組織では、多数の外部メタデータ・ファイルがあっても、外部メタデータ・リポジトリを使用していないのが普通です。この組織が、Oracle Metadata Management (OMM)に、ファイルを、自動化された方式でバッチ・インポートしたいことがよくあります。Oracle Metadata Management (OMM)は、収穫スクリプトを利用してこのシナリオをサポートできます。
この場合、ファイルは、Oracle Metadata Management (OMM)アプリケーション・サーバーにアクセスできるファイル・ディレクトリ配下に格納されます。スクリプトは、ディレクトリとそのサブディレクトリをスキャンして特定の外部メタデータ・タイプのファイルを探し、Oracle Metadata Management (OMM)の特定のフォルダで、合致するモデルを検索します。Oracle Metadata Management (OMM)のリポジトリ・フォルダとモデル構造は、ファイル・システム上でのファイルとディレクトリの構造に一致します。必要なモデルが存在しない場合、スクリプトはそれを作成してファイルをインポートします。コンテンツが存在して、ファイルのバージョンが未収穫の場合、スクリプトにより再インポートされます。
「Tools」 à「Admininstration」→「Schedules」タブを使用してスクリプトを定期的に実行するよう、MMをスケジューリングできます。それにより、顧客がファイルをディレクトリに配置できるようになり、Oracle Metadata Management (OMM)が確実に自動インポートするようになります。任意の単一モデル・ファイル・ベースのブリッジで機能します。
ファイルがインポートされる方法(ソース・ツールとブリッジ・パラメータ)を制御するためには、「Settings」と言う名前の特別なモデルを定義することも必要です。
Oracle Metadata Management (OMM)フォルダを作成します:
1. Metadata Manager UI権限を持つユーザーとして、Oracle Metadata Management (OMM)にサインインします。
2. リポジトリ・パネルの、インポートの結果を含むフォルダを配置するフォルダ上で右クリックし、「New」à 「Folder」を選択します。
3. それに応じてフォルダを命名します。
モデルのインポートを制御する構成ファイルを作成します:
4. リポジトリ・パネルで新しいフォルダを右クリックして、「New」à「Model」を選択します。
5. 「Create Model」ダイアログで、「General」タブを選択します。
6. モデルの「Name」に「Settings」と入力します。
7. 「Import From」プル・ダウンで、正しいソース形式を選択します。
8. 「Import Setup」タブを選択します。
o 各「Parameters」ごとに、ダイアログの右側のパネルに表示されるツール・チップに応じて記入します。特に、「File:」パラメータについては次のようにします。
1. 拡大鏡アイコンをクリックして、ファイル・システムのディレクトリ構造内にあるファイルを参照します。
2. 「File:」パラメータを更新して、パスがファイル・システムのディレクトリ構造の最上位レベルのみを参照するようにします(つまり、ファイル名とすべてのサブディレクトリ名を削除します)。
9. 新しくインポートされたバージョンを自動的にデフォルト・バージョンとして構成する場合は、「Set as default」チェック・ボックスをクリックします。
10. 「Create」をクリックします。
11. モデルをインポートするように求めるダイアログが表示されます。 次のことは非常に重要です:「No」をクリックします。
オンデマンドでモデルを収穫します:
1. リポジトリ・パネルで新しいフォルダを右クリックして、「Scripts」à「Import new versions from folder」を選択します。
2. 「Run Script」ボタンをクリックします。
3. 「Log Messages」ダイアログが表示され、インポート・プロセスの進行につれて、ログ・メッセージが表示されます。
4. 「Import Successful」という結果が表示されたら、「Yes」をクリックしてモデルを開きます。「Import Failed」という結果が表示されたら、ログ・メッセージを調べ、それに応じてソース・モデル・ファイルを修正します。
5. これでモデルを参照できるようになりました。
収穫スケジュールを定義します:
6. モデルのコレクションが外部メタデータと同期する(変更がある場合に再インポートする)ように、収穫スケジュールを定義することもできます。
ファイルはインポート時に自動的に添付されますので注意してください(コンテンツへのファイルの添付)。