| Oracle Cloud Oracle E-Business Suiteアダプタの使用 リリース18 品番E66534-10 | 目次 | 前 | 次 |
サンプル・ビジネス・シナリオ
Oracle E-Business Suite Purchasingアプリケーションで購買オーダーが承認されると、Oracle E-Business SuiteからOracle Integration Cloud Serviceに購買オーダー処理のXMLメッセージが送信されます。
この例では、Oracle PurchasingからのXML Gatewayメッセージ「Purchase Order XML message」をトリガー(ソース)として使用して、Oracle Integration Cloud Serviceで統合をトリガーするためにOracle E-Business Suiteアダプタを使用する方法を説明します。 Oracle E-Business Suiteアダプタは、Oracle Purchasingインスタンスへの接続に使用されます。 また、Oracle E-Business SuiteからOracle Integration Cloud Serviceの統合エンドポイントにアウトバウンドXMLメッセージを送信するために、Oracle XML Gatewayで取引パートナを構成する必要があります。
ランタイムに、オーダー承認時にサプライヤまたは取引パートナが購買オーダー処理のアウトバウンドXMLメッセージを受信するように構成されている場合、Oracle E-Business Suite Purchasingは統合をトリガーしてXML Gatewayアウトバウンド処理を開始し、Oracle E-Business SuiteからOracle Integration Cloud Serviceにオーダー処理XMLメッセージが送信されます。
Oracle Integration Cloud Serviceの統合でのXML Gatewayメッセージの使用
この項には、ビジネス・シナリオに基づく次のタスクが含まれています。
この例では、購買オーダーの承認にOracle E-Business Suite Purchasingアプリケーションを使用します。 接続を作成する前に、Oracle E-Business Suite Purchasingインスタンスを準備して、必要な設定または構成を行います。
Oracle E-Business Suite統合SOAゲートウェイを介して提供されるOracle E-Business Suite RESTサービスを構成します。
My Oracle Supportナレッジ・ドキュメント556540.1に記載されている設定タスクに従って、Oracle E-Business Suite統合SOAゲートウェイ・リリース12.1.3を構成し、RESTサービスのパッチを適用してRESTサービスの機能を有効化します。 詳細は、「Oracle E-Business Suiteアダプタを有効化するための設定タスク」のステップ1を参照してください。
(オプション) 必要に応じてOracle Integration Cloud ServiceのSSL証明書をOracle E-Business Suiteにインポートします。
SSL証明書のインポートの詳細は、「Oracle E-Business Suiteアダプタをトリガー(ソース)接続として使用するための設定タスク」のステップ4を参照してください。
(オプション) 必要に応じてOracle E-Business SuiteにプロキシURLを設定します。
プロキシ設定の詳細は、「Oracle E-Business Suiteアダプタをトリガー(ソース)接続として使用するための設定タスク」のステップ2を参照してください。
次の要件を満たすRESTサービスとしてMetadata Provider APIをデプロイし、メソッドのアクセス権限をoperationsユーザーに付与します:
サービス別名名としてproviderを含むAPIをデプロイ
APIに含まれるすべてのメソッドに対してGET HTTP動詞を使用して、APIをデプロイします
「すべて」のアクセス権を、メタデータ・プロバイダAPIに含まれるメソッドをoperationsユーザーに付与
RESTサービスのデプロイの詳細は、Oracle E-Business Suite統合SOAゲートウェイ実装ガイドのREST Webサービスのデプロイ、ネイティブ統合インタフェースおよびサービスの管理に関する項を参照してください。
RESTサービスへのセキュリティ付与の作成の詳細は、Oracle E-Business Suite統合SOAゲートウェイ実装ガイドのSOAPおよびREST Webサービスのサポート付きインタフェースに関する付与の管理、ネイティブ統合インタフェースおよびサービスの管理に関する項を参照してください。
次のステップを実行してOracle Integration Cloud ServiceでのOracle E-Business Suite用の接続を確立します。
「Connections」をクリックします。
「Create New Connection」をクリックします。
「In the Create Connection - Select Adapter」ダイアログが表示されます。
ダイアログから「Oracle E-Business Suite」を探すために名前の全部または一部を入力することで、Oracle E-Business Suiteアダプタを見つけることができます。
「Oracle E-Business Suite」の「Select」ボタンをクリックします。 「New Connection - Information」ダイアログが表示されます。
接続に関する次の情報を入力します。
Purchasing接続の作成

