Oracle Solaris 11 リリースでは、IPS パッケージングシステムを使用してソフトウェアの更新を実行します。これにより、システムの更新で単一のパッケージを更新するか複数のパッケージを更新するかに関係なく、システムの更新プロセスが簡略化されます。
Oracle Solaris 11 システムには 2 つのパッケージソースがあります。リリースリポジトリはサポート契約を結んでいないお客様用、サポートリポジトリはサポート契約を結んでいるお客様用です。リポジトリごとに、OS の更新を完了するために異なる段階が必要になります。使用しているリポジトリ、OS のバージョン、および SRU を確認するには、開始点の決定を参照してください。次に、Oracle Solaris 11.3 へのシステムの更新の該当する手順の段階に従ってください。
大域ゾーンを更新すると、システム上のすべてのゾーンが自動的に更新されます。以降の手順で説明しているように、必ずそれぞれの指示に従って専用のパッケージを処理するようにしてください。
通常、更新プロセス中にサードパーティーのパッケージが影響を受けることはありません。サードパーティーのサービス、およびそれらが提供するソフトウェアが更新プロセスによって妨げられるのは、サービスが構成ファイルを OS と共有している場合、またはそれらのファイルが更新プロセスによって上書きされるディレクトリにインストールされている場合のみです。Oracle Solaris 11.3 での Image Packaging System を使用したソフトウェアのパッケージ化と配布 のファイルアクションを参照してください。