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Oracle® GoldenGate Application Adapters Oracle GoldenGateアダプタの管理
12c (12.1.2.1.1)
E67383-01
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3 Javaアダプタの概要

この章では、Oracle GoldenGate Java用アダプタの概要を示します。Oracle GoldenGate Java用アダプタでは、1) 送信して処理し、Oracle GoldenGate証跡データにするためのJava Message Service (JMS)メッセージの取得、および2) JMSメッセージとして配信するためのOracle GoldenGateによって取得されたトランザクション・データの処理が実装されます。

この章の内容は次のとおりです。

3.1 Oracle GoldenGate VAMメッセージの取得

Oracle GoldenGateのメッセージの取得では、JMSメッセージングに接続してメッセージを解析し、メッセージ・データからOracle GoldenGate証跡を作成するOracle GoldenGate ExtractにVAMインタフェースを介して送信します。これによって、ターゲット・データベース用に稼働しているOracle GoldenGateシステムにJMSメッセージが配信されます。

Oracle GoldenGate JMSメッセージ取得を使用するには、次の2つのコンポーネントが必要です。

  • 動的にリンクされた共有VAMライブラリ。Oracle GoldenGate Extractプロセスにアタッチされています。

  • 個別のユーティリティであるGendef。メッセージ取得プロパティ・ファイルおよびパーサー固有のデータ定義を使用してOracle GoldenGateソース定義ファイルを作成します。

3.1.1 メッセージ取得構成オプション

メッセージ取得の3つの部分を構成するオプションは次のとおりです。

  • メッセージ接続: プロパティ・ファイルの値によって、JMSクライアントのJavaクラスパス、JMSソース宛先名、JNDI接続プロパティ、セキュリティ情報などの接続プロパティが設定されます。

  • 解析: プロパティ・ファイルの値によって、固定幅、カンマ区切りまたはXMLのメッセージの解析ルールが設定されます。これには、使用されるデリミタ、トランザクションの先頭と末尾の値、日付形式などの設定があります。

  • VAMインタフェース: VAM、dllまたはsoライブラリを識別するパラメータおよびプロパティ・ファイルがOracle GoldenGateコアExtractプロセス用に設定されます。

3.1.2 一般的な構成

次の図に、JMSメッセージを取得するための一般的な構成を示します。

この構成では、JMSメッセージはOracle GoldenGateアダプタJMSハンドラによって取得され、アダプタのメッセージ取得VAMを使用してExtractプロセスに転送されます。Extractによってデータが証跡に書き込まれ、証跡がデータ・ポンプExtractによってネットワーク経由でOracle GoldenGateターゲット・インスタンスに送信されます。ターゲットReplicatは証跡を使用してターゲット・データベースを更新します。

図3-1 JMSメッセージ取得用の構成

図3-1の説明が続きます
「図3-1 JMSメッセージ取得用の構成」の説明

3.2 Oracle GoldenGate Javaユーザー・イグジット

Oracle GoldenGateによって取得されたトランザクション・データは、Oracle GoldenGate Java APIを介してリレーショナル・データベース以外のターゲット(JMS (Java Message Service)、ディスクに書き込まれたファイル、カスタム・アプリケーションのJava APIとの統合など)に配信できます。

Java用Oracle GoldenGateには、Oracle GoldenGate ExtractプロセスからJavaコードを実行する機能があります。Java用Oracle GoldenGateを使用するには、次の2つのコンポーネントが必要です。

  • C/C++で実装され、ユーザー・イグジット(UE)としてC APIを介してOracle GoldenGate Extractプロセスと統合される、動的にリンクされたか、共有のライブラリ。

  • Oracle GoldenGate Java APIを構成するJavaライブラリのセット(jar)。このJavaフレームワークは、Java Native Interface (JNI)を介してユーザー・イグジットと通信します。

図3-2 JMSメッセージを配信するための構成

図3-2の説明はこの後にあります
「図3-2 JMSメッセージを配信するための構成」の説明

3.2.1 配信構成オプション

動的にリンクされたライブラリは、単純なプロパティ・ファイルを使用して構成できます。Javaフレームワークは、ユーザー・イグジットによってロードされ、プロパティ・ファイルによって初期化もされます。アプリケーションの動作は、次のようにしてカスタマイズできます。

  • プロパティ・ファイルの編集。たとえば、次のような編集があります。

    • ホスト名、ポート番号、出力ファイル名、JMS接続設定の設定

    • トランザクションの送信先である任意の数のアクティブ・ハンドラをリストすることによるターゲット(JMS、ファイルなど)の追加/削除

    • デバッグレベルのロギングなどの有効化/無効化

    • 使用されるメッセージ形式の識別。

  • JMSまたはファイルに送信されるメッセージの形式のカスタマイズ。メッセージ形式は次のようにしてカスタマイズできます。

    • 既存のフォーマット・プロセス(固定長またはフィールド区切りのメッセージ形式用)のプロパティの設定

    • Velocityテンプレート・マクロ言語を使用したメッセージ・テンプレートのカスタマイズ

    • (オプション)カスタムJavaコードの記述。

  • (オプション)トランザクションおよび操作のカスタム処理、フィルタリング、またはカスタム・メッセージ形式の実装を行うカスタムJavaコードの記述。

JMSを介したメッセージの送信およびディスクへのファイルの書込み用に既存の実装(ハンドラ)があります。メッセージの送信用にあらかじめ定義されたメッセージ形式がいくつかあります(XML、フィールド区切りなど)。あるいは、テンプレートを使用してカスタム形式を実装できます。各ハンドラには、その構成プロパティを表すドキュメンテーションがあります。たとえば、ファイル名をファイル・ライターに対して指定したり、JMSキュー名をJMSハンドラに対して指定できます。一部のプロパティは複数のハンドラに適用されます。たとえば、同一のメッセージ形式をJMSとファイルに使用できます。