Connection Name: 接続名として「Purchasing」を入力します。
Identifier: 「PURCHASING」などの、Oracle E-Business Suite接続のデフォルトの識別子を受け入れます。
接続のロール:この接続のトリガーと呼び出しロールを選択します。
Description: 「Create an Oracle E-Business Suite Purchasing connection」などの、接続の説明情報を入力します。
「Create」をクリックして、接続を作成します。 「Purchasing」接続の「Connection Details」ページが表示されます。
次の情報を指定して追加の接続詳細を入力します。
「Email Address」: この接続で問題または変更が発生する場合に通知を受信する管理者の電子メール・アドレスを入力します。
接続プロパティ : 接続の構成をクリックして「接続プロパティ」ダイアログを開き、Oracle E-Business Suiteインスタンスに接続するURL (http://<ebs host name>:<port>)を入力します。
「OK」をクリックして、作業を保存します。
Security: 「Configure Security」をクリックして、「Credentials」ダイアログを開きます。
セキュリティ・ポリシーとして「Basic Authentication」が選択されていることを確認してください。
operationsをユーザー名として入力し、関連するパスワードをCredentialsダイアログに入力して、「接続プロパティ」ダイアログで先に指定したOracle E-Business Suite Purchasingインスタンスにアクセスします。
「OK」をクリックします。
「Test」をクリックして、作成した「Purchasing」接続をテストします。
「Save」をクリックして、接続を保存します。
「Exit Connection」をクリックします。
この項では、「PROCESS PO」という統合を「Publish To ICS」統合パターンで作成する手順を説明します。 このパターンを使用すると、前の手順で指定したOracle E-Business Suite Purchasing接続を統合のトリガーとして追加できます。
次のステップを実行して統合を作成します。
Integration Cloud Serviceのツールバーで「Designer」をクリックします。
「Designer Portal」で、「Integrations」をクリックします。
Integrationsページで、「New Integration」をクリックします。
「Create Integration - Select a Style/Pattern」ダイアログが表示されます。
「Publish To ICS」統合パターンの「Select」をクリックします。
統合用の「Publish To ICS」パターンの選択

「New Integration - Information」ダイアログが表示されます。 次の情報を入力します。
「What do you want to call your integration?」 統合名として「PROCESS PO」を入力します。
「Identifier」: 「PROCESS_PO」などのデフォルトの識別子値を受け入れます。
「Version」: デフォルトのバージョン番号を受け入れます。
「What does this integration do?」 「Create an integration for processing a purchase order in Oracle Purchasing」など、統合に関する説明情報を入力します。
「New Integration - Information」ダイアログへの統合情報の入力

「Create」および「Save」をクリックします。
統合を完成させるには、以降の項で説明する次のタスクを追加する必要があります。
作成した統合に目的の接続を追加します。
追跡のためのビジネス識別子を割り当てます。
追跡のためのビジネス識別子の割当てを参照してください。
「PROCESS PO」統合が作成されたら、Oracle E-Business Suiteアダプタをトリガー(ソース)として作成した「Purchasing」接続を追加できます。
次のステップを実行して、Oracle E-Business Suiteアダプタを統合のトリガーとして追加します。
「PROCESS PO」の統合ページで、「Connections」パネルから前の手順で作成した「Purchasing」接続を検索します。
統合デザイナで、右側の「Connections」パネルから「Purchasing」をキャンバスの「Trigger」(ソース)領域にドラッグします。 Configure Oracle E-Business Suite Adapter Endpointウィザードが表示されます。
「Basic Info」ページで次の情報を入力します。
What do you want to call your endpoint? - エンドポイント名として「EBS_Source」を入力します。
What does this endpoint do? - 「Process a purchase order in Oracle E-Business Suite」と入力します。
「What do you want to configure the endpoint for?」 - 「XML Gateway Map」を選択します。
XML Gatewayメッセージを使用したアダプタ・エンドポイントに関する基本情報の入力

