applianceライブラリに戻るには、ブラウザの「戻る」ボタンを使用します。

Oracle Database Appliance X3-2/X4-2/X5-2ストレージ・シェルフのホットスワップ対応コンポーネント

この項では、Oracle Database Appliance X3-2、Oracle Database Appliance X4-2およびOracle Database Appliance X5-2の保守でホットスワップ対応コンポーネントを交換する手順について説明します。Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)を使用している場合は、「Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のホットスワップ対応コンポーネント」を参照してください。

ホットスワップ対応コンポーネントとは、システムおよびサーバー・ノードの稼働中に、管理タスクを必要とせずに、取外しおよび取付けが可能なコンポーネントです。これらは顧客交換可能ユニット(CRU)として指定されます。

注意:

データ損失。データベースの稼働中にストレージ・シェルフまたはストレージ拡張シェルフ(取り付けられている場合)の両方の電源装置の電源を切断しないでください。ストレージ・シェルフまたは拡張ストレージ・シェルフの電源を切断する必要がある場合、まずデータベースを停止します。

注意:

ストレージ・シェルフ・コンポーネント(ディスク、SASケーブルなど)の物理的な取付けまたは取外しアクションの後は、システム・ソフトウェアがそのイベントを完全に処理できるように、次のアクションを実行する前に待機する必要があります。これは完了するまでに最長で3分かかる可能性があります。

交換手順(CRU)

Oracle Database Appliance X3-2/X4-2 (DE2-24P)およびOracle Database Appliance X5-2 (DE2-24C)ストレージ・シェルフのすべてのコンポーネントは、ストレージ・シェルフの電源が投入されて稼働しているときに交換できます。これには、次が含まれます。

ストレージ・シェルフのHDDまたはSSDを交換する

  1. シャーシの前面で障害のあるドライブを特定します。

    注意:

    装置の損傷。交換品の準備ができていない場合、ドライブを取り外さないでください。
  2. ラッチを押してドライブ・レバーを解除します。
  3. ドライブ・レバーを開位置まで開きます。
  4. ドライブ本体の中央部分をしっかり持ち、手前に引き出してシャーシから取り外します。

    DE2-24Pの例を次に示します。


    画像: DE2-24Pストレージ・シェルフ・シャーシからのドライブの取外しを示す図。

    DE2-24Cの例を次に示します。


    画像: DE2-24Cストレージ・シェルフ・シャーシからのドライブの取外しを示す図。
  5. 交換用ドライブのドライブ・レバーを開きます。
  6. レバーの支点方向に常に押しながら、ドライブをシャーシのスロット内に完全にスライドさせます。

    DE2-24Pの例を次に示します。


    画像: DE2-24Pストレージ・シェルフ・シャーシへのドライブの挿入を示す図。

    DE2-24Cの例を次に示します。


    画像: DE2-24Cストレージ・シェルフ・シャーシへのドライブの挿入を示す図。

ストレージ・シェルフの電源装置を交換する

ストレージ・シェルフおよびストレージ拡張シェルフには、それぞれ2つの電源装置があります。電源装置のインジケータ(LED)は、動作状態を示します。

電源装置は冗長化されており、アプライアンスの稼働中に交換できます。

画像: フライアウトを含むストレージ・シェルフの電源装置の図。
コールアウト 説明
1
ファン障害インジケータ
2
AC電源障害インジケータ
3
電源装置のステータス・インジケータ
4
DC電源障害インジケータ
5
オン/オフ・スイッチ
6
ACコネクタ

LED [1 - 4]のいずれかがオレンジ色の場合、または電源装置のステータス・インジケータが点灯していない場合、電源装置を交換します。

  1. 電源装置のオン/オフ・スイッチが"O"のオフ位置にあることを確認します。
  2. 電源コードの結束ストラップを電源コードから外し、電源コードを電源装置から外します。
  3. レバー/イジェクト・アームを解除します。
    画像: レバーが開いた状態のストレージ・シェルフの電源装置の図。
  4. 電源装置モジュールをシャーシから引き出します。
  5. 交換用電源装置のレバー/イジェクト・アームを開きます。
  6. 交換用の電源装置モジュールをシャーシにスライドさせます。

