Go to main content
Oracle® Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護

印刷ビューの終了

更新: 2016 年 11 月
 
 

管理アクションの監査

しばしば、サイトのセキュリティーポリシーで管理アクションの監査が要求されることがあります。116:AUE_PFEXEC:execve(2) with pfexec enabled:ps,ex,ua,as 監査イベントはこのようなアクションを捕捉します。管理アクションを監査する際にもう 1 つのオプションとして、役割での使用に適したイベントグループを提供する cusa メタクラスがあります。詳細については、/etc/security/audit_class ファイルのコメントを参照してください。

使用例 44  2 つの役割を使用した監査の構成

この例では、2 人の管理者がサイトセキュリティー担当者の監査構成計画を実装します。この計画では、すべてのユーザーに pf クラスを使用し、個別の役割に cusa メタクラスを指定します。root 役割は、監査フラグを役割に割り当てます。1 番目の管理者が監査を構成し、2 番目の管理者が新しい構成を有効にします。

1 番目の管理者に、Audit Configuration 権利プロファイルが割り当てられます。この管理者は現在の監査構成を表示します。

# auditconfig -getflags
active user default audit flags = lo(0x1000,0x1000)
configured user default audit flags = lo(0x1000,0x1000)

pf クラスには lo クラスが含まれていないため、管理者はこのクラスをシステム構成に追加します。

# auditconfig -setflags lo,pf

新しい監査構成をカーネルに読み込むには、Audit Control 権利プロファイルが割り当てられているユーザーが、監査サービスをリフレッシュします。

# audit -s