Oracle® Fusion Middleware Oracle Exalytics In-Memory Machineインストレーションおよび管理ガイド for Linux Exalyticsソフトウェア・リリース1.0.0.5 for Exalytics X2-4、X3-4およびX4-4 E59379-02 |
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この章では、Exalytics MachineへのOracle Exalyticsリリース1パッチセット5 (1.0.0.5)の適用について説明します。
この章では、次の項目について説明します。
X2-4、X3-4およびX4-4 Exalytics Machine用のOracle Exalyticsパッチセットは、定期的に配信されるシステム・ソフトウェア・コンポーネントで構成されています。
システム・ソフトウェア・コンポーネント用として、Oracle Exalyticsパッチセットに次のいずれかまたはすべての更新が含まれる場合があります。
Linux x86-64用Exalytics Base Image
Oracle VM x86-64用Exalytics Base Image
Exalytics VM Template (ゲスト)
Oracle Business Intelligence、Oracle Enterprise Performance Management、Oracle TimesTen for Exalytics、Oracle Database In-MemoryおよびOracle Endecaの各ソフトウェア・リリースは、Exalyticsパッチセットに対して動作保証されています。これらのソフトウェア更新には、Exalytics専用に構築された新機能が含まれる場合があります。動作保証された最新バージョンのExalyticsでアプリケーション・ソフトウェア・スタックを更新することをお薦めします。
システム・コンポーネントおよびサポートされているアプリケーション製品コンポーネントの詳細は、次のリンク先にあるOracle Exalytics動作保証マトリクスを参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
この項は次のトピックで構成されています:
Oracle Exalyticsリリース1パッチ5は、システム・コンポーネントに適用される更新で構成されており、これらは表2-1に示されています。
表2-1 システム・コンポーネントとOracle Exalyticsパッチセット5でサポートされるバージョン
システム・コンポーネント | パッチセット5リリースに含まれるバージョン |
---|---|
Oracle Exalyticsベース・イメージ |
1.0.0.7 |
Oracle VM用Oracle Exalytics Base Image |
2.0.1.4 |
Oracle Exalytics VM Template (ゲスト) |
2.0.1.4 |
サポートされるアプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントの最新情報は、次のリンク先にあるOracle Exalytics動作保証マトリクスを参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
この項は次のトピックで構成されています:
第2.2.2.1項「非仮想Exalytics MachineでのOracle Exalyticsリリース1パッチセット5 (1.0.0.5)の適用」
第2.2.2.2項「仮想化用に構成されたExalytics MachineへのOracle Exalyticsリリース1パッチセット5 (1.0.0.5)の適用」
この項には次のトピックが含まれます:
このパッチセットは、現在Oracle Exalyticsリリース1パッチセット4 (Oracle Exalytics Base Image 1.0.0.6)を使用しているすべてのOracle Exalyticsユーザーが利用できます。
注意: Oracle Exalyticsリリース1パッチセット4より以前のリリースを使用している場合は、Oracle Exalyticsリリース1パッチセット5にアップグレードする前に、Oracle Exalyticsリリース1パッチセット4 (Base Image 1.0.0.6)にアップグレードする必要があります。Oracle Exalyticsリリース1パッチセット4の適用の詳細は、次のリンク先にあるOracle Exalytics In-Memory Machineインストレーションおよび管理ガイド for Linuxの第2章「パッチ適用」を参照してください。 |
パッチセットをインストールする前に、次のガイドラインを確認してください。
現在Oracle Exalyticsリリース1パッチセット4 (Oracle Exalytics Base Image 1.0.0.6)を使用していることを確認してください。
パッチセットに含まれるパッチを適用する前に、現在のインストール、構成ファイルおよびユーザー固有のすべてのアーティファクトをバックアップし、適用可能なすべてのサービスを停止していることを確認します。
Exalytics MachineにOracle Enterprise Performance Managementコンポーネントをインストールしている場合は、パッチを適用する前に、すべてのEnterprise Performance Managementサービスを停止します。また、パッチを適用した後は、すべてのサービスを確実に起動してください。詳細は、次のリンク先の『Oracle Enterprise Performance Management Systemインストレーションおよび構成ガイド、リリース11.1.2.3』の第12章「EPM System製品の起動と停止」を参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E40248_01/epm.1112/epm_install.pdf
Oracle Exalyticsリリース1パッチセット4にOracle Exalyticsリリース1パッチセット5をインストールする場合は、nqcmdユーティリティを使用してOracle TimesTenの集計を削除してください。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド』のOracle BIサーバーの問合せ用の集計の作成と維持に関する項を参照してください。
最新情報は、『Oracle Exalytics In-Memory Machine for Linuxリリース・ノート』を参照してください。
Oracle Exalyticsリリース1パッチセット4にOracle Exalyticsリリース1パッチセット5をインストールするには、次の手順を実行します。
手順1: ファームウェアのアップグレード
注意: この手順は、X2-4およびX3-4のユーザーのみが対象です。X4-4 Exalytics Machineを使用している場合は、この項は無視してください。X4-4ユーザーは、ILOM 3.2.4.18以上のバージョンを使用する必要があります。 |
ファームウェアを3.1.2.24.dにまだアップグレードしていない場合は、アップグレードしてください。Oracle Integrated Lights Out Manager 3.1.2.24.d (ILOM)は、新しいユーザー・インタフェースとナビゲーションを備えています。
注意: ILOMのバージョンを確認するには、ILOMで、「バージョン情報」ボタンをクリックします。 |
Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)の詳細は、次のリンク先にあるOracle Exalyticsライブラリで入手可能なSun Server X2-4のドキュメントを参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E27027_01/index.htm
動作保証された最新バージョンのExalyticsについては、次のリンク先のOracle Exalytics動作保証マトリクスを参照してください。Oracle Exalytics動作保証マトリクスは、次のリンク先にあります。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
ファームウェアをアップグレードするには:
My Oracle Supportに移動し、パッチ番号18391569をダウンロードします。
パッチzipファイルには、ILOM-3.1.2.24.d_r86253-Sun_Fire_X4470M2.pkgが含まれています。
zipファイルを一時フォルダに抽出します。
Exalytics Machineで、Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)に接続してログオンします。
ILOMの左側のペインで、ILOM管理を開いて、「メンテナンス」、ファーム・アップグレード・タブを選択します。
アップグレード・モードに入るをクリックします。
「OK」をクリックします。
「参照」をクリックし、一時フォルダに移動して、ダウンロードしたILOM-3.1.2.24.d_r86253-Sun_Fire_X4470M2.pkgを選択します。
「アップロード」をクリックします。
まだ選択していない場合は、既存の構成を保持を選択します。
「次のサーバーが電源オフするまでBIOSアップグレードを遅延する」を選択します。
注意: 「次のサーバーが電源オフするまでBIOSアップグレードを遅延する」オプションを選択しない場合、システムのホストはアップグレード中に停止します。 |
アップグレードの開始をクリックします。
「OK」をクリックします。
アップグレードが正常に完了すると、ILOMは自動的に再起動します。
手順2: Exalytics Base Image 1.0.0.7のダウンロードおよびマウント
Exalytics Base Image 1.0.0.7をダウンロードしてマウントするには:
次のリンクのOracle Software Delivery Cloud Webサイトに移動します。
製品パックとして「Oracle Business Intelligence」を選択します。
プラットフォームは、Linux x86-64を選択します。
「実行」をクリックします。
Linux x86-64用Oracle Exalyticsソフトウェア・メディア・パック(リリース1.0.0.5.0)を選択して、クリックします。
V56223-01.iso (Linux x86-64用のOracle Exalytics X2-4/ X3-4/X4-4 Base Image 1.0.0.7)をダウンロードします。
Exalytics Machineの構成に応じて、次のいずれかのアクションを実行します。
X2-4およびX3-4マシンの場合、メニュー・バーから「デバイス」、CD-ROMイメージを選択し、ILOMでリモート仮想CD-ROMとしてV56223-01.isoをリンクします。
X4-4マシンの場合、メニュー・バーからKVMS、「記憶域」を選択します。「追加」をクリックし、ILOMでリモート仮想CD-ROMとしてV56223-01.isoにリンクします。「接続」をクリックします。
ディレクトリを作成するには、次のコマンドを入力します。
# mkdir /mnt/exalyticsPS5
ベース・イメージをディレクトリにマウントするには、次のコマンドを入力します。
# mount -t iso9660 -o loop,ro V56223-01.iso /mnt/exalyticsPS5/
手順3: Oracle Exalytics Base Image 1.0.0.7アップグレード・スクリプトの実行
アップグレード・スクリプトを実行して、Oracle Exalyticsベース・イメージを1.0.0.7にアップグレードします。
注意: Oracle Exalyticsリリース1パッチセット4 (Base Image 1.0.0.6)にOracle Exalyticsリリース1パッチセット5 (Base Image 1.0.0.7)をインストールする場合、スクリプトによって、既存のインストールに影響を及ぼすことなく新しいrpmがインストールされます。 |
Oracle Exalytics Base Image 1.0.0.7アップグレード・スクリプトを実行するには:
すべてのOracle Business Intelligence、Oracle TimesTenおよび(インストールされている場合は)Enterprise Performance Managementサービスを停止してバックアップします。
Oracle Business Intelligenceの停止方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のOracle Business Intelligenceの起動と停止に関する項を参照してください。
Oracle TimesTenサービスの開始および停止方法の詳細は、『Oracle® TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のTimesTenデータ・マネージャ・デーモンの操作に関する項を参照してください。
Enterprise Performance Managementサービスの開始および停止方法の詳細は、次のリンク先の『Oracle Enterprise Performance Management Systemインストレーションおよび構成ガイド、リリース11.1.2.3』の第12章「EPM System製品の起動と停止」を参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E40248_01/epm.1112/epm_install.pdf
My Oracle Supportに移動し、選択したディレクトリにパッチ番号19849524 (Exalyticsベア・メタル用のExalyticsパッチセット・アップグレード1.0.0.5のアップグレード・ユーティリティ)をダウンロードします。
パッチには、p19849524_10050_Linux-x86-64.zipファイルが含まれます。
ファイルを一時(/tmp)ディレクトリに解凍します。
解凍されたファイルには、様々なrpm (RPM Package Manager)ファイルが含まれています。
一時(tmp)ディレクトリに移動するには、次のコマンドを入力します。
# cd /tmp
アップグレード・スクリプト(exalytics-scripts-1.0.0.7-27.noarch.rpm)をインストールするには、次のコマンドを入力します。
# rpm -Uv --replacefiles exalytics-update-1.0.0.7-27.noarch.rpm
スクリプトがインストールされます。
