この付録のチェックリストを実行して、Oracle Exadata Database Machineを設置する準備が整っていることを確認します。
注意: 読みやすさを考慮して、Oracle Exadata Database MachineとOracle Exadata Storage拡張ラックの両方に言及する場合、「Oracle Exadataラック」という名前を使用します。 |
次の項目は、システム・コンポーネントの考慮事項に対処しているかを確認するためのものです。
システム・コンポーネント・チェックリストの項目 | はい | いいえ | 該当なし | コメント |
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Oracle Exadata Database MachineまたはOracle Exadata Storage拡張ラックですか。 | ||||
何台のラックを設置しますか。 | ||||
InfiniBandネットワークを使用して、システムを他のOracleラックに接続する予定はありますか。 | ||||
InfiniBandネットワークを使用してOracle Exadata Database Machineを他のOracleラックに接続する場合、Sun Datacenter InfiniBand Switch 36 (スパイン・スイッチ)とケーブルを注文しましたか。 | ||||
既存のシステムへの追加としてラックを設置しますか。「Yes」の場合、ケーブリング情報は、『Oracle Exadata Database Machine拡張およびマルチラック・ケーブリング・ガイド』を参照してください。 | ||||
複数ラック配線サービスを購入し、適切なネットワーク・コンポーネントを注文してありますか。 | ||||
すべてのOracle Exadata Database Machineラックが互いに隣接していますか。 | ||||
接続ラックが指定された範囲内ではない場合、次の点を確認しましたか。
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イーサネット・スイッチを交換しますか。交換する場合、顧客側で交換スイッチの設置準備が整っていますか。許可されているハードウェア変更の詳細は、Oracle Exadata Database Machineシステム概要のOracle Exadataラックの制約事項の項を参照してください。 | ||||
追加の機器をラックに取り付けますか。その場合は、追加する機器がオラクル社のガイドラインを満たし、十分な電源と冷却システムが確保されていることを確認してください。 |
次の項目は、データ・センター・ルームの要件が対処されているかどうかを確認します。データ・センター要件の詳細は、「空間要件」および「床要件」を参照してください。
データ・センター・ルーム・チェックリストの項目 | はい | いいえ | 該当なし | コメント |
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ラックの場所が割当て済で空いていますか。 | ||||
床の配置が機器のメンテナンス搬入要件を満たしていますか。 | ||||
あるラックの排気が別のラックの空気の吸込み口に侵入しないように、ラックは配置されますか。 | ||||
キャビネットを安定させる対策を考慮しましたか。
詳細は、『Oracle Exadata Database Machineインストレーションおよび構成ガイド』の次の項を参照してください: |
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データ・センターには高くした床はありますか。 | ||||
高くした床は新しいハードウェアの重量要件を満たしていますか。 | ||||
サービスを使用するために許可なく床タイルを取り外すことができますか。 | ||||
新しいハードウェアの設置場所に規格外のケーブルの長さが必要ですか。 | ||||
床から天井までの高さが2.914メートル(9.6フィート)以上ありますか。 | ||||
高くした床の奥行きが46cm(18インチ)以上ありますか。 |
次の項目は、データ・センター環境の要件が対処されているかどうかを確認します。環境要件の詳細は、「温度および湿度要件」を参照してください。
データ・センター環境の考慮事項 | はい | いいえ | 該当なし | コメント |
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コンピュータ・ルームの空調は、温度および湿度の要件を満たしていますか。 | ||||
設置される床の配置は換気要件を満たしていますか。 | ||||
穴の開いた床タイルはそれぞれ400CFM以上ですか。 | ||||
データ・センターの空調で空気が十分に前方から後方に流れていますか。詳細は、「換気および冷却要件」を参照してください。 | ||||