「Next」をクリックして、統合の残りの構成に進みます。
「XML Gateway Message」ページで、トリガー(ソース)接続に関する次の情報を指定します。
Product Family: 製品ファミリから「Procurement」を選択します。
Product: 製品名のリストから、「Internet Procurement Enterprise Connector」を選択します。
XML Gateway Map: ドロップダウン・リストから、目的のXML Gatewayメッセージ名を選択します。 たとえば、「Purchase Order XML message」を選択します。
メッセージ・マップを選択すると、対応する情報がこのページに自動的に移入されます。 これには、統合リポジトリ名(PO:PRO)、内部名(itg_process_po_007_out)、統合標準(OAG 7.2)、およびメッセージ・マップの説明が含まれます。
目的のXML Gatewayメッセージ・マップの選択

「Next」をクリックします。
「Summary」ページに、選択したXML Gatewayメッセージに関する、指定した情報が表示されます。 これには、選択した調達製品ファミリおよびインターネット調達エンタープライズ・コネクタ製品のXMLゲートウェイ・メッセージ名itg_process_po_007_outと、リクエストのみの対話パターンが含まれます。
選択したXML Gatewayメッセージ情報の「Summary」ページでの表示

Oracle E-Business Suiteアダプタのソース・エンドポイント構成が選択したXML Gatewayメッセージを使用して正しく作成されました。
「Done」をクリックします。
これで、Oracle E-Businses Suiteの接続(この例では「Purchasing」)がキャンバスの「Trigger」(ソース)領域に表示されます。
「Trigger」領域の「Purchasing」と統合のXML Gatewayマップの表示

次のステップを実行して、ランタイムのメッセージのペイロード・フィールドを追跡します。
「Create Order Integration」ページで、「Tracking」をクリックします。
「Business Identifiers For Tracking」ダイアログが表示されます。
「Available Source Fields」セクションで、「XmlGateway_Input」ノード、「PROCESS_PO_007」ノード、「DATAAREA」ノード、「PROCESS_PO」ノード、「POORDERHDR」ノードの順に展開します。
「POID」要素を表の「Tracking Field」列にドラッグします。
表の「Tracking Field」フィールドにPOIDと、その隣に緑色のチェック・マークが表示されます。
追跡用に選択した識別子の表示

「Done」をクリックします。
作業を保存し、「Exit Integration」をクリックします。
統合のアクティブ化
目的のXML Gatewayメッセージを使用した統合が完成したら、その統合をアクティブ化できます。
「Integrations」ページで、前の手順で作成した「PROCESS PO」統合の「Activate」をクリックします。
「Confirmation」ダイアログが表示されます。 「Activate」をクリックして、アクションを確認します。
「PROCESS PO」統合のステータスが「ACTIVE」に変わります。
Oracle Integration Cloud Serviceの統合エンドポイントの記録
統合をアクティブ化したら、「PROCESS PO」統合の「Integration Details」アイコン(「i」)をクリックして、統合エンドポイントURLを取得する必要があります。 ポップアップ・ウィンドウが表示されます。 エンドポイントのURL情報を記録します。
この例でのエンドポイントURLを次に示します。
https://<ICS Host>:<Port>/integration/flowapi/rest/PROCESS_PO/v01/
注意: URLの末尾にmetadataは必要ありません。
「Integrations」ページの統合エンドポイントURLの取得