出力は、次のようになります。
Preparing packages for installation... exalytics-update-1.0.0.7-27 postInstall (exalytics-scripts) 1 ... [EXALYTICS_INFO:GENERAL] starting; Day Month Date HOUR:MIN:SEC YEAR ... [EXALYTICS_INFO:GENERAL] Updating exalytics-node-config file to set EXALYTICS_INSTALL_TYPE=BM ... [EXALYTICS_INFO:GENERAL] finished; Day Month Date HOUR:MIN:SEC YEAR postInstall (exalytics-scripts) 1; done
mkinitrd-develパッケージを削除するには(これにより、アップグレードの競合が発生する可能性があります)、次のコマンドを実行します。
# rpm -e --nodeps mkinitrd-devel-5.1.19.6-75.0.9.el5.i386
# rpm -e --nodeps mkinitrd-devel-5.1.19.6-75.0.9.el5.x86_64
Oracle Exalytics binディレクトリに移動するには、次のコマンドを入力します。
# cd /opt/exalytics/bin
Oracle Exalyticsベース・イメージをアップグレードするには、次のコマンドを入力します。
# ./update_bm_1.0.0.6_to_1.0.0.7.sh file:///mnt/exalyticsPS5/Server
オプション: /var/log/exalytics/update-1.0.0.7.logと/var/log/exalytics/exalytics.logのログ・ファイルを表示します。
Exalytics Machineを再起動するには、次のコマンドを入力します。
# /sbin/shutdown -r now
注意: Integrated Lights Out Manager (ILOM)を使用して、Exalytics Machineを起動することもできます。 |
Oracle Business Intelligence、Oracle TimesTenおよびEnterprise Performance Managementサービスを再起動します。
ベース・イメージを確認するには、rootユーザーとして次のコマンドを入力します。
# /opt/exalytics/bin/exalytics_imageinfo
出力は、次のようになります。
Image version : 1.0.0.7
Creation timestamp : Day Date Month YEAR HOUR:MIN:SEC
Kernel version: 2.3.39-400.128.17.el5uek
RPM versions:
kernel-uek-2.6.39-400.128.17.el5uek
kernel-2.6.18-308.24.1.0.1.el5
exalytics-container-bm-1.0.0.7-2
exalytics-scripts-1.0.0.7-18
exalytics-flash-1.0.0.7-11
exalytics-domain-configure-1.0.0.7-4
exalytics-deps-exact-1.0.0.7-2
exalytics-deps-minimum-1.0.0.7-2
注意: ビルド番号が、ここに示したものとは異なる場合がありますが、更新されたカーネル・バージョンがここに示されているものと同じであることを確認してください。 |
手順4: (オプション) ASRの構成
ASRを構成するには:
新しいマシンにOracle Exalyticsリリース1パッチセット5をインストールした場合は、ASRを次のように構成します。
Oracle Exalytics In-Memory Machineオーナーズ・ガイドのAuto Service Request (ASR)のインストールに関する項で説明されている手順に従いますが、次の手順は変更してください。
第9.3項「始める前に」の手順5を次の手順に置き換えます。
/opt/exalytics/asrディレクトリに移動して、/etc/inittabファイルに次の行を追加します。
emh1:345:respawn:/opt/exalytics/asr/bda_mon_hw_asr.pl -server
コマンド行で、次のコマンドを入力し、bda_monサーバーを初期化して起動します。
init q
第9.7項「テレメトリ・ソースの構成」の手順2のコマンドを次のコマンドに置き換えます。
# cd /opt/exalytics/asr
# ./setup_asr_ilom.pl -host <hostname OR ip>
Oracle Exalyticsリリース1パッチセット4にOracle Exalyticsリリース1パッチセット5をインストールし、ASRが構成済の場合は、次の手順を実行しASRが動作中であることを確認します。
ps -ef | grep bda
コマンドを実行して、bda_mon_hw_asr_plが動作していることを確認します。
詳細は、『Oracle Exalytics In-Memory Machineオーナーズ・ガイド』のAuto Service Requestソフトウェアのインストールに関する項を参照してください。
手順5: (オプション) Enterprise Manager Cloud Control DiscoveryのExalyticsホストの構成
Enterprise Manager Cloud Control DiscoveryのExalyticsホストを構成するには:
Enterprise Manager Cloud Control (EMCC)がデプロイされている新しいマシンにOracle Exalyticsリリース1パッチセット5をインストールした場合は、次の手順を実行して、Exalyticsホストを特定するようにEMCCを構成します。
次の手順を実行して、Exalytics MachineにSPシステム識別子が設定されていることを確認します。
Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)にログオンします。
「システム情報」を開きます。
「サマリー」を選択します。
SPシステム識別子が表示されていることを確認します。
ILOMにログオンし、ILOMの左側のペインでILOM管理を開いて、「ID」を選択します。SPシステム識別子の値に、Oracle Exalytics AK00026925などの一意の値が入力されていることを確認します。
Exalytics Machineにログオンします。
コマンドchmod +x exalytics_configure_for_emcc.sh
を実行して、実行権限を付与します。
次のコマンドをrootユーザーとして実行し、ファイルを作成します。
./exalytics_configure_for_emcc.sh
出力を確認し、/var/exalytics/info/em-context.infoファイルのコンテンツにOracle Exalytics Machineのシステム識別子が正しく表示されていることを確認します。システム識別子は、この手順(b)で確認したシステム識別子と同一である必要があります。
Enterprise Manager Cloud Control (EMCC)がデプロイされているOracle Exalyticsリリース1パッチセット4にOracle Exalyticsリリース1パッチセット5をインストールした場合は、次の手順を実行し、EMCCによってExalyticsホストが特定されることを確認します。
/var/exalytics/info/em-context.infoファイルのコンテンツを確認し、そのコンテンツにOracle Exalytics Machineのシステム識別子が正しく表示されていることを確認します。
システム識別子は、前述の手順(a)で確認した、Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)に表示されるシステム識別子と同一である必要があります。
使用しているデプロイメントに応じて、このリリースに対して新規に動作保証されたアプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントのアップグレードまたはパッチ適用を実行します。
注意: この項は、すでにアプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントを実行している既存のExalyticsユーザーを対象としています。新規Exalyticsユーザーは、第4章「Exalytics Machineへのソフトウェアのインストール」に進んでください。 |
アプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントのアップグレードまたはパッチ適用を実行する前に、インストールしようとしているものが、最新バージョンのExalytics動作保証済アプリケーション・ソフトウェアであることを確認してください。最新の動作保証については、Oracle Exalytics動作保証マトリクスを参照してください。Oracle Exalytics動作保証マトリクスは、次のリンク先にあります。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
この項には次のトピックが含まれます:
Oracle BI EE 11.1.1.7.xのダウンロードとインストール
最新のOracle BI EE 11.1.1.7.xパッチセットをOracle BI EE 11.1.1.7.0インストールに適用するには、パッチ19261194 (Oracle BI EE 11.1.1.7.141014パッチセットの最上位のパッチ)のREADMEファイルに記載された手順を参照してください。
注意: 初めてOracle Exalyticsをインストールする場合は、Oracle BI EE 11.1.1.7.0をインストールする必要があります。詳細は、第4章「Exalytics Machineへのソフトウェアのインストール」を参照してください。また、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceインストレーション・ガイド』も参照してください。 |
Oracle BI EE 11.1.1.6.xインストールを実行している場合は、Oracle BI EE 11.1.1.7.0にアップグレードする必要があります。Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceのアップグレード・ガイドを参照してください。
注意: Oracle BI EE 11.1.1.6.xインストールのインストールまたは管理にExalytics Domain Management Utilityは使用できません。まず、Oracle BI EE 11.1.1.6.xインストールをOracle BI EE 11.1.1.7.0にアップグレードしてから、Exalytics Domain Management Utilityを使用して、このインストールを既存のプライマリ・ドメインとして登録します。 |
Oracle Timesten 11.2.2.7.xのダウンロードとインストール
Oracle TimesTenをダウンロードしてインストールする前に、最新バージョンのExalytics動作保証済Oracle TimesTenバージョンをインストールしていることを確認してください。最新の動作保証については、Oracle Exalytics動作保証マトリクスを参照してください。Oracle Exalytics動作保証マトリクスは、次のリンク先にあります。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
Oracle TimesTenをダウンロードしてインストールするには:
My Oracle Supportに移動します。
最新バージョンのExalytics動作保証済Oracle TimesTenを検索してダウンロードします。
注意: 初めてOracle Exalyticsをインストールする場合は、以前のOracle TimesTenバージョンにパッチを適用するかわりに、動作保証された最新バージョンのOracle TimesTenをインストールできます。 |
Oracle TimesTenのインストール時に、「このインスタンスをアップグレードしますか。」という質問が表示された場合は「はい」と答えます。
また、既存のファイルは削除しないようにしてください。たとえば、インストール時に、次のような質問が表示された場合は「いいえ」と答えます。
<installation_directory>/TimesTen/tt1122/network/admin/samples内のファイルもすべて削除しますか。
既存のcluster.oracle.iniファイルを置き換えますか。
既存の<installation_directory>/TimesTen/tt1122/info/sys.odbc.iniファイルを置き換えますか。
<installation_directory>/TimesTen/tt1122/info内のファイルもすべて削除しますか。
詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』のインプレース・データベース・アップグレードの実行に関する項およびオフライン・アップグレードの実行に関する項を参照してください。
注意: 必要に応じて、Oracle Exalytics用のOracle Database In-Memoryをインストールできます。Oracle Exalytics用のOracle Database In-Memoryをインストールする手順は、第4.8項「Oracle Exalytics用のOracle Database In-Memoryのインストール」を参照してください。 |
Oracle BI Applications 11.1.1.8.1のダウンロードとインストール
Oracle BI Applications 11.1.1.8.1をデプロイする場合は、Oracle BI Applications 11.1.1.8.1をインストールします。詳細は、第4.5項「Exalytics MachineでのOracle BI Applications 11.1.1.8.1のインストールおよび構成」を参照してください。
Oracle Endeca 3.1のダウンロードとインストール
Oracle Endeca 3.1をインストールするには、Oracle Exalyticsドキュメント・ライブラリから利用可能なOracle Endeca Information Discoveryのドキュメントを参照してください。
