ソフトウェア更新のタイプ

Oracle FS System に対して通常 (中断を伴わない) のソフトウェア更新と中断を伴う更新を実行できます。更新を実行する前に、更新タイプの違いを理解する必要があります。

通常 (中断を伴わない) のソフトウェア更新の場合、システム全体を再起動する必要はありません。中断を伴うソフトウェア更新の場合、システム全体の再起動が必要になります。

注:

自分で実行するソフトウェア更新とは別に、システム上にあるファームウェアを使用してハードウェアコンポーネントの自動更新が行われます。

たとえば、交換したハードウェアのファームウェアバージョンが現在のシステムのバージョンより低い場合、その新しいハードウェアのファームウェアが自動的に更新されます。自動更新はシステムやコントローラ、またはドライブエンクロージャーの再起動時にも実行されることがあり、システムソフトウェア更新にあまり重要でないハードウェアファームウェア更新が含まれており、インストール時に時間がかかるなどの理由で通常の中断のない更新時に、その更新が意図的に無視された場合に実行されます。

管理者が指定しないかぎり、ドライブファームウェアの更新がシステムの再起動時にインストールされることはありません。

システムソフトウェア更新をインストールするときには、一度に 1 つのタイプの更新しか実行できません。システムソフトウェアの更新、またはドライブファームウェアの更新のいずれかを実行できますが、両方を一度に実行することはできません。ドライブファームウェアの更新では、Oracle カスタマサポートに指示された場合を除き、すべての更新をインストールしてください。