システム通知

システム通知の設定では、イベント通知とシステムアラートの受信者や、Oracle 自動サービスリクエスト (ASR) と統合するコールホームの設定を定義できます。

Oracle FS System ではシステム通知をさまざまな方法で指定でき、次のようなオプションを選択できます。
イベント通知

指定されたシステムイベントを受信者に通知する Simple Mail Transfer Protocol (SMTP) 電子メールメッセージ。システムイベントには、論理ボリュームの作成またはハードウェアの問題やソフトウェアの問題の発生などの情報イベント、警告イベント、およびクリティカルイベントが含まれます。イベント通知はオプションで、有効にした場合、通常のイベントのロギングおよびコールホーム通知を補足します。

システムアラート

システムアラートは、Oracle FS System が調査とアクションを必要とする状態を識別するために生成する通知です。

システムアラートの例を次に示します。
  • 完全に機能していないリソースに関する通知 (保守が必要であることを示す)。

  • 不十分なストレージに関する通知 (リソースの再割り当て、リソースのクリーンアップ、追加ストレージの購入などが必要なことを示す)。この種の情報は、管理者が 1 つ以上の論理ボリュームに対してシンプロビジョニングを実装しているときに重要です。

パスワード回復

パスワードトークンをユーザーに送信するために Oracle FS System が生成する通知で、ユーザーはパスワードを忘れたときにパスワードをリセットできます。電子メールサーバーが設定済みで、ユーザーアカウントに関連付けられた有効な電子メールアドレスをユーザーが保持している必要があります。

コールホーム

有効になっていると、システムが Oracle カスタマサポートにシステムのステータス情報、適切なログ、およびシステム構成情報を送信できるようにする Oracle FS System の機能。コールホーム はまた、ASR (Auto Service Request) 機能が有効になっている場合は、Oracle FS System 内に存在するクリティカルな問題についても Oracle カスタマサポートに通知します。

アラートやイベント通知の受信や、特定の受信者への電子メールメッセージの送信を行うには、電子メールサーバーを定義する必要があります。

Oracle FS System では、さまざまなシステムコンポーネントの構成を Simple Network Management Protocol (SNMP) プロトコルを使用してモニタリングできます。