仮想化用に構成されたExalytics MachineにOracle Exalyticsリリース1パッチセット5 (1.0.0.5)を適用します。Oracle Exalyticsリリース1パッチセット5 (1.0.0.5)は、Flashドライバ、FlashユーティリティおよびExalytics Domain Management Utilityで構成されています。
この項には次のトピックが含まれます:
第2.2.2.2.1項「仮想化用に構成されたExalytics MachineにOracle Exalyticsリリース1パッチセット5をインストールする必要があるユーザー」
第2.2.2.2.2項「仮想化用に構成されたExalytics MachineにOracle Exalyticsリリース1パッチセット5を適用するための前提条件」
第2.2.2.2.3項「Oracle VM 3.0.3以降のバージョン用のOracle ExalyticsのOracle VM 3.2.8用へのアップグレード」
第2.2.2.2.6項「仮想化用に構成されたExalytics Machineのアプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントのアップグレードおよびパッチ適用」
このパッチセットは、バージョン3.0.3以降のOracle VM Serverおよびバージョン3.0.3以降のOracle VM Managerを実行しているすべてのExalytics仮想化ユーザーが適用できます。
注意: 現在Exalytics仮想化を実行しているすべてのユーザーがOracle Exalyticsリリース1パッチセット5 (1.0.0.5)にアップグレードすることをお薦めします。 |
Exalytics仮想化にOracle Exalyticsリリース1パッチセット5を適用するには、次の前提条件を満たす必要があります。
1つ以上のExalytics Machineが仮想化用に構成されていること。
Oracle VM Server 3.2.8およびOracle VM Manager 3.2.8以降のバージョンにアップグレードされていること。
Oracle VM ServerがOracle VM Manager環境に追加されていること。Oracle VM ServerをOracle VM Managerに追加する手順は、第3.1.2.2.2項「Oracle VM Serverの検出」を参照してください。
この項は次のトピックで構成されています:
「Oracle VM Manager 3.0.3以降のバージョンのOracle VM Manager 3.2.8+へのアップグレード」
「Oracle VM Server 3.0.3 (Base Image 2.0.1.1)以降のバージョンのOracle VM Server 3.2.8へのアップグレード」
Oracle VM Manager 3.0.3以降のバージョンのOracle VM Manager 3.2.8+へのアップグレード
Oracle VM Managerでは、Oracle VM Server、仮想マシンおよびリソースを管理するためのグラフィカル・ユーザー・インタフェースを提供します。
注意: 初めてOracle VM Managerをインストールする場合は、Oracle VM Manager 3.2.8を直接インストールできます。詳細は、第3.1.2.2項「Oracle VM Manager 3.2.8のインストールと構成」を参照してください。 |
Oracle VM Manager 3.0.3以降のバージョンの3.2.8+へのアップグレードの手順:
http://edelivery.oracle.com/oraclevm
に移動し、次の手順を実行します。
「製品パックを選択」リストで、「Oracle VM」を選択します。
「プラットフォーム」リストで、x86-64ビットを選択します。
「実行」をクリックします。
x86-64ビット用Oracle VM 3.2.8メディア・パックを選択し、「続行」をクリックします。
Oracle VM Manager 3.2.8 - アップグレードのみ(部品番号V44602-01)をダウンロードします。
Oracle VM Managerのアップグレードは、READMEの手順に従ってください。
Oracle VM Server 3.0.3 (Base Image 2.0.1.1)以降のバージョンのOracle VM Server 3.2.8へのアップグレード
注意: Exalytics Machineを初めて仮想化用に構成する場合は、Oracle VM Server 3.2.8を直接インストールできます。Oracle VM Server 3.2.8のインストールの詳細は、第3.1.2.1項「Oracle VM Server 3.2.8のインストールと構成」を参照してください。 |
Oracle VM Server 3.0.3 (Base Image 2.0.1.1)以降のバージョンのOracle VM Server 3.2.8へのアップグレードは、次の手順からなります。
アップグレード前のタスク
この項は次のトピックで構成されています:
メモリーを増やすためのGrub構成ファイルの編集
Grub構成ファイルを編集して、割り当てられたメモリーを2GBから16GBに増やします。
メモリーを増やすためのGrub構成ファイルの編集の手順:
rootユーザーとしてログオンします。
/etc/grub.confファイルをテキスト・エディタで開きます。
割り当てられたメモリーを2GBから16GBに変更します。
grub.confファイルのkernel /xen.gz行を変更すると、次のように表示されます。
kernel /xen.gz dom0_mem=16384M allowsuperpage dom0_vcpus_pin dom0_max_vcpus=20 no-bootscrub
grub.confファイルのmodule/vmlinuz行を変更すると、次のように表示されます。
module /vmlinuz-2.6.39-300.32.6.el5uek ro root=UUID=5d6c3568-1894-41cd-80d9-5d190b4529f5 no-bootscrub swiotlb=131072
Oracle VM Serverを停止して起動します。詳細は、「Oracle VM Serverの停止と起動」を参照してください。
Oracle VM Serverの停止と起動
Oracle VM Serverの停止と起動の手順:
Oracle VM Serverを停止して起動するには、次の手順を実行します。
Exalytics Machineで実行中の該当プロセスをすべて停止します。
サーバーで実行中のすべての仮想マシンを停止します。
Oracle VM Managerに接続します。
「サーバー」および「VM」タブを選択します。
左側のペインで、「サーバー・プール」を開いて、Exalytics Machineが含まれるサーバー・プールを選択します。
Exalytics Machineを右クリックして、「サーバーの再起動」を選択します。
Oracle VM Serverが自動的に停止して起動します。
Oracle VM Serverが再起動したことを確認します。
Oracle VM Server 3.0.3 (Base Image 2.0.1.1)以降のバージョンのOracle VM Server 3.2.8へのアップグレード
Oracle VM Serverをアップグレードする前に、Oracle VM Managerがアップグレードされていることを確認してください。
Oracle VM Server 3.0.3 (Base Image 2.0.1.1)以降のバージョンのOracle VM Server 3.2.8へのアップグレードの手順:
次の手順を実行して、Oracle VM Serverを停止します。
Exalytics Machineで実行中の該当プロセスをすべて停止します。
サーバーで実行中のすべての仮想マシンを停止します。
Oracle VM Managerに接続します。
サーバーおよびVMタブを選択します。
左側のペインで、サーバー・プールを開いて、exalytics_server_poolを開きます。
Exalytics Machineを右クリックして、サーバーの停止を選択します。
詳細は、『Oracle VMユーザーズ・ガイド リリース3.2』のOracle VM Serverの停止に関する項を参照してください。
Webブラウザで、URL: http://edelivery.oracle.com
を表示し、Exalytics Oracle VM x86-64用のOracle Exalytics Base Image 2.0.1.4.0ファイル(部品番号V56222-01.zip)をローカル・ディレクトリにダウンロードして解凍します。
zipファイルには、次のisoファイルが含まれています。
Exalytics_Upgrade_OVS3.2.8_09252014.iso: このisoファイルを使用して、Oracle VM Server 3.2.8にアップグレードします。
Exalytics Machineで、Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)に接続してログオンします。
注意: X2-4またはX3-4 Exalytics MachineでOracle VM Server 3.2.8にアップグレードする場合、ILOM 3.1.2.24.dを使用する必要があります。X4-4 Exalytics MachineでOracle VM Server 3.2.8にアップグレードする場合、ILOM 3.2.4.18以降のバージョンを使用する必要があります。動作保証された最新バージョンのExalyticsについては、次のリンク先のOracle Exalytics動作保証マトリクスを参照してください。Oracle Exalytics動作保証マトリクスは、次のリンク先にあります。
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サマリー情報画面の「アクション」で、「起動」をクリックしてリモート・コンソールを起動します。
ILOMリモート・コンソールが表示されます。
Exalytics Machineの構成に応じて、次のいずれかのアクションを実行します。
X2-4またはX3-4 Exalytics Machineの場合、ILOMバージョン3.1.2.24.dで、メニュー・バーから「デバイス」、CD-ROMイメージを選択し、ILOMでリモート仮想CD-ROMとしてOracle VM Server 3.2.8アップグレード・イメージ(Exalytics_Upgrade_OVS3.2.8_09252014.iso)をリンクします。
X4-4 Exalytics Machineの場合、ILOMバージョン3.2.4.18で、メニュー・バーからKVMS、「記憶域」の順に選択します。「追加」をクリックし、ILOMでリモート仮想CD-ROMとしてOracle VM Server 3.2.8アップグレード・イメージ(Exalytics_Upgrade_OVS3.2.8_09252014.iso)にリンクします。「接続」をクリックします。
ILOMの左側のペインで、ホスト管理を開いて、ホスト制御をクリックします。次のブート・デバイス・リストで、CDROMを選択し、「保存」をクリックします。
ILOMの左側のペインでホスト管理を開いて、電源制御をクリックし、マシンを再起動します。「アクションの選択」リストで、電源サイクルを選択し、「保存」をクリックします。
Exalytics Machineが再起動し、「CDが検出されました」画面が表示されます。
OKを押して、メディア・テストを開始します。
メディア確認画面が表示されます。
テストを押して、ドライブ内のCDをテストします。
テストが完了すると、メディア確認結果画面が表示されます。
OKを押します。
メディア確認画面が表示されます。
続行を押します。
キーボード選択画面が表示されます。
Exalytics Machineに接続されているモデル・キーボードを選択して、OKをクリックします。
OVS EULA画面が表示されます。
受諾を押します。
「アップグレードするシステム」画面が表示されます。
現在インストールされているOracle VM Serverを選択し、「OK」を押します。
「ブート・ローダー構成のアップグレード」画面が表示されます。
ブート・ローダー構成の更新のスキップを選択して、「OK」を押します。
OKを押します。
アップグレードが正常に完了したことを確認し、再起動を押します。
Exalytics Machineが再起動します。
次の手順を実行して、アップグレードされたOracle VM Serverを再検出します。
Oracle VM Managerに接続します。
サーバーおよびVMタブを選択します。
左側のペインで、サーバー・プールを開いて、exalytics_server_poolを開きます。
対象のExalytics Machineを右クリックして、サーバーの再検出を選択します。
次のサーバーに関する情報を入力します。
- Oracle VMエージェントのポート。デフォルトのポート番号は8899です。
- Oracle VMエージェントのパスワード。デフォルトのパスワードはoracleです。
- IPアドレス。
「OK」をクリックします。
詳細は、『Oracle VMユーザーズ・ガイド リリース3.2』のOracle VM Serverの停止に関する項を参照してください。
この項は次のトピックで構成されています:
Exalytics Base Image for Oracle VMの2.0.1.4へのアップグレード
Oracle VM Serverにパッチを適用することによって、Exalytics Base Image for Oracle VMを2.0.1.4にアップグレードします。このパッチにより、Base Imageが2.0.1.4にアップグレードされ、Flashドライバおよびユーティリティがインストールされます。
Oracle Exalytics Base Image for Oracle VMの2.0.1.4へのアップグレードの手順:
My Oracle Supportに移動し、パッチ番号18961186 (Linux x86-64用のExalytics Base Image 2.0.1.4 Oracle VMのパッチセット・アップグレード・ユーティリティ)をダウンロードします。パッチには、p18961186_10050_Linux-x86-64.zipファイルが含まれます。
zipファイルには、FlashドライバおよびFlash構成スクリプトが含まれます。
rootユーザーとしてExalytics Machineにログオンします。
Exalytics Machine上の適切なディレクトリに、このファイルの内容を抽出します。
ファイルを一時(/tmp)ディレクトリに解凍します。
次のディレクトリが作成されます。
exalytics_ovs_server_base_image_upgrade_to_2.0.1.4.0.
