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Oracle® Solaris 10 JumpStart から Oracle Solaris 11.3 自動インストーラへの移行

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更新: 2016 年 7 月
 
 

JumpStart と AI の類似点と相違点

JumpStart と AI の両方とも、手入力なしでネットワーク上の複数のシステムのインストールを行うことができます。クライアントはネットワークブートされ、クライアントがブートすると、インストーラが引き継ぎます。

JumpStart は、Oracle Solaris 10 OS およびそれ以前の Oracle Solaris OS のバージョンをインストールします。AI は Oracle Solaris 11 OS と更新リリースをインストールします。

    JumpStart と AI には、次の共通した特徴があります。

  • システム構成をインストールサーバーに格納することで、手入力なしで複数のクライアントのネットワークインストールを行います。

  • 1 回の自動インストールで、異なるクライアントに対して異なる種類のインストールを行います。

  • x86 と SPARC の両方のクライアントをインストールします。

表 1  JumpStart と AI のタスクの比較
段階
JumpStart
AI
インストールサーバーを設定します。
setup_install_server コマンドを使用します。
installadm create-service コマンドを使用します。
インストールにクライアントを追加します。
add_install_client コマンドを使用します。
installadm create-client コマンドを使用します。
派生したプロファイルを作成します。
開始スクリプトを使用します。
派生したマニフェストメカニズムを使用します。
インストール手順を指定します。
プロファイルファイルを使用します。
AI マニフェストファイルを使用します。
クライアントをプロビジョニングします。
DVD を使用します。
インターネットまたはローカルネットワーク上のパッケージリポジトリを使用します。
クライアントのカスタマイズを指定します。
ルールファイルを使用して、クライアントをプロファイルファイルに関連付けます。
installadm コマンドの create-manifestcreate-profile、 または set-criteria サブコマンドを使用して、クライアントを AI マニフェストおよびシステム構成プロファイルに関連付けます。
クライアント構成を指定します。
終了スクリプトと sysidcfg ファイルを使用します。
SMF (Oracle Solaris Service Management Facility) システム構成プロファイルを使用します。初回ブート時に 1 回実行される SMF サービスによって実行されるスクリプトを使用します。