空気が適度に循環してホット・スポットを防止していますか。 | ||||
データ・センターで継続的に環境要件を満たすことができますか。詳細は、「一般的な環境要件」を参照してください。 | ||||
必要に応じて穴の開いた床タイルを追加で確保できますか。 |
次の項目は、搬入経路の要件が対処されているかどうかを確認します。搬入経路要件の詳細は、「搬入経路要件」の表を参照してください。
搬入経路の考慮事項 | はい | いいえ | 該当なし | コメント |
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ラックを搬入する通路、特に、搬入の際に通るすべてのドアについて、幅と高さが最小要件を満たしているかどうかを確認しましたか。
梱包されたラックの寸法:
開梱されたラックの寸法:
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問題となる階段、傾斜路または入口はありますか。ある場合は、詳細を入力してください。 | ||||
すべての搬入経路の傾斜角は許容範囲内(6度)ですか。 | ||||
搬入経路に、機器に衝撃を与える可能性のある障害物はありませんか。 | ||||
すべての経路の平面が梱包を問わず新しい機器を搬入できるようになっていますか。 | ||||
パレット・ジャッキを使用する場合:
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階段がある場合、機器を積載できるエレベータはありますか。 | ||||
エレベータを使用する場合:
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搬入経路は、開梱されたラックの重量に対応できますか。 | ||||
高くした床の搬入経路でラックの動荷重を考慮していますか。詳細は、「床要件」を参照してください。 |
次の項目は、施設の電力要件が対処されているかどうかを確認します。電力要件の詳細は、「電力要件」を参照してください。
施設の電力の考慮事項 | はい | いいえ | 該当なし | コメント |
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「電力要件」に記載された動作電圧と電流の要件を確認しましたか。 | ||||
単相(低電圧または高電圧)または3相(低電圧または高電圧)電源を使用しますか。 | ||||
各ラックの2メートル以内に十分な電源コンセントはありますか。 | ||||
電源コンセントは注文したPDUオプションに対応しているコンセントですか。オプションは、低電圧または高電圧、単相または3相です。 | ||||
オプションの接地ケーブルをラックに接続しますか。 | ||||
電圧および通電容量の観点で機器のブレーカは適切ですか。 | ||||
電力周波数は機器の仕様を満たしていますか。 | ||||
指定された場所で新しい機器の電源コンセントを使用できますか。 | ||||
2つの異なる敷設網からシステムの電力を供給しますか。 | ||||
機器にUPS電源を使用しますか。 | ||||
新しいハードウェアの電力負荷に対応するために必要な最小の電源は用意されていますか。キロワット(kW)またはキロボルト(kVA)を使用して電力負荷を表します。詳細は、「電力要件」を参照してください。 |
次の項目は、安全要件が対処されているかどうかを確認します。安全の詳細は、『Oracle Exadata Database Machineメンテナンス・ガイド』の「Oracle Exadataラックの電源の投入および切断」、および「温度および湿度要件」を参照してください。
安全チェックリストの考慮事項 | はい | いいえ | 該当なし | コメント |
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緊急時に電源を切断できますか。 | ||||
データ・センター・ルームに防火システムはありますか。 | ||||
コンピュータ・ルームに適切な消火設備はありますか。 | ||||
帯電防止床が設置されていますか。 | ||||
高くした床の下の場所に障害物や妨害物はないですか。 |
次の項目は、物流要件が対処されているかどうかを確認します。開封および空間要件の詳細は、「空間要件」を参照してください。
物流チェックリストの考慮事項 | はい | いいえ | 該当なし | コメント |
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データ・センターの担当者の連絡先情報がありますか。 | ||||
データ・センターのセキュリティまたはアクセス制御はありますか。 | ||||
オラクル社の担当者がデータ・センターにアクセスするために必要なセキュリティ・バックグラウンド・チェックまたは安全検査はありますか。ある場合は、オラクル社が従う必要のある手順を提示してください。 | ||||