次のコマンドを入力してこのディレクトリに移動します。
# cd exalytics_ovs_server_base_image_upgrade_to_2.0.1.4.0
Base Imageを2.0.1.4にアップグレードし、Flashをインストールするには、次のコマンドを入力します。
# ./exalytics_ovs_server_base_image_upgrade_to_2.0.1.4.0.sh
出力は、次のようになります。
OS Version check passed.. Update to 2.0.1.4.0 starting at Mon Sep 15 10:41:28 EDT 2014 Skipping removing rpm kernel-ib-devel as it doesn't exist... Skipping removing rpm kernel-ib as it doesn't exist... Skipping removing rpm ibvf-config as it doesn't exist... Done Applying rpm exalytics-flash-1.0.0.6-3.x86_64.rpm Preparing... ########################################### [100%] 1:exalytics-flash ########################################### [100%] postInstall (exalytics-flash) 1 ... [EXALYTICS_INFO:GENERAL] Updating exalytics-flash-config file to set FLASH_INSTALL_TYPE=OVS ... postInstall (exalytics-flash) 1; done Applying rpm openib-1.5.4.1-4.0.16.el5.noarch.rpm warning: ./rpms/openib-1.5.4.1-4.0.16.el5.noarch.rpm: Header V3 DSA signature: NOKEY, key ID 1e5e0159 Preparing... ########################################### [100%] 1:openib ########################################### [100%] Applying rpm ovsvf-config-1.0-10.noarch.rpm warning: ./rpms/ovsvf-config-1.0-10.noarch.rpm: Header V3 DSA signature: NOKEY, key ID 1e5e0159 error: Failed dependencies: infiniband-diags is needed by ovsvf-config-1.0-10.noarch sed: cannot rename /etc//sedHbkLxt: Invalid cross-device link Preparing... ########################################### [100%] 1:infiniband-diags ########################################### [100%] Preparing... ########################################### [100%] 1:exalogic.tools ########################################### [100%] -------------------------------------------------------- Successfully installed exalogic.tools -------------------------------------------------------- .....[exalogic.tools] := Post Transaction called............... Preparing... ########################################### [100%] 1:libibumad ########################################### [100%] Preparing... ########################################### [100%] 1:libibmad ########################################### [100%] Preparing... ########################################### [100%] 1:opensm-libs ########################################### [100%] Preparing... ########################################### [100%] 1:opensm ########################################### [100%] [EXALOGIC_INFO:GENERAL] Configuring Xen bridge... [EXALOGIC_INFO:GENERAL] Adding GATEWAY to /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-xenbr0... grep: /tmp/cur_network.conf: No such file or directory [EXALOGIC_INFO:GENERAL] Xen bridge is configured Running post patch script file /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-bondib0 not found /usr/lib/init-exalogic-node/init-ipoib.sh not exist in /etc/rc.local , nothing to delete Completed post patch script Expected base image version number not found in /usr/lib/init-exalogic-node/.image_id so not updating Image name in imageinfo is already uptodate finished; Mon Sep 15 10:41:31 EDT 2014 finished; Mon Sep 15 10:41:31 EDT 2014
アップグレードが正常に実行されたことを確認するには、次のコマンドを入力します。
# imageinfo
出力は、次のようになります。
Exalytics 2.0.1.4.0 (build:r) Image version : 2.0.1.4.0 Image build version : Creation timestamp : 2014-09-09 11:47:59 -0400 Kernel version : 2.6.32.21-45.6xen Image activated : 2014-09-02 04:02:58 -0500 Image status : SUCCESS
FlashがインストールされたことおよびインストールされたFlashカードの数を確認するには、次のコマンドを入力します。
# ddcli
X2-4またはX3-4構成の場合、6枚のFlashカードが表示されます。出力は、次のようになります。
**************************************************************************** LSI Corporation WarpDrive Management Utility Version 107.00.00.04 (2012.06.05) Copyright (c) 2011 LSI Corporation. All Rights Reserved. **************************************************************************** ID WarpDrive Package Version PCI Address -- --------- --------------- ----------- 1 ELP-4x100-4d-n 06.05.09.00 00:11:00:00 2 ELP-4x100-4d-n 06.05.09.00 00:21:00:00 3 ELP-4x100-4d-n 06.05.07.00 00:31:00:00 4 ELP-4x100-4d-n 06.05.07.00 00:a1:00:00 5 ELP-4x100-4d-n 06.05.01.00 00:c1:00:00 6 ELP-4x100-4d-n 06.05.01.00 00:d1:00:00
注意: X4-4構成の場合、3枚のFlashカードが表示されます。 |
Oracle VMゲストの2.0.1.4へのアップグレード
注意: Oracle VMゲストの2.0.1.4へのアップグレードまたはOracle VMゲスト2.0.1.4の作成を行うことができます。「オプション: Oracle VMゲスト2.0.1.4の作成」を参照してください。 |
システム内の各Oracle VMゲストにパッチを適用することによって、Oracle VMゲストを2.0.1.4にアップグレードします。このパッチでOracle VMゲストが2.0.1.4にアップグレードされます。
注意: この項で説明しているパッチは、各Oracle VMゲストに適用する必要があり、Oracle VM Serverに適用してはいけません。 |
Oracle VMゲストの2.0.1.4へのアップグレードの手順:
My Oracle Supportに移動し、パッチ番号20237669: p20237669_10050_Linux-x86-64.zipファイルを含むExalytics仮想化ゲスト用2.0.1.0.0から2.0.1.4.0へのアップグレード・ユーティリティをダウンロードします。
rootユーザーとしてOracle VMゲストにログインします。
FTPを使用して、このファイルの内容を、Exalytics Oracle VMゲスト上の一時(/tmp)ディレクトリに抽出します。
次のコマンドを入力して/tmpディレクトリに移動し、zipファイルを解凍します。
# cd/tmp
# unzip p20237669_10050_Linux-x86-64.zip
次のアクションを実行して、既存のすべてのyumリポジトリ(存在する場合)を無効化します。
次のコマンドを入力して、すでにリポジトリが存在しているかどうか確認します。
Check /etc/yum/repos.d/ directory
既存のリポジトリごとにenabled=0を設定します。
次のコマンドを入力して、アップグレード・スクリプトを実行します。
# ./update.sh
Oracle VM Managerを使用してOracle VMゲストを再起動します。
次のコマンドを入力して、現在のRPMバージョンを確認します。
# uname - rm
次のような出力結果が表示されます。
2.6.39-400.215.8.el5uek x86_64
# cat /etc/oracle - release
次のような出力結果が表示されます。
Oracle Linux Server release 5.8
オプション: Oracle VMゲスト2.0.1.4の作成
この項には、次の項目が含まれます。
VMテンプレートのダウンロード
Oracle VM Guest 2.0.1.4をインストールして構成するには、最新のVMテンプレートをダウンロードする必要があります。
VMテンプレートをダウンロードするには、次の手順を実行します。
次のリンクのOracle Software Delivery Cloud Webサイトに移動します。
製品パックの選択リストから「Oracle Business Intelligence」を選択します。
「プラットフォーム」リストで、「Linux X86-64」を選択します。