この記録された統合エンドポイントURLは、「統合後の取引パートナ情報の構成」で説明しているように、統合後の構成で取引パートナを定義する際にプロトコル・アドレス値として使用されます。
統合をアクティブ化した後に、手動タスクを実行して、統合で選択したアウトバウンド・トランザクション・メッセージ用の取引パートナ(この例では「Advanced Network Devices」)を構成する必要があります。 これには、Oracle E-Business Suiteのユーザー資格証明および通信プロトコルとアドレスの指定などが含まれます。
さらに、以前に記録した統合エンドポイントURL (https://<ICS Host>:<Port>/integration/flowapi/rest/PROCESS_PO/v01/など)を取得します。
次のステップを実行して、Oracle E-Business Suiteの取引パートナを構成します。
Oracle E-Business Suiteに、XML Gatewayの責任を持つユーザー(sysadminなど)としてログインします。
XML Gateway職責を選択し、ナビゲーション・メニューから「Define Trading Partners」を選択します。 「Define Trading Partner Setup」フォームが表示されます。
「Trading Partner Setup」フォームで、「Advanced Network Devices」という目的の取引パートナを検索して見つけます。
「Trading Partner Details」リージョンで、取引パートナに関する次の情報を追加します。
Transaction Type: PO
Transaction Subtype: PRO
Standard Code: OAG
External Transaction Type: PO
External Transaction Subtype: PROCESS
Direction: OUT
Map: itg_process_po_007_out
Connection/Hub: DIRECT
Protocol: HTTPS
プロトコル・アドレス:https://<ICS Host>:<Port>/integration/flowapi/rest/PROCESS_PO/v01/
前の手順で記録した、統合のエンドポイントURLを入力します。
ユーザー名: <ICS Username>
Oracle Integration Cloud Serviceに統合を実行するために使用されるOracle Integration Cloud Serviceユーザー資格証明を入力します。
パスワード: <ICS Password>
「Trading Partner Setup」フォームでの取引パートナ詳細の更新

作業を保存します。
例でのシナリオに基づいて、Oracle E-Business Suite Purchasingアプリケーションで購買オーダーが承認されると、Oracle PurchasingによってXML Gatewayアウトバウンド処理が開始され、Oracle Integration Cloud ServiceへのXMLメッセージが発行されます。 そのため、まず購買オーダーを作成し、次にそのオーダーを承認して、Oracle E-Business Suiteからのアウトバウンド処理をトリガーする必要があります。
次のステップを実行して、新規購買オーダーを作成および承認します。
Oracle E-Business Suite Purchasingインスタンスに、Purchasing、Vision Operations (USA)の責任を持つoperationsユーザーとしてログインします。
ナビゲーション・メニューから、「Purchase Orders」、「Purchase Orders」の順に選択します。
「Purchase Orders」フォームで、次の情報を使用して、構成した「Advanced Network Devices」という取引パートナまたはサプライヤの新規購買オーダーを作成します。
Supplier: Advanced Network Devices
Type: Standard Purchase Order
Site: SANTA CLARA-ERS
Ship-To: M1- Seattle Mfg
Bill-To: V1- New York City
「Line」タブで、明細品目を1つ追加します。
Num: 1
Item: AS10000
Description: 405 Digital Camera
UOM: Each
Quantity: 1
Price: 1
Freight: デフォルト値を受け入れます
FOB: デフォルト値を受け入れます
Promised Date: 希望の日付を入力します
Need By Date: 希望の日付を入力します
「Purchasing Orders」フォームでの購買オーダーの明細品目情報の入力

「Save」をクリックします。
購買オーダーは「Incomplete」ステータスで作成されます。
「Approve」をクリックします。
「Approve Document」フォームが表示されます。
「Approval Details」タブで「Submit for Approval」チェック・ボックスを選択し、「Transmission Method」リージョンで「XML」ボタンが選択されていることを確認します。
「Approval Details」での購買オーダーの承認

「OK」をクリックします。 オーダー・ステータスは「Incomplete」から「Approved」に更新されます。
このステータス変更によって、アウトバウンド・トランザクション用のXML Gatewayエンジンが内部でトリガーされます。 さらに、Oracle Integration Cloud Serviceに作成した「PROCESS PO」統合もトリガーされます。
Oracle Integration Cloud Serviceでの結果の監視
Oracle Integration Cloud Serviceにログインします。
Integration Cloud Serviceのツールバーで「Monitoring」をクリックします。
ナビゲータで、「Integrations」をクリックします。
「PROCESS PO」統合用に作成されたインスタンスをクリックして、結果を監視します。
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