バックグラウンド・チェックの実行に事前に必要な日数はどれくらいですか。 | ||||
別のセキュリティ・アクセスの問題はありますか。 | ||||
設置の担当者はコンピュータ・ルームにアクセスできますか。 | ||||
ラップトップはデータ・センターで使用できますか。 | ||||
携帯電話はデータ・センターで使用できますか。 | ||||
カメラはデータ・センターで使用できますか。 | ||||
建物に搬入口はありますか。 | ||||
搬入/開封/中継場所はありますか。 | ||||
屋内搬入は予定されていますか(データ・センター・ルーム内の最終的なラックの場所へ直接搬入)。 | ||||
搬入が屋内ではない場合、開封場所の準備は整っていますか。 | ||||
搬入/開封/中継場所は風雨の影響を受けませんか。 | ||||
建物に適切な受入場所はありますか。 | ||||
開封場所の空調が管理され、様々なハードウェア・コンポーネントの熱衝撃を回避していますか。 | ||||
ラックの移動に十分な作業員を確保していますか。 | ||||
(該当する国のみ)搬入または設置の一部に組合労働者は必要ですか。 | ||||
開封と梱包の取外しのための場所は準備できていますか。梱包の取外しは、データ・センター・ルームの外で行う必要があります。 | ||||
キャビネットの開封とキャビネットの梱包の取外しは必要ですか。 | ||||
搬入トラックの長さ、幅または高さに制限はありますか。 | ||||
同時発送されるスペアを収納する場所(キャビネット)はありますか。ない場合は、コンピュータ・ルームに段ボール箱および他の梱包材を搬入できますか。スペアは段ボール箱に収納されて発送されます。 | ||||
搬入に時間の制約はありますか。「はい」の場合は、時間の制約を入力してください。 | ||||
搬入業者は搬入口で機器を降ろすためにテール・リフトまたはサイド・リフトを用意する必要がありますか。 | ||||
データ・センター・ルームにラックを取り付ける場合に、何か特殊な機器は必要ですか。例:
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床を傷つけないローラー、移動用の台車、パレット・ジャッキまたはフォーク・リフトなどの特別な機器を搬入業者は用意する必要がありますか。 |
次の項目は、ネットワーク構成要件が対処されているかどうかを確認します。IPアドレスの詳細は、第2章「Oracle Exadata Database Machineのネットワーク要件の理解」を参照してください。
ネットワーク構成に関する考慮事項 | はい | いいえ | 該当なし | コメント |
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ネットワークに接続する前にcheckip.sh スクリプトを実行した際、競合が見つかりましたか。このスクリプトの詳細は、「デフォルトIPアドレス」を参照してください。 |
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必要なネットワーク・ケーブルは、ネットワーク機器からOracle Exadataラックの設置場所まで敷設されますか。 | ||||
Oracle Exadataラックに接続するネットワーク・ケーブルにラベルを付けますか。 | ||||
10GbEインタフェースをクライアント・アクセス・ネットワークに使用しますか。 | ||||
オプションの10GbE SFP+トランシーバと適切なファイバ・ケーブルを注文しましたか。 | ||||
Ciscoイーサネット・スイッチのIPルーティングを無効にしますか(推奨)。 |
次の項目は、Oracle Exadata Database Machineと一緒に自動サービス・リクエストを使用する場合に適用されます。自動サービス・リクエストの詳細は、『Oracle Exadata Database Machineメンテナンス・ガイド』の「自動サービス・リクエストの理解」を参照してください。
自動サービス・リクエストの考慮事項 | はい | いいえ | 該当なし | コメント |
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顧客は自動サービス・リクエストを登録するためのMy Oracle Supportアカウントを持っていますか。 | ||||
Oracleサポートのカスタマ・サポートID(CSI)番号がありますか。 | ||||
ASRマネージャがインストールされるサーバーのホスト名とIPアドレスはありますか。 | ||||
システムにプロキシ・サーバーは必要ですか。必要な場合、プロキシ・サーバーのホスト名およびIPアドレスは何ですか。 | ||||
自動サービス・リクエストの顧客側の技術的な連絡先情報はありますか。この情報には、連絡先の姓、名、電子メール・アドレスが必要です。 |