「実行」をクリックします。
Linux x86-64用Oracle Exalyticsソフトウェア・メディア・パック(リリース1.0.0.5.0)を選択します。
「続行」をクリックします。
Oracle Exalytics Oracle VM Template 2.0.1.4.0 (部品番号: V56221-01)をダウンロードします。
これをWebサーバーに保存します。
Oracle VM ManagerへのVMテンプレートのインポート
テンプレートをダウンロードしたら、Oracle VM Managerにインポートします。
VMテンプレートのOracle VM Managerへのインポートの手順:
Oracle VM Managerにログオンします。
「リポジトリ」タブを選択します。
左側のペインで、テンプレートを保存するリポジトリを選択します。
「VMテンプレート」を選択します。
ツールバーのVMテンプレートのインポートをクリックして、VMテンプレートのインポート・ダイアログを表示します。
Oracle VM Serverを選択し、WebサーバーにダウンロードしたVMテンプレートのURLまたはFTPサーバーを入力します。
「OK」をクリックして、VMテンプレートをインポートします。
VMテンプレートからの仮想マシンの作成
Oracle VM Managerにテンプレートをインポートした後、テンプレートを使用して仮想マシンを作成します。
VMテンプレートからの仮想マシンの作成の手順:
サーバーおよびVMタブを選択します。
Oracle VM Managerにログオンします。
左側のペインのツールバーの仮想マシンの作成をクリックします。
仮想マシンの作成ダイアログが表示されます。
既存のVMテンプレートからのクローニングを選択します。
次のステップを実行します:
クローニング数リストで、クローニングするマシンの数を選択します。
リポジトリ・リストで、マシンに使用するリポジトリを選択します。
VMテンプレート・リストで、仮想マシンの作成元とするVMテンプレートを選択します。
仮想マシンの名前を入力します。
サーバー・プール・リストで、サーバー・プールを選択します。
仮想マシンの説明を入力します。
「終了」をクリックします。
仮想マシンが作成され、いつでも構成できる状態になります。
仮想マシンの構成および起動、仮想マシンでのネットワークの構成、PVドライバを使用したHVM用の仮想マシンの構成、および仮想マシンでのSWAPの構成の手順は、第3.6項「仮想マシンの保守」を参照してください。
詳細は、『Oracle VMユーザーズ・ガイド リリース3.2』の第7章「仮想マシンの管理」を参照してください。
Exalytics Domain Management Utilityパッチの適用
Oracle VMゲストごとにExalytics Domain Management Utilityパッチを適用します。
Exalytics Domain Management Utilityパッチの適用の手順:
My Oracle Supportに移動します。
パッチ番号18961173 (VMゲスト用Exalytics Patchset Upgrade 2.0.1.4 EDMUユーティリティ)をダウンロードします。
このパッチ番号には、p18961173_10050_Linux-x86-64.zipファイルが含まれています。
zipファイルをローカル・ディレクトリに抽出します。
rootユーザーとしてログオンします。
次のコマンドを入力して、パッチを適用します。
./exalytics_ovm_guest_edmu_2.0.1.4.0.sh
パッチが正常に適用されると、次のような出力が表示されます。
OS Version check passed.. Preparing... ########################################### [100%] 1:exalytics-domain-config########################################### [100%] Preparing... ########################################### [100%] 1:exalytics-vm-hardware-c########################################### [100%] Done
この項は、Flashストレージを使用している次のユーザーのみを対象としています。
Exalytics X3-4またはX4-4マシンを実行しているユーザー
アップグレード・キット(フラッシュ・アップグレード・キットまたはメモリーおよびフラッシュ・アップグレード・キット)を適用済のExalytics X2-4マシンを実行しているユーザー
注意: 次のユーザーはこの項を無視できます。
|
この項は次のトピックで構成されています:
Oracle VM ServerでのFlashの構成
各X2-4およびX3-4 Exalytics Machineには、6枚の400GB Flashカードが含まれます。各Flashカードには、4つの100GBドライブが含まれており、24のドライブで合計容量が2400GBになります。各X4-4 Exalytics Machineには、3枚の800GB Flashカードが含まれます。各Flashカードには、4つの200GBドライブが含まれており、12のドライブで合計容量が2400GBになります。ここでは、Oracle VM Server上のFlashドライブの名前をOracle VM Managerで読み取ることができるようにFlashを構成します。
注意: フラッシュ・アップグレード・キットを適用済のOracle Exalytics X2-4ユーザーは、Flashを構成する前に、仮想化に使用するExalytics Machineに6枚のFlashカードをインストールするようOracleフィールド・サービス・エンジニアに依頼する必要があります。 |
Oracle VM ServerでFlashを構成するには:
rootユーザーとしてExalytics Machineにログオンします。
FlashDriveMappingsファイルを作成するには、次のコマンドを入力します。
# /opt/exalytics/bin/exalytics_flashovsrepos.sh -script > ~/flashDriveMappings
FlashDriveMappingsファイルによって、Oracle VM Server上のFlashドライブの名前がテキスト・ファイルに抽出されます。
/rootディレクトリに移動して、このテキスト・ファイルを確認します。
Oracle VM Serverで、FlashDriveMappingsファイルを/opt/exalytics/bin/exalytics_ovm_scripts/フォルダにコピーし、次のコマンドを入力することによって、FlashDriveMappingsファイルにtarを実行します。
# cd /opt/exalytics/bin/
# tar -cvf exalytics_ovm_scripts.tar exalytics_ovm_scripts/
Oracle VM Managerがインストールされているマシンに、tarファイルをコピーします。
Oracle VM Managerがインストールされているマシンに接続します。
スクリプトおよびFlashDriveMappingsファイルをコピーしたディレクトリに移動します。
ファイルにuntarを実行するには、次のコマンドを入力します。
# tar -xvf exalytics_ovm_scripts.tar
expectパッケージが使用可能であることを確認するには、次のコマンドを入力します。
# rpm -qa | grep expect
expectパッケージが使用可能でない場合は、手順10に進む前にexpectパッケージをインストールします。
Oracle VM Manager上のFlashドライブの名前を変更するには、exalytics_ovm_scriptsフォルダに移動して、次のコマンドを入力します。
# ./exalytics_ovm_rename_flash.sh
<path_to _flashmappingfile> <Oracle VM Manager Username> < Oracle VM Manager Password> <Exalytics_Machine_Configuration>
Exalytics_Machine_Configurationは、x2-4、x3-4またはx4-4です。
Oracle VM Manager上のFlashドライブの名前が、FlashDriveMappingsファイルで指定されているものと同じになります。
次のタスクを実行して、Oracle VM ManagerにFlashドライブを接続します。
Oracle VM Managerで、サーバーおよびVMタブを選択します。
左側のペインで、仮想マシンの常駐先のサーバー・プールを選択します。
パースペクティブ・リストから、仮想マシンを選択します。
管理ペインで、仮想マシンを選択します。
ツールバーの編集をクリックします。
仮想マシンの編集ダイアログが表示されます。
ディスク・タブをクリックします。
ディスク・タイプで、物理ディスクを選択します。
アクションで、仮想マシン・ディスクの選択を選択します。
物理ディスクの選択ページが表示されます。
Oracle VMゲスト・マシンに接続するFlashカードを選択して、OKをクリックします。
前の手順を繰り返して、その他のFlashカードをOracle VMゲスト・マシンに接続します。
Oracle VM Managerで、サーバーおよびVMタブを選択します。
左側のペインで、サーバー・プールを開いて、exalytics_server_poolを選択します。
パースペクティブ・リストから、仮想マシンを選択します。
管理ペインで、仮想マシンを選択します。
選択した仮想マシンの左にある拡張矢印をクリックします。
ディスク・タブをクリックします。
Oracle VMゲスト・マシンに接続したFlashドライブが表示されていることを確認します。
Oracle Virtual MachineでのRAID1のFlash用の構成
RAIDレベル1は通常、ミラーリングと言われます。RAIDレベル1によって、データがドライブ間で複製されるため、いずれかのドライブに障害が発生した場合にデータが失われることがなくなります。これは、データ・ストレージ容量より信頼性の方が重要な場合に役立ちます。
注意: RAID10を構成する場合、RAID10の各Flashドライブが、それぞれ異なるFlashカードに含まれていることを確認してください。これによって、Flashカードに障害が発生した場合にデータが失われることがなくなります。 |
次の手順では、FlashドライブがOracle VM Managerに接続されていることが前提となっています。
注意: この例では、RAID1は、2枚の異なるFlashカードに含まれる2つのFlashドライブ(xvdbとxvdc)に対して構成されます。構成内容によって、RAID1を構成できるFlashドライブの数が異なります。 |
Oracle Virtual Machine内のFlashにRAID1を構成するには:
Flashドライブを接続したOracle Virtual Machineにrootユーザーとして接続します。
Flashドライブを特定します。
たとえば、xvdbおよびxvdcなどです。
RAID1を2つのFlashドライブ(xvdbとxvdc)に構成するには、次のコマンドを入力します。
# /sbin/mdadm --create /dev/md2 --level=1 --raid-devices=2 /dev/xvdb /dev/xvdc
RAID1構成をRAID構成ファイルに追加するには、次のコマンドを入力します。
# mdadm --detail --scan --verbose >> /etc/mdadm.conf
これによって、Oracle VM Managerの再起動時に、RAID構成が認識されるようになります。
新しいRAID1デバイスにファイル・システムを作成するには、次のコマンドを入力します。
# mkfs -t ext4 /dev/md2
仮想ディスクに新しいディレクトリ(/u02)を作成するには、次のコマンドを入力します。
# mkdir -p /u02
このディレクトリにRAID1をマウントするには、次のコマンドを入力します。
# mount /dev/md2 /u02
/u02が、新しいFlashドライブとして作成されます。
