単一階層 LUN のクローン容量を割り当て、クローン操作を定期的に実行するためのクローン LUN スケジュールを作成することができます。さらに「データ保護」ページでは、クローン用のカスタム QoS 設定を使用することも、LUN 設定を使用することも可能です。
クローンが作成されたあと、そのクローンの優先度レベルやその他のプロパティーを変更できます。クローン LUN を作成する場合は、そのクローンのための十分なリポジトリ領域が存在することを確認してください。システムはクローンリポジトリ内に、ソースボリュームまたはクローンに対して行われた変更のみを格納します。
- に移動します。
- を選択します。
- 「単一階層」をクリックします。
- 「データ保護」タブをクリックします。
- システムがクローン LUN を作成できるように、「クローンを有効化」チェックボックスにチェックマークを付けます。
結果:このオプションを選択すると、ページの残りのオプションが有効になります。
- 「最大容量」フィールドに、クローンストレージの容量の値を入力します。システムはデフォルトで LUN ストレージ容量の 110% を設定します。値 100% を選択すると、不要な容量を消費することなくストレージ容量の厳密な制御を回避するのに十分な容量を確保できます。
注意
この領域が不足する可能性 (それにより、データの不一致または損失が発生する場合があります) を最小限に抑えるために、十分なリポジトリまたはクローンストレージ容量を割り当ててください。十分な容量を設定するには、ソースボリューム容量にレプリカの数を掛け、さらにそれに最大の変化率を掛けた値に等しい値を使用します。たとえば、アクティブなレプリカが同時に 20 個存在すると予測され、かつ変化率が 20% を超えない 100G バイトボリュームの場合は、ストレージ容量に 400G バイトの値を使用します。
- (オプション) 「リポジトリ QoS を LUN QoS に一致させる」チェックボックスにチェックマークを付けます。
結果:「リポジトリ QoS を LUN QoS に一致させる」オプションを選択すると、LUN QoS のプロパティーがクローンに適用され、クローンストレージの QoS フィールドが無効になります。
- (オプション) 「ストレージドメイン」リストから、LUN を割り当てるストレージドメインを選択します。
- LUN の格納先となる「ストレージクラス」を選択します。
可能なクラス:
容量ディスク
容量 SSD
パフォーマンスディスク
パフォーマンス SSD
- (オプション) 「基本」リンクを選択します。
結果:間接的な
QoS プロパティーが表示されます。使用可能な選択肢:
- (オプション) 「標準的なアクセス」リストから、この LUN の一般的なアクセス方法を選択します。
- (オプション) 「I/O バイアス」リストから、この LUN の典型的な読み取り/書き込み比率を選択します。
- (オプション) 「冗長性」リストから、この LUN でコピーするパリティービットの数を選択します。
- (オプション) 「詳細」リンクを選択します。
結果:直接的な
QoS プロパティーが表示されます。使用可能な選択肢:
重要! 詳細 QoS プロパティーを選択すると、基本 QoS 選択がクリアされます。
- (オプション) 「RAID レベル」リストから、この LUN に関連付ける RAID レベルを選択します。
- (オプション) 「優先度レベル」フィールドから、LUN の目的のオプションを選択します。
- (オプション) クローン LUN のデータ保護スケジュールを作成するには、「作成」をクリックします。
スケジュールに基づいてクローン LUN を作成する手順を参照してください。
- (オプション) 「OK」をクリックします。
「OK」をクリックすると
LUN が作成されますが、その際、残りのタブではデフォルト設定が使用されます。ほかのタブに関連するタスクを実行すれば、残りの
LUN プロパティーを微調整できます。デフォルトのプロパティーを次に示します。
LUN は、デフォルトボリュームグループとデフォルトストレージドメインに割り当てられます。
LUN は、最新の LUN マッピングと同じホストエントリにマッピングされます。
システムは、クローン LUN のリポジトリ容量を作成しません。
システムは、自動クローン LUN のスケジュールを作成しません。