    ピンを曲げないように注意してください。

  7. レバー/イジェクト・アームを閉じます。

    「カチッ」という音がするまでレバーを押して完全に閉じます。

ストレージ・シェルフのI/Oモジュールを交換する

ストレージ・シェルフSAS I/Oモジュールは完全に冗長化されており、アプライアンスの実行中に交換できます。

  1. I/Oモジュールからケーブルを取り外します。

    適切なコネクタに戻せるようにケーブルに印を付けます。

    DE2-24Pの例を次に示します。


    画像: ODAストレージ・シェルフのDE2-24P IOモジュールの図。

    DE2-24Cの例を次に示します。


    画像: ODAストレージ・シェルフのDE2-24C IOモジュールの図。
    コールアウト 説明
    1
    I/Oモジュール1 (上部)
    2
    I/Oモジュール0 (下部)
  2. 親指と人差し指でリリース・ボタン[1]をレバー穴の方に押し込み、レバーを解除します[2]。
    画像: I/Oリリース・ラッチの図。
  3. レバーを持ち、I/Oモジュールを取り外します。

    注意:

    装置の損傷。I/Oモジュールの背面のコネクタ・ピンを損傷しないように注意してください。
  4. 新しいI/Oモジュールのレバーをまだ開いていない場合は、開きます。
  5. 新しいI/Oモジュールをディスク・シェルフにスライドさせます。
  6. ケーブルを再び接続します。
  7. 新しいI/Oモジュールが適切に動作していることを確認します。
    • 約60秒後、電源LEDが緑色になり、障害/位置特定LEDが消灯している必要があります。

    • ケーブルが接続されている各ポートの4つのアクティビティLEDがすべて緑色である必要があります。

Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のホットスワップ対応コンポーネント

この項では、Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の保守でホットスワップ対応コンポーネントを交換する手順について説明します。Oracle Database Appliance X3-2、Oracle Database Appliance X4-2またはOracle Database Appliance X5-2を使用している場合は、「Oracle Database Appliance X3-2/X4-2/X5-2サーバー・ノードのホットスワップ対応コンポーネント」または「Oracle Database Appliance X3-2/X4-2/X5-2ストレージ・シェルフのホットスワップ対応コンポーネント」を参照してください。

ホットスワップ対応コンポーネントとは、システムおよびサーバー・ノードの稼働中に、管理タスクを必要とせずに、取外しおよび取付けが可能なコンポーネントです。

注意:

ストレージ・シェルフ・コンポーネント(ディスク、SASケーブルなど)の物理的な取付けまたは取外しアクションの後は、システム・ソフトウェアがそのイベントを完全に処理できるように、次のアクションを実行する前に待機する必要があります。これは完了するまでに最長で3分かかる可能性があります。

Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)では、次のデバイスがホットスワップ対応です。

ストレージ・ドライブおよび起動ドライブ(CRU)の保守

Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)にはシャーシの前面に24台のストレージ・ドライブが搭載されており、各サーバー・ノードには背面に2台の起動ドライブが搭載されています。ストレージ・ドライブおよび起動ドライブはすべてホットスワップ対応です。

ドライブのステータスLEDの具体的な情報は、「ストレージおよび起動ドライブのステータス・インジケータ」を参照してください。

この項の内容は次のとおりです。

ストレージおよび起動ドライブの位置

アプライアンス・ストレージ・ドライブ。アプライアンス・ストレージ・ドライブは、Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の前面に取り付けられます。ドライブ番号は、アプライアンス[1]の右側のドライブ・ラベルに記載されています。

画像: ストレージ・ドライブの位置を示す図。

次の表は、スロット番号と、各スロットでサポートされるストレージ・ドライブのタイプを示しています。

注意:

アプライアンスには、機械的なハード・ディスク(HDD)ドライブとソリッド・ステート(SSD)ドライブの両方が含まれる場合があります。どちらも同じ2.5インチのディスク・ドライブ・ブラケットを使用します。SSDはHDDより小さい設置面積で、ブラケット内にあります。
ドライブ・スロット番号とサポートされるタイプドライブ・スロット番号とサポートされるタイプドライブ・スロット番号とサポートされるタイプドライブ・スロット番号とサポートされるタイプ
SSD20
SSD21
SSD22
SSD23
HDD16
HDD17
HDD18
HDD19
HDD12
HDD13
HDD14
HDD15
HDD8
HDD9
HDD10
HDD11
HDD4
HDD5
HDD6
HDD7
HDD0
HDD1
HDD2
HDD3

サーバー・ノードの起動ドライブ。各アプライアンス・サーバー・ノードには、Oracle Database Applianceの背面に取り付けられ、背面のドライブ・パネル・ラベルで識別される2台の起動ドライブがあります。

画像: 起動ドライブの位置を示す図。

次の表は、起動ドライブの位置と番号を示しています。

コールアウト ドライブの位置とID
1
サーバー・ノード1の背面の起動ドライブ。Oracle ILOMにリストされているサーバー・ノード1の起動ドライブの位置およびID:
  • /SYS/MB/RHDD1

  • /SYS/MB/RHDD0

2
サーバー・ノード0の背面の起動ドライブ。Oracle ILOMにリストされているサーバー・ノード0の起動ドライブの位置およびID:
  • /SYS/MB/RHDD1

