4.1 Oracle GoldenGateアダプタのデフォルト・ロギング
ロギングは、Oracle GoldenGateアダプタに対してデフォルトで設定されます。
4.1.1 デフォルト実装タイプ
Oracle GoldenGateアダプタのデフォルトの実装タイプは、JDK
オプションです。これは、java.util.logging
(JUL
)という名前の組込みJavaロギングです。
4.1.2 デフォルト・メッセージ・ロギング
デフォルト・ログ・ファイルは、標準のレポート・ディレクトリに作成されます。関連付けられているExtractプロセスに由来する名前が付けられます。問題は、レポート・ファイルおよびログ・ファイルに出力されます。
4.1.2.1 問題のログ出力
問題の概要はExtractレポート・ファイルに書き込まれ、問題の詳細はログ・ファイルに書き込まれます。
4.1.2.2 ログ・ファイル名
デフォルトでは、ログ・ファイルはinstallation_directory
/dirrpt
ディレクトリに書き込まれます。ログ・ファイルの名前には、Extract group_name
が含まれ、拡張子はlog
です。
4.2 デフォルト・ロギングの変更
Oracle GoldenGateアダプタのロギングはJUL
から別のタイプに変更できます。デバッグを有効にし、構成ファイルを指定できます。
4.2.1 ロギング・タイプの変更
ロギングの実装タイプを変更するには、gg.log
プロパティをlog4j
またはlogback
に設定します。たとえば、次のように設定します。
gg.log=log4j
4.2.2 ロギング構成の変更
特定の構成ファイルを指定するには、jvm.bootoptions
をこれを定義するシステム・プロパティに設定します。これによって実装タイプが暗黙的に設定され、クラスパスへの適切なバインドが追加されます。このオプションの使用の詳細は、Oracleサポートにお問い合せください。
4.2.3 デバッグの有効化
デバッグ・ロギングを有効にするには、次に示すようにgg.log.level
プロパティをdebugに設定します。
gg.log.level=debug