Geographic Edition ソフトウェアは、Oracle Solaris Cluster ソフトウェアの階層化された拡張です。データレプリケーションソフトウェアを使用すると、Geographic Edition クラスタで実行されているアプリケーションは、地理的に離れたセカンダリクラスタにサービスを移行することで障害に対応できます。地震、火災、暴雨などの災害によって、プライマリサイトのクラスタが無効になることがあります。
障害が発生した場合、Geographic Edition クラスタは、次のレベルの冗長性を使用することでサービスを引き続き提供できます。
セカンダリクラスタ
セカンダリクラスタに複製されたアプリケーション構成
セカンダリクラスタにレプリケートされたデータ
Geographic Edition ソフトウェアは、サイト間でサービスを移行することで、地理的に離れたクラスタを管理および構成するための一連のツールを備えています。クラスタはグローバルクラスタ、ゾーンクラスタ、または両方の組み合わせに指定できます。Geographic Edition ソフトウェアは、堅牢なセキュリティー、アプリケーションサービスの移行、およびデータレプリケーションによってエンタープライズシステム全体の障害に対応することで、複数の物理的な場所で可用性を管理できます。