consistencygroup

Oracle FS Data Protection Manager (DPM) で整合性グループを管理します。

形式

ofsdpmcli consistencygroup ‑help
ofsdpmcli consistencygroup ‑list [‑details] [‑showDiscovered] [‑consistencygroup consistencyGroupIdentifier]
ofsdpmcli consistencygroup ‑hide ‑consistencygroup consistencyGroupIdentifier
ofsdpmcli consistencygroup ‑unhide ‑consistencygroup consistencyGroupIdentifier
ofsdpmcli consistencygroup ‑verify ‑consistencygroup consistencyGroupIdentifier
ofsdpmcli consistencygroup ‑modify ‑consistencygroup consistencyGroupIdentifier [‑maxDaysEnabled {true | false}] [‑maxDaysValue value] [‑maxCountEnabled {true false}] [‑maxCountValue value]

説明

Oracle FS Data Protection Manager (DPM) で整合性グループを管理します。

次のアクションを実行するには、consistencygroup サブコマンドを使用します。

  • DPM に表示される整合性グループを一覧表示します。

  • 指定した整合性グループの詳細情報を表示します。

  • 整合性グループのデータにアクセスするためのログイン資格証明を指定します。

  • 整合性グループの保持ポリシーを変更します。

  • 整合性グループを DPM で非表示にしたり、表示したりします。

サブコマンド

‑help

consistencygroup のサブコマンドのヘルプドキュメントを表示します。

‑list

DPM に表示される整合性グループのリストを表示します。

有効なオプション:
‑details

整合性グループの追加情報を表示します (ある場合)。

‑showDiscovered

DPM によって管理されていない検出された整合性グループに関する情報を表示します。

‑consistencygroup

管理する整合性グループを指定します。‑consistencygroup オプションを指定する場合は、consistencyGroupIdentifier が必要となります。consistencyGroupIdentifier 値を取得するには、次のコマンドを発行します。

$ ofsdpmcli consistencygroup-list。

CLIによって返される guid 値を使用します。

‑consistencygroup オプションを指定すると、‑details オプションを指定したことになります。

‑hide

指定した整合性グループが DPM にリストされないようにします。

有効なオプション:
‑consistencygroup

管理する整合性グループを指定します。‑consistencygroup オプションを指定する場合は、consistencyGroupIdentifier が必要となります。consistencyGroupIdentifier 値を取得するには、次のコマンドを発行します。

$ ofsdpmcli consistencygroup-list。

CLIによって返される guid 値を使用します。

‑unhide

指定した整合性グループが DPM にリストされるようにします。‑hide アクションを元に戻すには、‑unhide を使用します。

有効なオプション:
‑consistencygroup

管理する整合性グループを指定します。‑consistencygroup オプションを指定する場合は、consistencyGroupIdentifier が必要となります。consistencyGroupIdentifier 値を取得するには、次のコマンドを発行します。

$ ofsdpmcli consistencygroup-list。

CLIによって返される guid 値を使用します。

‑verify

アプリケーションインスタンスまたは整合性グループのために構成された整合性グループを DPM が表示することを確認します。

有効なオプション:
‑consistencygroup

管理する整合性グループを指定します。‑consistencygroup オプションを指定する場合は、consistencyGroupIdentifier が必要となります。consistencyGroupIdentifier 値を取得するには、次のコマンドを発行します。

$ ofsdpmcli consistencygroup-list。

CLIによって返される guid 値を使用します。

‑credentials

DPM が整合性グループに管理目的で承認されたアクセスを行うことができる資格証明を設定します。

有効なオプション:
‑consistencygroup

管理する整合性グループを指定します。‑consistencygroup オプションを指定する場合は、consistencyGroupIdentifier が必要となります。consistencyGroupIdentifier 値を取得するには、次のコマンドを発行します。

$ ofsdpmcli consistencygroup-list。

CLIによって返される guid 値を使用します。

‑username

管理対象の整合性グループのユーザー名を指定します。ofsdpmcli によって password の入力を求められます。

‑databaseCredentials
注: databaseCredentials オプションは、Solaris および Linux OS にのみ適用されます。

Oracle データベースの一意の識別子 (sid) およびデータベースにアクセスするためのユーザー名を指定します。

各ペアには sid1:username1 という形式を使用します。複数の sid:username のペアはコンマで区切ります。

‑modify

指定した整合性グループの保持ポリシーの設定を変更します。保持ポリシーは、システムに保持するチェックポイントを指定します。保持するチェックポイントの最大数、チェックポイントの保持期間、またはその組み合わせを指定できます。ポリシーはアプリケーション整合性グループに適用します。保持ポリシーを適用することによって、整合性グループのために作成されるすべてのチェックポイントが同じ保持ポリシーによって制御されるようになります。

