Oracle® Fusion Middleware Oracle Exalytics In-Memory Machineインストレーションおよび管理ガイド for Linux Exalyticsソフトウェア・リリース1.0.0.5 for Exalytics X2-4、X3-4およびX4-4 E59379-02 |
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この章では、Oracle Exalytics In-Memory Machineにソフトウェアをインストールする方法について概説します。Exalytics Machineは、メモリー中心のハードウェア・プラットフォーム、実績のあるOracle TimesTenのインメモリー・テクノロジ、Oracle Business Intelligence Foundation Suite機能の最適化されたバージョンが含まれるエンジニアリング・ソリューションです。
Oracle Business Intelligenceアプリケーション、Oracle Enterprise Performance ManagementアプリケーションおよびOracle Endecaを1つのExalytics Machineにインストールして、Exalyticsユーザーにより高い価値を提供することができます。
Oracle Business Intelligenceソフトウェア・ユーザーは、Exalytics Machineを使用することで、鋭い洞察力が得られ、より適切な決断を行い、即座にアクションを起こすことが可能になります。システム管理者は、プリエンジニアリング・システムを活用することで、パフォーマンスの高いエンタープライズレベルのOracle Business Intelligence実装の構成および保守を容易に実現できます。これにより、複数のベンダーからのシステム・インフラストラクチャの調達、デプロイ、保守、および調整に関連するリスクを排除できます。Oracleのテクノロジは、小さなワークグループのインストールから大企業のBusiness Intelligenceのデプロイメントまでシームレスにスケールするように設計されています。
このマニュアルでは、Oracle Business Intelligence Enterprise EditionとOracle BI PublisherをまとめてOracle Business Intelligenceという用語で表現します。これらの製品のいずれかにのみ適用する説明や指示事項がある場合は、その都度個々の製品名を使用します。
この章では、次の項目について説明します。
Oracle Exalyticsリリース1パッチセット4 (1.0.0.4)つまりBase Image 1.0.0.6を実行している既存のユーザーは、Oracle Exalyticsリリース1パッチセット5 (1.0.0.5)つまりBase Image 1.0.0.7を適用する必要があります。第2章「Oracle Exalyticsリリース1パッチセット5 (1.0.0.5)の適用」を参照してください。
以前のリリースのドキュメントにアクセスするには、次のリンク先にあるOracle Exalytics In-Memory Machineインストレーションおよび管理ガイド for LinuxのOracle Exalyticsリリース1パッチセット4のドキュメントを参照してください。
新規ユーザーは、次のアクションを実行してください。
仮想化用に構成されたExalytics Machineにソフトウェアをインストールして構成することを予定している場合は、第3章「Exalytics Machineの仮想化用の構成」を参照してください。
Exalytics Machineへのソフトウェアのインストールおよび構成を予定している場合は、第4章「Exalytics Machineへのソフトウェアのインストール」を参照してください。
Oracle Exalyticsリリース1パッチセット5 (1.0.0.5)は、最適な方法で連携するようにExalytics Machineにインストールされる次のシステム・コンポーネントで構成されています。
システム・コンポーネントには、次のようなものがあります。
Linux x86-64用Exalytics Base Image
Linux x86-64用Base Imageは、Oracle Enterprise Linuxに基づいており、分析ワークロード専用に最適化され、構築されています。Exalytics Base Imageには、Flash、ネットワーク・ユーティリティ、Auto Service Requestユーティリティを初めとするシステム構成ユーティリティなど、その他のユーティリティも含まれています。
Oracle VM x86-64用Exalytics Base Image
Exalytics Base Image for Oracle VMは、分析専用に構築された、Oracle VMをベースとして最適化され、カスタム構成されたVMです。このイメージには、Exalytics固有のVMシステム・コンポーネントおよびユーティリティが含まれています。
Exalytics Oracle VM Template
Oracle Exalytics Oracle VM Templateは、Exalyticsでの分析に使用するようカスタマイズされたOracle VMテンプレートです。
アプリケーション・ソフトウェア・コンポーネントには、次のようなものがあります。
Oracle Business Intelligence Foundation Suite
Oracle Enterprise Performance Managementアプリケーション
Oracle TimesTen In-Memory Database for Exalytics
Oracle Database In-Memory
Oracle Business Intelligenceアプリケーション
Oracle Endeca
また、次の点にも注意してください。
このマニュアルでは、Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Installerを使用したExalytics MachineへのEssbaseのインストールについては説明しません。EPM System Installerを使用したEssbaseのインストールの詳細は、Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストレーションおよび構成ガイドを参照してください。
各コンポーネントでサポートされる製品の詳細は、次のリンク先にあるOracle Exalytics動作保証マトリクスを参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
図1-1は、Exalytics Machineのアーキテクチャを示しています。Exalytics Machineには、Oracle TimesTen In-Memory DatabaseまたはOracle Database In-Memory、Oracle Business Intelligence、およびOracle WebLogic Serverの管理サーバーと管理対象サーバーのソフトウェアが含まれます。Exalytics Machineは、Oracle BI管理ツール(サマリー・アドバイザ・ウィザードを含む)が稼働するクライアント・コンピュータに接続されます。他方のコンピュータは、リポジトリ作成ユーティリティで作成されたスキーマが存在するデータベース(使用量追跡サマリー統計が含まれる)を保持します。
このマニュアルでは、Exalytics Machineで使用するソフトウェア・バージョンおよびシステム要件に関する情報を提供します。Exalytics Machineで使用するクライアント・コンピュータの詳細は、ハードウェアおよびソフトウェア要件、プラットフォーム、データベースなどのシステム要件および動作保証に関するドキュメントを参照してください。これらのドキュメントは、Oracle Technology Network (OTN)で入手できます。
システム要件に関するドキュメントには、ハードウェア要件およびソフトウェア要件、ディスク領域とメモリーの最小要件、必要なシステム・ライブラリ、パッケージ、パッチなどの情報が記載されています。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html
動作保証ドキュメントには、サポートされるインストール・タイプ、プラットフォーム、オペレーティング・システム、データベース、JDKおよびサード・パーティ製品が記載されています。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html