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Oracle® GoldenGate Application Adapters Oracle GoldenGateアダプタの管理
12c (12.1.2.1.1)
E67383-01
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4 ロギングの構成

この章では、Oracle GoldenGateアダプタのデフォルト・ロギングおよび各種ロギング・オプションの構成方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

4.1 Oracle GoldenGateアダプタのデフォルト・ロギング

ロギングは、Oracle GoldenGateアダプタに対してデフォルトで設定されます。

4.1.1 デフォルト実装タイプ

Oracle GoldenGateアダプタのデフォルトの実装タイプは、JDKオプションです。これは、java.util.logging (JUL)という名前の組込みJavaロギングです。

4.1.2 デフォルト・メッセージ・ロギング

デフォルト・ログ・ファイルは、標準のレポート・ディレクトリに作成されます。関連付けられているExtractプロセスに由来する名前が付けられます。問題は、レポート・ファイルおよびログ・ファイルに出力されます。

4.1.2.1 問題のログ出力

問題の概要はExtractレポート・ファイルに書き込まれ、問題の詳細はログ・ファイルに書き込まれます。

4.1.2.2 ログ・ファイル名

デフォルトでは、ログ・ファイルはinstallation_directory/dirrptディレクトリに書き込まれます。ログ・ファイルの名前には、Extract group_nameが含まれ、拡張子はlogです。

4.2 デフォルト・ロギングの変更

Oracle GoldenGateアダプタのロギングはJULから別のタイプに変更できます。デバッグを有効にし、構成ファイルを指定できます。

4.2.1 ロギング・タイプの変更

ロギングの実装タイプを変更するには、gg.logプロパティをlog4jまたはlogbackに設定します。たとえば、次のように設定します。

gg.log=log4j

4.2.2 ロギング構成の変更

特定の構成ファイルを指定するには、jvm.bootoptionsをこれを定義するシステム・プロパティに設定します。これによって実装タイプが暗黙的に設定され、クラスパスへの適切なバインドが追加されます。このオプションの使用の詳細は、Oracleサポートにお問い合せください。

4.2.3 デバッグの有効化

デバッグ・ロギングを有効にするには、次に示すようにgg.log.levelプロパティをdebugに設定します。

gg.log.level=debug