  • /SYS/MB/RHDD0

ストレージ・ドライブを取り外す

  1. 取り外すストレージ・ドライブを特定します。

    ドライブに障害が発生した場合、オレンジ色の保守要求LEDが点灯します。ドライブ・ステータスLEDの詳細は、「ストレージおよび起動ドライブのステータス・インジケータ」を参照してください。具体的なドライブの位置は、「ストレージおよび起動ドライブの位置」を参照してください。

  2. ストレージ・ドライブを取り外します。
    1. 取り外すドライブ上で、ストレージ・ドライブのリリース・ボタンを押して、ラッチを開きます[1]。
    2. ラッチをつかみ、45度の角度に開きます[2]。
    3. ラッチを使用して、ドライブ・スロットからドライブをゆっくりと、横や縦にではなく、まっすぐに引き出します。

      ドライブを取り外す際には、ラッチを強い力で引っ張らないでください。

      注意:

      装置の損傷。ラッチをイジェクタとして使用しないでください。右に曲げすぎないようにしてください。

      注意:

      装置の損傷。ドライブを別のドライブと必ず交換して適切な通気を維持してください。

      画像: 前面ストレージ・ドライブの取外し方法を示す図。リリース・ボタンは左にあり、ラッチは左から右に開きます。

ストレージ・ドライブを取り付ける

  1. 交換用ドライブのためのドライブ・スロットの位置を決めます。

    ドライブは、取り付けられているスロットに応じて、物理的にアドレス指定されます。ドライブの位置は、「ストレージおよび起動ドライブの位置」を参照してください。

  2. ドライブをドライブ・スロットに差し込み、ぴったりはまるまでスライドさせます。
    画像: 前面ストレージ・ドライブの取付け方法を示す図。
  3. ラッチを閉じて、ドライブを所定の位置に固定します。
  4. fwupdateコマンドを実行して、DISKSセクションにすべてのディスクが一覧表示されていることを確認します。

起動ドライブを取り外す

  1. 取り外す起動ドライブを特定します。

    オレンジ色の保守要求LEDが点灯している可能性があります。具体的なドライブの位置は、「ストレージおよび起動ドライブの位置」を参照してください。

  2. 起動ドライブを取り外します。
    1. ドライブ・ドアを開くには、ラッチを左にスライドさせます。
    2. ドアを手前に引いて開けます[2]。
    3. 取り外すドライブ上で、ストレージ・ドライブのリリース・ボタンを押して、ラッチを開きます[2]。
    4. ラッチをつかみ、45度の角度に開きます[2]。
    5. ラッチを使用して、ドライブ・スロットからドライブをゆっくりと、横や縦にではなく、まっすぐに引き出します[2]。

      ドライブを取り外す際には、ラッチを強い力で引っ張らないでください。

      注意:

      装置の損傷。ラッチをイジェクタとして使用しないでください。右に曲げすぎないようにしてください。

      注意:

      装置の損傷。起動ドライブを取り外したらドアを閉め、不適切な通気による加熱を防ぎます。

      画像: 背面起動ドライブの取外し方法を示す図。

起動ドライブを取り付ける

  1. 交換用ドライブのためのドライブ・スロットの位置を決めます。

    ドライブは、取り付けられているスロットに応じて、物理的にアドレス指定されます。ドライブの位置は、「ストレージおよび起動ドライブの位置」を参照してください。

  2. 背面のドライブ・ドアを手前に引いて開けます。
  3. ドライブをドライブ・スロットに差し込み、ぴったりはまるまでスライドさせます[1]。
    画像: 背面起動ドライブの取付け方法を示す図。
  4. ドライブ・ラッチを閉じて、ドライブを所定の位置に固定します。
  5. ドライブ・ドアを閉じて、ドアのラッチがきちんと掛かるようにします[2]。

    注意:

    装置の損傷。起動ドライブを取り外したらドアを閉め、不適切な通気による加熱を防ぎます。
  6. 次のコマンドを実行して、OSが交換ディスクを認識することを確認します。
    # lsscsi -v | grep ATA
    [0:0:0:0]    disk    ATA      SEAGATE ST95001N n/a   /dev/sda
    [1:0:0:0]    disk    ATA      SEAGATE ST95001N n/a   /dev/sdb 

ファン・モジュール(CRU)の保守

Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の各サーバー・ノードには、2つのファン・モジュールがあります。各ファン・モジュールには、ファンが2つ付いたデュアルモーター80mm逆回転ファンが1つ内蔵されています。各ファン・モジュールはホットスワップ対応です。ファン・ステータスLEDの詳細は、「サーバー・ノードのファン・インジケータ」を参照してください。