Oracle Exadata Database Machineハーフ・ラックまたはOracle Exadata Database Machineクオータ・ラックのラック設置は、顧客の設置場所に専用のインフラストラクチャが必要な場合に可能です。Oracle Exadata Database Machineフル・ラックは、通気および冷却の問題により、ラックの再設置はできません。
注意:
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Oracle Exadata Database Machineハーフ・ラックまたはOracle Exadata Database Machineクオータ・ラックを再設置する前に、次のチェックリストに記入してください。
ラックの再設置の考慮事項 | はい | いいえ | 該当なし | コメント |
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Oracle Reracking Serviceを購入していますか。 | ||||
提供されているラックから、顧客が用意したラックにコンポーネントおよび関連するケーブルを移動できるように、サーバーの重量に対応したカートがありますか。 | ||||
ターゲット・ラックは空ですか。 | ||||
ターゲット・ラックの画像を添付してください(内部および外部)。 | ||||
対象のラックの寸法が次の要件を満たしていますか。
ラックが42RU未満の場合は、ラックの高さを30RU以上にし、互換性のあるPDUを用意して対象のラックに設置する必要があります。 |
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前部と後部取付けプレーンの間の距離が610mm以上915mm以下(24インチから36インチ)になっていますか。 | ||||
前部取付けプレーンの前面の奥行きの空間(キャビネットのドアからの距離)が25.4mm(1インチ)以上ありますか。 | ||||
対象のラックが次最小負荷容量を満たしていますか。
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ラックは4本柱のラック(前方と後方に取付け)ですか。
注意: 2本柱のラックは互換性がありません。 |
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対象のラックの水平方向の開口部およびユニットの垂直方向のピッチは、ANSI/EIA 310-D-1992またはIEC 60927標準規格に準拠していますか。 | ||||
対象のラックはRETMAレールをサポートしていますか。
注意: Oracle Exadataラックでは、RETMAレール間隔の幅に19インチ(483 mm)必要です。PDUおよびケーブル・ハーネスを側面に収納するには、最低600mmラック(23.63インチ)幅が推奨されます。ラック幅が600mm未満の場合は、サーバーCMAの背後に取付けるために、さらに奥行きが必要になります。 |
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対象のラックがOracleケーブル管理アーム(CMA)をサポートしていますか。 | ||||
対象のラックが穴の開いたソリッド・フィラー・パネル(Oracle製)の取付けをサポートしていますか。 | ||||
対象のラックで、ラックの左後側に沿ってInfiniBandケーブルを結束できますか。この場合の側面は、ラックの前面から見て左後側です。 | ||||
対象のラックで、イーサネット配線のハーネスを結束できますか。 | ||||
対象のラックのケーブル・ハーネスとPDUに十分な空間がありますか。 | ||||
Oracle Exadataラックのシリアル番号のラベルを印刷して対象のラックに貼り付けることができますか。 |
次のチェックリストは、ラックの再設置サービスを使用する場合の配電ユニット(PDU)固有のものです。
PDUラックの再設置の考慮事項 | はい | いいえ | 該当なし | コメント |
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対象のラックが標準のOracle PDUの取付けをサポートしていますか。
そうない場合は、チェックリストに記入してください。 |
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PDUのペアと同等のものを用意できますか。 | ||||
PDU当たり10kVAのPDUを2つ用意できますか。 | ||||
PDUあたり10AのC13プラグを17個以上用意できますか。 | ||||
PDUの1つに障害が発生した場合に備えて、Oracle Exadataラックの電力要件をサポートできるように、PDU1個とその回路を用意できますか。 | ||||
1つのPDUのすべての回路に電力負荷を均等に分散できますか。 | ||||
PDUの適切な電力ドロップを用意できますか。 |