このファイル・システムを更新するには、次のコマンドを入力します。
# echo "/dev/md2 /u02 ext4 defaults 0 0" >> /etc/fstab
Oracle Virtual MachineでのRAID10のFlash用の構成
RAID10はRAID 1+0とも呼ばれています。RAID10はディスクのミラー化およびディスクのストライプ化を組み合せて、データを保護します。RAID10構成には、少なくとも4つのディスクが必要で、ミラー化したペアにあるデータをストライプ化します。ミラー化したペアごとに1つのディスクとして機能しているかぎり、データを取得できます。RAID10を構成するには、RAID1とRAID0を組み合せます。RAID10では、冗長性(RAID1はミラー化を提供)とパフォーマンス(RAID0はストライプ化を提供)の両方を提供し、クリティカルなアプリケーションに最適な選択肢となります。デメリットは、ミラー化のためにドライプの全容量の50%しか使用できないという点です。
注意: RAID10を構成する場合、RAID10の各Flashドライブが、それぞれ異なるFlashカードに含まれていることを確認してください。これによって、Flashカードに障害が発生した場合にデータが失われることがなくなります。 |
次の手順では、FlashドライブがOracle VM Managerに接続されていることが前提となっています。
注意: この例では、RAID10は、2枚の異なるFlashカードに含まれる4つのFlashドライブ(xvdc、xvdd、xvdeおよびxvdf)に対して構成されます。構成の必要性によっては、2つのFlashデバイスごとに追加のRAID1デバイスを作成し(手順3)、これらをRAID0に構成します(手順5)。 |
Oracle Virtual Machine上のFlash用のRAID10の構成手順:
Flashドライブを接続したOracle Virtual Machineにrootユーザーとして接続します。
Flashドライブを特定します。
たとえば、xvdc、xvdd、xvdeおよびxvdfです。
4つのFlashドライブ(xvdc、xvdd、xvdeおよびxvdf)にRAID1を構成するには、次のコマンドを入力します。
# /sbin/mdadm --create /dev/md1 --level=1 --raid-devices=2 /dev/xvdc /dev/xvdd
# /sbin/mdadm --create /dev/md2 --level=1 --raid-devices=2 /dev/xvde /dev/xvdf
新しいRAID1デバイスにファイル・システムを作成するには、次のコマンドを入力します。
# mkfs -t ext4 /dev/md1
# mkfs -t ext4 /dev/md2
RAID0を構成するには、次のコマンドを入力します。
# /sbin/mdadm --create /dev/md0 --level=0 --raid-devices=2 /dev/md1 /dev/md2
新しいRAID0デバイスにファイル・システムを作成するには、次のコマンドを入力します。
# mkfs -t ext4 /dev/md0
仮想ディスクに新しいディレクトリ(/u02)を作成するには、次のコマンドを入力します。
# mkdir -p /u02
このディレクトリにRAID0をマウントするには、次のコマンドを入力します。
# mount /dev/md0 /u02
/u02が、新しいFlashドライブとして作成されます。
RAID0構成をRAID構成ファイルに追加するには、次のコマンドを入力します。
# mdadm --detail --scan --verbose >> /etc/mdadm.conf
これによって、Oracle VM Managerの再起動時に、RAID構成が認識されるようになります。
このファイル・システムを更新するには、次のコマンドを入力します。
# echo "/dev/md0 /u02 ext4 defaults 0 0" >> /etc/fstab
注意: この項は、すでにアプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントを実行している既存のExalytics仮想化ユーザーを対象としています。新規Exalytics仮想化ユーザーは、第4章「Exalytics Machineへのソフトウェアのインストール」に進んでください。 |
使用しているデプロイメントに応じて、このリリースに対して新規に動作保証されたアプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントのアップグレードおよびパッチ適用を実行します。
アプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントのアップグレードおよびパッチ適用を実行する前に、インストールしようとしているものが、最新バージョンのExalytics動作保証済ソフトウェア・アプリケーションであることを確認してください。最新の動作保証については、Oracle Exalytics動作保証マトリクスを参照してください。Oracle Exalytics動作保証マトリクスは、次のリンク先にあります。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
仮想マシンでのアプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントのアップグレードおよびパッチ適用のプロセスは、非仮想化Exalytics Machineでのこれらのアップグレードおよびパッチ適用と同様です。詳細は、次を参照してください:
注意: この項は、Oracle Business Intelligenceソフトウェアにアップグレードまたはパッチ適用を実行しようとしている既存のユーザーを対象としています。新規ユーザーは、第4章「Exalytics Machineへのソフトウェアのインストール」に進んでください。 |
Oracle Business Intelligence Enterprise EditionとOracle TimesTenのデータ型マッピングやその他の最適化に整合性があり、それらを活用できるようにするには、次のOracle Exalyticsコンポーネントのインストール後の手順を実行する必要があります。
この項には次のトピックが含まれます:
Oracle Business Intelligence Enterprise EditionがOracle TimesTenのチェックポイント頻度を設定するようにするには、Oracle TimesTen In-Memory Databaseをアップグレードした後に次の構成手順を実行します。この構成を実行しなかった場合は、Oracle TimesTenのパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。
Oracle TimesTenのチェックポイント頻度を構成するには:
timesten-install-dir/info/sys.odbc.iniファイルを開きます。
集計の永続性に使用されるスキーマのDSNエントリを検索します。
次のいずれかを実行します。
Oracle TimesTenデータベースに集計の永続性を使用してデータをロードする場合は、次のように3つのパラメータを編集します。
CkptFrequency=-1
CkptLogVolume=0
CkptRate=0
Oracle TimesTenデータベースに集計の永続性を使用しないでデータをロードする場合は、別のサーバーDSNを使用してから、次のように3つのパラメータを編集します。
CkptFrequency=30
CkptLogVolume=0
CkptRate=0
Oracle TimesTenでその他のインストール後の手順を実行するには:
Oracle TimesTenの既存のデータストアを再作成します。
Oracle Exalyticsリリース1パッチセット3にOracle Exalyticsリリース1パッチセット5をインストールする場合は、nqcmdユーティリティを使用して集計を再構築します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド』のOracle BIサーバーの問合せ用の集計の作成と維持に関する項を参照してください。
この項には次のトピックが含まれます:
集計を高速化し、パフォーマンスを向上させるために、opmn.xmlファイルを編集して適切な要素を追加することをお薦めします。可用性の高い、クラスタ化された環境で構成された各Exalytics Machine上でopmn.xmlファイルを編集するようにしてください。
opmn.xmlファイルを編集して集計とパフォーマンスを向上させるには:
opmn.xmlファイル(MW_HOME/instances/instance1/config/OPMN/opmnに配置されている)を開きます。
次の子要素を<ias-component id="coreapplication_obis1" inherit-environment="true"><environment>
の下に挿入します。
<variable id="ORACLE_BI_TT_DISABLE_REDO_LOGGING" value="1"/>
これにより、集計が高速化されます。
<variable id="ORACLE_BI_TT_PARALLEL_INDEX_CREATION" value="1"/>
インデックスをパラレルに作成することで、集計を高速化します。
<variable id="ORACLE_BI_TT_BACKGROUND_CHECKPOINT_INTERVAL" value="5"/>
このBIサーバーによって管理されるパラメータによって、Oracle TimesTenのデータストアがディスクに格納される頻度(データストアの永続性)が決定されます。デフォルト値は10秒ごとです。値の数値が小さくなるほど、Oracle TimesTenではデータストアがディスクに格納される頻度が高くなります。
通知サーバーを停止してから起動します。
OPMNコマンド行ツールを含む次のディレクトリに移動します。
MW_HOME/instances/instance1/bin
次のコマンドを入力します。
./opmnctl stopall
OPMNおよびすべてのOracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントが停止します。
次のコマンドを入力します。
./opmnctl startall
OPMNおよびすべてのOracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントを起動します。
Oracle Business Intelligenceクライアント・ツールのインストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceインストレーション・ガイド』のOracle Business Intelligenceクライアント・ツールのインストールおよびアンインストールに関する項を参照してください。
パッチのインストール後に問題が発生した場合は、Oracle Exalyticsコンポーネントのすべてのパッチをロールバックすることをお薦めします。1つまたは2つのコンポーネント・パッチを個々にロールバックしないでください。ロールバックの手順は、個々のコンポーネントのREADMEファイルに記載されています。
パッチの更新を適用している際に問題が発生した場合は、Oracleサポートにご連絡ください。
この項には次のトピックが含まれます:
各コンポーネントのライセンスは、Oracle Linuxプログラムとともに配布されるドキュメントやhttp://oss.oracle.com/linux/legal/oracle-list.html
からオンラインでアクセス可能なドキュメント、あるいはコンポーネントのソース・コードにあります。
バイナリのソース・コードの入手権限を付与するオープン・ソース・ライセンス下で認可されているバイナリ形式の技術の場合は、次のサイトで該当するソース・コードのコピーを入手できます。
https://edelivery.oracle.com/linux
このような技術のソース・コードがバイナリとともに提供されていない場合は、文書によるリクエストを次に送付すると、物理媒体でソース・コードのコピーを入手することもできます。
Oracle America, Inc.