保持ポリシーを設定する場合は、3 つのオプションがあります。

  • チェックポイントを保持する日数。システムは最大 30 日間チェックポイントを保存します。

  • 保持するチェックポイントの数。最大 30 個のチェックポイントを保存できます。

  • 前述の 2 つのオプションの組み合わせ。両方のオプションを有効にすると、最初に達したしきい値の制限が適用されます。たとえば、保持する日数を 7 日、保持するチェックポイントの数を 10 個に設定した場合、7 日間に 10 個以上のチェックポイントは保持されません。

保持ポリシーをオーバーライドするには、チェックポイントを永続とマークします。永続オプションは、即時のチェックポイントまたはスケジュールされたチェックポイントを計画している場合に使用します。スケジュールされたチェックポイントを計画する場合は永続オプションを使用できますが、このオプションを選択すると、そのスケジュールによって作成されたすべてのチェックポイントが永続として設定されます。使用可能なリソースに負荷をかけないように、個別のチェックポイントのみを永続と設定してください。
注: チェックポイントは、Oracle FS System上のクローン LUNストレージを消費します。クローン LUNの管理については、『Oracle Flash Storage System 管理者ガイド』を参照してください。

保持ポリシーを設定すると、その影響は、選択された整合性グループの既存および新規のすべてのチェックポイントに及びます。保持ポリシーエンジンの次回実行時に変更内容が有効になります。

有効なオプション:
‑consistencygroup

管理する整合性グループを指定します。‑consistencygroup オプションを指定する場合は、consistencyGroupIdentifier が必要となります。consistencyGroupIdentifier 値を取得するには、次のコマンドを発行します。

$ ofsdpmcli consistencygroup-list。

CLIによって返される guid 値を使用します。

‑maxDaysEnabled
最大期間保持ポリシーが有効かどうかを指定します。可能な状態:
true

DPM が指定された数の日数の間チェックポイントを保持することを示します。

false

すべてのチェックポイントが保持されることを示します。

‑maxDaysValue

チェックポイントを保持する日数を示します。

有効な値: 1 から 30

‑maxCountEnabled
最大チェックポイント数保持ポリシーが有効かどうかを指定します。可能な状態:
true

DPM が指定された数のチェックポイントを保持することを示します。

false

すべてのチェックポイントが保持されることを示します。

‑maxCountValue

保持するチェックポイントの数を示します。

有効な値: 1 から 30

例

consistencygroup コマンドを実行して、検出されたアプリケーション整合性グループの詳細を表示します。

$ ofsdpmcli consistencygroup ‑list ‑showDiscovered

結果:

Oracle FS System Data Protection Manager ‑ CLI v3.0.1
<data>
   <value>
      <struct>
         <member>
            <name>associatedApplicationId</name>
            <value>Oracle database</value>
         </member>
         <member>
            <name>consistencyStatus</name>
            <value>Unsupported Lun</value>
         </member>
         <member>
            <name>credentialsAreValid</name>
            <value>true</value>
         </member>
         <member>
            <name>guid</name>
            <value>ORA11G1</value>
         </member>
         <member>
            <name>name</name>
            <value>ORA11G1</value>
         </member>
         <member>
            <name>requiresCredentials</name>
            <value>true</value>
         </member>
         <member>
            <name>username</name>
            <value />
         </member>
      </struct>
   </value>
   <value>
      <struct>
         <member>
            <name>associatedApplicationId</name>
            <value>Oracle database</value>
         </member>
         <member>
            <name>consistencyStatus</name>
            <value>Unknown Status</value>
         </member>
         <member>
            <name>credentialsAreValid</name>
            <value>true</value>
         </member>
         <member>
            <name>guid</name>
            <value>ORA11G2</value>
         </member>
         <member>
            <name>name</name>
            <value>ORA11G2</value>
         </member>
         <member>
            <name>requiresCredentials</name>
            <value>true</value>
         </member>
         <member>
            <name>username</name>
            <value />
         </member>
      </struct>
   </value>
   <value>
      <struct>
         <member>
            <name>associatedApplicationId</name>
            <value>{DA849819‑8E7E‑10C7A1ADFB76}</value>
         </member>
         <member>
            <name>consistencyStatus</name>
            <value>Optimal</value>
         </member>
         <member>
            <name>credentialsAreValid</name>
            <value>false</value>
         </member>
         <member>
            <name>guid</name>
            <value>{WINVM\SQLEXP\AxiomSQL}</value>
         </member>
         <member>
            <name>name</name>
            <value>AxiomSQL</value>
         </member>
         <member>
            <name>requiresCredentials</name>
            <value>false</value>
         </member>
         <member>
            <name>username</name>
            <value />
         </member>
      </struct>
   </value>
</data>
関連参照
application
checkpoint
event

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