システムから1つのサーバー・ノードを取り外すと、そのファンにより24台すべての前面ディスクとサーバー・ノードが十分に冷却されます。ドアが自動的に閉まって空のサーバー・ノード・スロットが閉鎖され、適切な冷却が確保されます。サーバー・ノードを交換すると、その2つのファンも24台の前面ディスクを冷却し、2つ目のサーバー・ノードを冷却します。

注意:

装置の損傷。ファン・モジュールに障害が発生したら、できるだけ早く交換してください。

この項では、次のトピックについて説明します。

ファン・モジュールの障害の検出

ファン・モジュールの障害が検出されると、次のLEDが点灯します。

ファンの障害によりサーバー・ノードの動作時温度が上昇すると、サーバー・ノードのシステム過熱LEDが点灯する場合があります。サーバー・ノードLEDの詳細は、「サーバー・ノードのステータス・インジケータ」を参照してください。

ファン・モジュールを取り外す

  1. 障害のあるファン・モジュールをオレンジ色のLEDで特定します。

    ファンに障害が発生すると、保守要求LEDがオレンジ色に点灯します。ファン・ステータスLEDの詳細は、「サーバー・ノードのファン・インジケータ」を参照してください。

  2. 障害のあるファン・モジュールを取り外すには、ファンのリリース・レバーを押し下げます[1]。
  3. リリース・レバーを押し下げている間に、ファン・モジュールのハンドルを使用してサーバー・ノードから引き出します[2]。

    ファンのドアが閉まり、適切な冷却を確保します。


    画像: シャーシからファンを取り外した図。

ファン・モジュールを取り付ける

  1. ファンのドア内でファン・モジュールの位置を合せ、サーバー・ノード内にスライドさせます。

    ファン・モジュールの横にあるエキステンダにより、差し込みやすいようにファンのドアが押し開けられます。

  2. ファン・モジュールがぴったりはまるようにしっかり押し入れます。

    ファンがぴったりはまると、ファン・リリース・レバーが掛かります。


    画像: ファン・モジュールの取付け方法を示す図
  3. 交換用ファン・モジュール上のファン障害ステータスLEDが緑色に点灯していることを確認します。
  4. 該当するサーバー・ノード上の次の障害LEDが消えていることを確認します。
    • 該当するサーバー・ノードの前面および背面にある保守要求LED
    • 該当するサーバー・ノードの前面にあるREAR HDD/PS/FAN LED

    システムLEDの詳細は、「サーバー・ノードのステータス・インジケータ」を参照してください。

電源装置(CRU)の保守

Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)には2つのホットスワップ対応電源装置が装備されています。これらは冗長化されており、システムは1つの電源装置で動作できます。これによって、システムを停止せずに、電源装置を取り外して交換することができます。

電源装置に障害が発生し、交換部品がない場合は、適切な通気を確保するために、障害のある電源装置をシステムに取り付けたままにしてください。

電源装置のステータスLEDの詳細は、「電源装置のステータス・インジケータ」を参照してください。

この項の内容は次のとおりです。

電源障害の検出

電源装置に障害が検出された場合、次のLEDが点灯します。

これらのLEDについては、1~6ページの「サーバー・ノードのステータス・インジケータ」を参照してください。

電源装置を取り外す

注意:

危険電圧。人の健康に対する感電のショックと危険を減らすには、次の指示に従ってください。
  1. どちらの電源装置(0または1)に交換が必要か特定します。

    電源装置上で点灯する保守要求LEDは、障害が検出されたことを示しています。電源装置のステータスLEDの詳細は、「電源装置のステータス・インジケータ」を参照してください。

  2. 障害のある電源装置から電源コードを外します。
  3. 電源装置のハンドルをつかみ、リリース・ラッチを押します[1]。
  4. 電源装置をシャーシから引き出します[2]。
    画像: 電源装置の取外し方法を示す図。

電源装置を取り付ける

  1. 交換用電源装置の位置をシャーシの空の電源ベイと合せます。
  2. ぴったりはまるまで電源装置をスライドさせます。

    電源装置がぴったりはまると、リリース・ラッチが掛かります。


    画像: 電源装置の取付け方法を示す図。
  3. 電源コードを電源装置に再接続し、次のことを確認します。
    • 電源装置のAC存在LEDが点灯している

    • 電源装置の保守要求LEDが消えている。

  4. 次のLEDが消えていることを確認します。
    • 両方のサーバー・ノードの前面にある保守要求LED

    • 両方のサーバー・ノードの前面にあるREAR HDD/PS/FAN LED

    システムLEDの詳細は、「ストレージおよび起動ドライブの位置」を参照してください。