ロールバックシナリオの作成

ターゲットLUNがバックアップ用に指定されていても管理者またはアプリケーションでは使用できないようなシナリオを作成できます。LUN は回復目的で特定時点へ回復 (ロールバック) できます。

通常のレプリケーション中に、ターゲット LUN は予約され、管理者またはアプリケーションがアクセスすることはできません。ソースの場所で障害が発生した場合は、LUN のロールバックシナリオを作成します。ロールバックシナリオでは、保持期間内に格納されている任意の履歴時点のデータを回復できます。ロールバックプロセスは、ターゲット LUN を新しいソース LUN として昇格させます。それにより、プライマリの場所が完全に回復されて使用可能になるまで、この LUN をホストにマウントできます。

ロールバック中は、レプリケーションが停止し、レプリケーションペアに関連付けられているポリシーがすべて一時停止します。ロールバックが完了すると、保持ログからの変更がレプリケーションペアのターゲット LUN に適用されます。
注: LUN ロールバックは元に戻せないプロセスです。ターゲット LUN 上のデータは永久に変更され、その LUN の保持ログデータは失われます。特定のロールバック期間のデータが確実に必要である場合にのみ、ロールバックを実行してください。
注: 履歴データの仮想スナップショットを作成することをお勧めします。仮想スナップショットは、ターゲット LUN の整合性を維持し、ロールバックするデータの整合性を検証できます。
  1. 「回復」 > 「ロールバックシナリオの作成」を選択します。
  2. 「計画の選択」リストでロールバックシナリオを追加する保護計画を選択します。
  3. 「保護の選択」リストで、ロールバック用のプライマリサーバーおよびフェイルオーバーサーバーを選択します。
  4. 「次へ」をクリックします。
  5. 「ペアの詳細」リストでロールバックオプションを検証し、「次へ」をクリックします。
  6. ロールバック計画およびロールバックシナリオの詳細を検証し、「保存」をクリックします。