構成の管理

構成はきわめて重要な概念です。それは系統分析、検索、バージョン管理などを含む多くの操作のためのスコープです。それがなければ情報過多(リポジトリのすべて)になりかねないものが、分析や作業の対象として虚未深いメタデータの構成に従って、良好に管理されます。構成という名前は「バージョンと構成の管理」の概念から来たもので、そこでは構成は、特定のバージョンの複数のモデルが関連付けられたものです。

 

有効な構成は、モデル・バージョン、マッピング・バージョン、用語集およびステッチングのコレクションです。モデル・バージョンは、Oracle Metadata Management (OMM)に収穫されたデータ・ストアとデータ・プロセスに関連しています。

 

構成は、次のいずれの形態もとります。

      リポジトリ・ワークスペース - テクニカル・スコープ、または同じアクセス権スコープの下のビジネス領域として一緒に分析されるリポジトリ・オブジェクトのコレクション(検索、参照、レポート、など)。

      企業アーキテクチャ - データ・フロー・ステッチングを介して一緒に接続される、データ・ストア・モデル(ODS、データ・ステージング領域、データ・ウェアハウス、データ・マートなど)やデータ・プロセス・モデル(ETL/DIとBI)のコレクション。

      デザイン・ワークフロー - デザイン・プロセスをモデル化して、セマンティック・マッピングを介して一緒に接続された(意味的にステッチされた)、概念モデル、論理モデル、物理モデルのコレクション

 

構成には、1つ以上の構成バージョンがあります。構成バージョンはそれぞれ、リポジトリ・オブジェクトの、異なったバージョンのコレクションとして理解できます。こうすると、各々がリポジトリ・オブジェクトの様々なバージョンを含む、いくつかの構成バージョンを定義できます。その結果、次を実行する場合があります。

      過去のある時点でデプロイされたモデルの以前のバージョンを含む構成バージョンを使用した履歴の分析

      将来にデプロイされるモデルの以前のバージョンを含む構成バージョンを使用したWhat-if分析

 

構成バージョンを公開したり、または、Metadata Explorer UIのユーザーに利用できるようにしたりする場合があります。このように、Oracle Metadata Management (OMM)の極度の複雑さの範囲内で、何がビジネス・ユーザーに認識でき、すべてのユーザーがどのように検索および分析するかに関する完全性と正確性を求めるMIMMの管理者が、構成を活用できます。

 

Oracle Metadata Management (OMM)は、Configuration ManagerというUIの範囲内でこれを管理します。このツールには、リポジトリ・オブジェクトの構成を作成するための、ドラッグ・アンド・ドロップ・ベースの視覚的インタフェースがあります。次の操作が可能です。

      任意の数の構成を定義

      様々なユーザーの集合(ロールによる)に、構成を公開

      構成を非公開化、一部公開、あるいはすべて公開

 

このため、誰に対してどのようなときに何が表示されるかを、際限なく微調整できます。