Attn: Oracle Linux Source Code Requests
Development and Engineering Legal
500 Oracle Parkway, 10th Floor
Redwood Shores, CA 94065
リクエストには、次の情報を記入してください。
ソース・コードを要求するコンポーネントまたはバイナリ・ファイルの名前
Oracleソフトウェアの名前とバージョン番号
Oracleソフトウェアを入手した日付
名前
会社名(該当する場合)
郵送先住所と電子メール
連絡が必要な場合の電話番号
物理媒体と手続きの費用は無料です。リクエストを送付できるのは、(i)リクエスト対象のコンポーネントまたはバイナリ・ファイルを含む技術を入手した日から3年以内、または(ii) GPL v3の下でコードが認可されている場合(ただし、オラクル社がそのソフトウェア・モデルのスペア・パーツまたはカスタマ・サポートを提供している場合に限る)です。
Exalytics MachineでFlashを構成する前に、次の前提条件を満たす必要があります。
Exalytics Base Image 1.0.0.7以降が実行されていること。
Oracleフィールド・サービス・エンジニアによって6枚のFlashカードが(X2-4およびX3-4 Exalytics Machine上で)インストールおよび構成されているか、3枚のFlashカードが(X4-4 Exalytics Machine上で)インストールおよび構成されていること。
Oracle Exalyticsリリース1パッチセット5にアップグレードする場合、FlashドライバはExalytics Base Image 1.0.0.7に含まれています。Exalytics Machineのパフォーマンスと記憶域容量を向上させるには、Flashを構成する必要があります。
注意: インストールされたFlashドライバでは、ソフトウェアRAIDが使用されます。 |
Oracleでは、2つのタイプのRAID構成がサポートされます。
RAID10: 通常はミラーのストライプと呼ばれ、最も一般的なRAID構成です。RAID10によって、データがドライブ間で複製およびストライピングされるため、いずれかのドライブに障害が発生した場合にデータが失われることがなくなります。これは、データ・ストレージ容量より信頼性の方が重要な場合に役立ちます。
RAID05: RAID05では、すべてのドライブが単一のドライブとして機能するよう結合されます。データは、独立した読取り操作および書込み操作によってディスクに転送されます。RAID05アレイには少なくとも3つのディスクが必要です。
この項は次のトピックで構成されています:
注意: この項は、新しいFlashを構成するか、既存のFlash構成を再構成するユーザーを対象としています。既存のFlash構成を再構成しない場合は、この項はスキップしてください。Flashを再構成するとFlashカード上の既存のデータがすべて削除されることに注意してください。 |
X2-4およびX3-4 Exalytics Machineは、6枚のFlashカードを使用して構成されます。各Flashカードには、4つの100GBドライブが含まれています。
要件に応じて、次の組合せでFlashを構成できます。
RAID10
注意: X2-4またはX3-4 Exalytics MachineでRAID05を構成しないことをお薦めします。 |
EXT3またはEXT4ファイル・システム
注意: EXT4ファイル・システムでFlashを構成することをお薦めします。 |
Flashを構成するには:
ILOMを使用してExalytics Machineを再起動します。
ILOM Webベースのインタフェースにログオンします。
ILOMの左側のペインで、ホスト管理を開いて、電源制御をクリックします。「アクションの選択」リストで、電源サイクルを選択し、「保存」をクリックします。
Exalytics Machineが再起動します。
次のコマンドをrootユーザーとして入力します。
# /opt/exalytics/bin/configure_flash.sh --
<RAID_TYPE> --<FS_TYPE>
例:
RAID10構成でFlashを構成するには、次のコマンドを入力します。
# /opt/exalytics/bin/configure_flash.sh --RAID10 --EXT4
注意: 次の手順は、RAID10構成でFlashを構成することを前提としています。 |
ソフトウェアRAIDのみに適用される次の警告が表示されます: Flash構成スクリプトにより既存のRAIDアレイとFlashドライブ上のパーティションが削除され、これらのFlashドライブすべてに新しいRAIDアレイが作成されますこれにより、これらのドライブからすべてのデータが失われます。このFlash構成スクリプトを続行しますか(はい/いいえ)
プロンプトで「はい」と入力して、スクリプトの実行を続けます。
このスクリプトは、次のタスクを実行します。
Flashカード上の既存のRAID構成をすべて消去します。
RAIDの2つの部分が異なるカードに属するように複数のRAID1ディスクを分散します。
すべてのFlash RAID1ドライブを単一のRAID0にストライピングします。
Flashが正常に構成されたことを確認するには、次のコマンドを入力します。
# df -h
出力は次のようになります。
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/mapper/VolGroup00-LogVol00 718G 4.4G 677G 1% //dev/sda1 99M 15M 79M 16% /boottmpfs 1010G 0 1010G 0% /dev/shm/dev/md0 1.1T 199M 1.1T 1% /u02
Flashは、図2-1のように構成されます。
各Flashカード(F1、F2、F3など)には、4つの100GBドライブがあります。各ドライブは、/dev/sdg、/dev/sdh、/dev/sdi、/dev/sdjなどのデバイスにマップされます。
2つのFlashドライブがRAID1 /dev/md1上で構成され、2つのFlashドライブがRAID1 /dev/md2上で構成され、2つのFlashドライブがRAID1 /dev/md3上で構成されるというように続き、合計で12のRAID1になります。
12のRAID1は、親のRAID0 /dev/md0上に構成されます。
図2-1 X2-4およびX3-4 Exalytics Machine用のRAID10でのFlash構成
Flashカードの状態を確認するには、次のコマンドを入力します。
# /opt/exalytics/bin/exalytics_CheckFlash.sh
6枚すべてのFlashカードの出力は次のようになります。
Fetching some info on installed flash drives .... Driver version : 01.250.41.04 (2012.06.04) Supported number of flash drives detected (6) Flash card 1 : Overall health status : GOOD Size (in MB) : 381468 Capacity (in bytes) : 400000000000 Firmware Version : 108.05.00.00 Devices: /dev/sdd /dev/sdc /dev/sdf /dev/sde Flash card 2 : Overall health status : GOOD Size (in MB) : 381468 Capacity (in bytes) : 400000000000 Firmware Version : 108.05.00.00 Devices: /dev/sdg /dev/sdj /dev/sdi /dev/sdh Flash card 3 : Overall health status : GOOD Size (in MB) : 381468 Capacity (in bytes) : 400000000000 Firmware Version : 108.05.00.00 Devices: /dev/sdm /dev/sdk /dev/sdn /dev/sdl Flash card 4 : Overall health status : GOOD Size (in MB) : 381468 Capacity (in bytes) : 400000000000 Firmware Version : 108.05.00.00 Devices: /dev/sdp /dev/sdo /dev/sdq /dev/sdr Flash card 5 : Overall health status : GOOD Size (in MB) : 381468 Capacity (in bytes) : 400000000000 Firmware Version : 108.05.00.00 Devices: /dev/sdu /dev/sdt /dev/sdv /dev/sds Flash card 6 : Overall health status : GOOD Size (in MB) : 381468 Capacity (in bytes) : 400000000000 Firmware Version : 108.05.00.00 Devices: /dev/sdx /dev/sdw /dev/sdy /dev/sdz
X4-4 Exalytics Machineは、3枚のFlashカードを使用して構成されます。各Flashカードには、4つの200GBドライブが含まれています。
要件に応じて、次の組合せでFlashを構成できます。
RAID10またはRAID05
EXT3またはEXT4ファイル・システム
注意: EXT4ファイル・システムでFlashを構成することをお薦めします。 |
Flashを構成するには:
ILOMを使用してExalytics Machineを再起動します。
ILOM Webベースのインタフェースにログオンします。
ILOMの左側のペインで、ホスト管理を開いて、電源制御をクリックします。「アクションの選択」リストで、電源サイクルを選択し、「保存」をクリックします。
Exalytics Machineが再起動します。
次のコマンドをrootユーザーとして入力します。
# /opt/exalytics/bin/configure_flash.sh
--<RAID_TYPE> --<FS_TYPE>
例:
RAID10構成でFlashを構成するには、次のコマンドを入力します。
# /opt/exalytics/bin/configure_flash.sh --RAID10 --EXT4
RAID05構成でFlashを構成するには、次のコマンドを入力します。
# /opt/exalytics/bin/configure_flash.sh --RAID05 --EXT4
RAID05構成でのFlashは、図2-3のように構成されます。
注意: 次の手順は、RAID10構成でFlashを構成することを前提としています。 |
ソフトウェアRAIDのみに適用される次の警告が表示されます: Flash構成スクリプトにより既存のRAIDアレイとFlashドライブ上のパーティションが削除され、これらのFlashドライブすべてに新しいRAIDアレイが作成されますこれにより、これらのドライブからすべてのデータが失われます。このFlash構成スクリプトを続行しますか(はい/いいえ)
プロンプトで「はい」と入力して、スクリプトの実行を続けます。
このスクリプトは、次のタスクを実行します。
Flashカード上の既存のRAID構成をすべて消去します。
RAIDの2つの部分が異なるカードに属するように複数のRAID1ディスクを分散します。
すべてのFlash RAID1ドライブを単一のRAID0にストライピングします。
Flashが正常に構成されたことを確認するには、次のコマンドを入力します。
# df -h
出力は次のようになります。
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on/dev/mapper/VolGroup00-LogVol00 989G 23G 915G 3% //dev/mapper/VolGroup01-LogVol00 3.2T 13G 3.0T 1% /u01/dev/sda1 99M 25M 70M 27% /boottmpfs 1010G 0 1010G 0% /dev/shm/dev/md0 1.1T 199M 1.1T 1% /u02
Flashは、図2-2のように構成されます。
各Flashカード(F1、F2およびF3)には、4つの200GBドライブがあります。各ドライブは、/dev/sdg、/dev/sdh、/dev/sdi、/dev/sdjなどのデバイスにマップされます。
2つのFlashドライブがRAID1 /dev/md1上で構成され、2つのFlashドライブがRAID1 /dev/md2上で構成され、2つのFlashドライブがRAID1 /dev/md3上で構成されるというように続き、合計で6つのRAID1になります。
6つのRAID1は、親のRAID0 /dev/md0上に構成されます。
Flashカードの状態を確認するには、次のコマンドを入力します。
# /opt/exalytics/bin/exalytics_CheckFlash.sh
3つのFlashカードすべての出力は、次のようになります。
Checking Exalytics Flash Drive Status Fetching some info on installed flash drives .... Driver version : 01.250.41.04 (2012.06.04) Supported number of flash drives detected (3) Flash card 1 : Overall health status : GOOD Size (in MB) : 762936 Capacity (in bytes) : 800000000000 Firmware Version : 109.05.26.00 Devices: /dev/sdc /dev/sdd /dev/sde /dev/sdf Flash card 2 : Overall health status : GOOD Size (in MB) : 762936 Capacity (in bytes) : 800000000000 Firmware Version : 109.05.26.00 Devices: /dev/sdj /dev/sdh /dev/sdg /dev/sdi Flash card 3 : Overall health status : GOOD Size (in MB) : 762936 Capacity (in bytes) : 800000000000 Firmware Version : 109.05.26.00 Devices: /dev/sdl /dev/sdm /dev/sdk /dev/sdn Summary: Healthy flash drives : 3 Broken flash drives : 0 Pass : Flash card health check passed
RAID05でも同様にFlashを構成できます。RAID05でのFlashは、図2-3のように構成されます。
必要に応じて、エラーまたは欠陥のあるFlashカードを置換できます。次の手順は、親のRAID0 /dev/md0にインストールされたRAID1 /dev/md2に、欠陥のあるFlashカードが存在することを前提にしています。図2-1を参照してください。
エラーまたは欠陥のあるFlashカードを置換するには:
Flashカードの状態を確認するには、次のコマンドを入力します。
# /opt/exalytics/bin/exalytics_CheckFlash.sh
欠陥のあるFlashカードが検出されたら、「全体的なヘルス: エラー」メッセージが出力に表示され、サマリーに欠陥のあるカードが示されます。
欠陥のあるFlashカードを含むRAIDを見つけるには、次のコマンドを入力します。
# mdadm -D /dev/md0
出力は次のようになります。
UUID : 18fc63ab:10207cf6:8aa02de7:0e6ec818
Events : 0.1
Number Major Minor RaidDevice State
0 9 1 0 active sync /dev/md1
1 9 2 - faulty spare /dev/md2
2 9 3 2 active sync /dev/md3
3 9 4 3 active sync /dev/md4
4 9 5 4 active sync /dev/md5
5 9 6 5 active sync /dev/md6
6 9 7 6 active sync /dev/md7
7 9 8 7 active sync /dev/md8
8 9 9 8 active sync /dev/md9
9 9 10 9 active sync /dev/md10
10 9 11 10 active sync /dev/md11
11 9 12 11 active sync /dev/md12
注意: RAID0 /dev/md2で欠陥のあるカードを確認します。また、表示上部のUUID番号を書き留めておいてください。RAID1を再アセンブルするときにこの番号が必要です。 |
すべてのRAID構成とそのデバイスを表示するには、次のコマンドを入力します。
# mdadm --detail --scan --verbose
出力にすべてのRAID構成と、各RAIDで使用されるデバイスが表示されます。出力は次のようになります。
ARRAY /dev/md1 level=raid1 num-devices=2 metadata=0.90 UUID=9d897e1a:578c13df:1f72caf0:1e2261ba devices=/dev/sde,/dev/sdq ARRAY /dev/md2 level=raid1 num-devices=2 metadata=0.90 UUID=e472931d:2a0909d8:b7b57f10:8cd05ddf devices=/dev/sdr ARRAY /dev/md3 level=raid1 num-devices=2 metadata=0.90 UUID=7da0fcf8:b20169b5:15c62ef9:b794c207 devices=/dev/sdf,/dev/sds ARRAY /dev/md4 level=raid1 num-devices=2 metadata=0.90 UUID=388e4879:6f7ee5fc:f4078446:448da696 devices=/dev/sdg,/dev/sdp ARRAY /dev/md5 level=raid1 num-devices=2 metadata=0.90 UUID=1f4841ea:ddded96f:e68a35fb:83c5fe3c devices=/dev/sdk,/dev/sdt ARRAY /dev/md6 level=raid1 num-devices=2 metadata=0.90 UUID=02575fdd:58c3cbfc:f0e48f81:d449fe25 devices=/dev/sdh,/dev/sdv ARRAY /dev/md7 level=raid1 num-devices=2 metadata=0.90 UUID=2d626811:500f4c65:d596830e:5ac91cc5 devices=/dev/sdj,/dev/sdw ARRAY /dev/md8 level=raid1 num-devices=2 metadata=0.90 UUID=e40b7961:4ca8a017:568003c2:aefc197a devices=/dev/sdi,/dev/sdu ARRAY /dev/md9 level=raid1 num-devices=2 metadata=0.90 UUID=79789ffc:57356f09:c2d9f053:3767b0c9 devices=/dev/sdo,/dev/sdx ARRAY /dev/md10 level=raid1 num-devices=2 metadata=0.90 UUID=b2a780e1:b71d14c7:d76556f2:2bdc2f8f devices=/dev/sdl,/dev/sdz ARRAY /dev/md11 level=raid1 num-devices=2 metadata=0.90 UUID=0da9816b:29febfc9:8fe8e0bd:20c6e7b3 devices=/dev/sdn,/dev/sdaa ARRAY /dev/md12 level=raid1 num-devices=2 metadata=0.90 UUID=a9ee5637:6702d678:f33f9e4f:a4eed4f0 devices=/dev/sdm,/dev/sdy ARRAY /dev/md0 level=raid0 num-devices=12 metadata=0.90 UUID=18fc63ab:10207cf6:8aa02de7:0e6ec818 devices=/dev/md1,/dev/md2,/dev/md3,/dev/md4,/dev/md5,/dev/md6,/dev/md7,/dev/md8,/dev/md9,/dev/md10,/dev/md11,/dev/md12
注意: 次の手順は、RAID1 /dev/md2のデバイス/dev/sddにマップされた欠陥のあるFlashカードが検出されたことを前提にしています。この例では、デバイス/dev/sddがデバイス/dev/sdabに置換されます。 |
RAID0 /dev/md2の欠陥のあるFlashカードを表示するには、次のコマンドを入力します。
# mdadm -D /dev/md2
出力は次のようになります。
UUID : e472931d:2a0909d8:b7b57f10:8cd05ddf
Events : 0.21
Number Major Minor RaidDevice State
0 8 48 0 active sync
1 65 16 1 active sync /dev/sdr
注意: 番号0に不明なデバイス(/dev/sdd)があることを確認してください。この例では、これが/dev/sdabに置き換わります。また、他のデバイス(/dev/sdr)も書き留めておいてください。新しいFlashカードのインストール後にRAID1を再構築するには、このデバイスが必要です。 |
Exalytics Machineをシャットダウンしプラグを抜きます。
欠陥のあるFlashカードを置換します。
Exalytics Machineを再起動します。
注意: Integrated Lights Out Manager (ILOM)を使用して、Exalytics Machineを起動することもできます。 |
新しいFlashカードにマップされるデバイスを見つけるには、次のコマンドを入力します。
# /opt/exalytics/bin/exalytics_CheckFlash.sh
新しいFlashカードにマップされるデバイスが表示されます。この例では、欠陥のあるFlashカードにマップされている古いデバイス(/dev/sdd)が新しいデバイス(/dev/sdab)に置換されます。
RAID1をアンマウントして停止するには、次のコマンドを入力します。
# umount /dev/md0
# mdadm --stop /dev/md0
エラーのあるRAID1を停止するには、次のコマンドを入力します。
# mdadm --stop /dev/md2
エラーのあるRAID1を再アセンブルするには、次のコマンドを入力します。
# mdadm /dev/md2 --create /dev/sdd /dev/sdab
注意: 前に述べたとおり、古いデバイス(/dev/sdd)は新しいデバイス(/dev/sdab)に置換されます。 |
RAID1が再起動します。
修復されたRAID1のヘルスを確認するには、次のコマンドを入力します。
# mdadm -D /dev/md2
2つのアクティブなデバイスのリストが表示されていることを確認します。
2つのデバイスが表示されない場合は、/opt/exalytics/bin/exalytics_CheckFlash.sh
スクリプトを再度実行し、エラーを見つけて修正してから、修復されたRAID1のヘルスを確認します。2つのデバイスが表示されるまで、これを繰り返します。
親のRAID0を再アセンブルするには、次のコマンドを入力します。
# mdadm /dev/md0 --assemble -u <UUID number>
修復されたRAID0のヘルスを確認するには、次のコマンドを入力します。
# mdadm -D /dev/md0
コマンドからの出力では、RAID1は動作中であるがRAID0 /dev/md2は不明であると表示されるため、RAID0 /dev/md2を再度追加する必要があります。
再構築されたRAID1 /dev/md2をRAID0 /dev/md0に再度追加するには、次のコマンドを入力します。
# mdadm /dev/md0 --re-add /dev/md2
RAID0のヘルスを再チェックするには、次のコマンドを入力します。
# mdadm -D /dev/md0
RAID0の再構築が開始されます。出力をモニターし、プロセスが完了したことを確認します。出力は次のようになります。
Number Major Minor RaidDevice State
0 9 1 0 active sync /dev/md1
1 9 2 1 spare rebuilding /dev/md2
2 9 3 2 active sync /dev/md3
3 9 4 3 active sync /dev/md4
4 9 5 4 active sync /dev/md5
5 9 6 5 active sync /dev/md6
6 9 7 6 active sync /dev/md7
7 9 8 7 active sync /dev/md8
8 9 9 8 active sync /dev/md9
9 9 10 9 active sync /dev/md10
10 9 11 10 active sync /dev/md11
11 9 12 11 active sync /dev/md12
mdadm.conf構成ファイルを再作成して、Exalytics Machineを再起動するときにRAIDの詳細情報が維持されるようにするには、次のコマンドを入力します。
# mdadm --detail --scan --verbose > /etc/mdadm.conf
注意: mdadm.conf構成ファイルで(各RAIDにマップされるデバイスのリストを更新するなど)他のカスタマイズを行った場合は、手動でファイルを編集する必要があります。 |
/dev/md0を再マウントするには、次のコマンドを入力します。
# mount /dev/md0 /u02