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Oracle® Server X5-4 Oracle Solaris オペレーティングシステムインストールガイド

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更新: 2015 年 6 月
 
 

PXE ネットワークブートを使用して Oracle Solaris 11.2 (SRU9 以降を適用) をインストールする

次の手順では、PXE ネットワーク環境から Oracle Solaris11.2 (SRU9 以降が必須) オペレーティングシステムをインストールする方法について説明します。

始める前に

Oracle Solaris 11.2 (SRU9 以降が必須) PXE ブートインストールを開始するには、次の要件を満たしている必要があります。

  • PXE を使用して、ネットワーク経由でインストールメディアをブートするには、Automated Installation (AI) イメージインストールサーバーが設定されていて、ネットワーク経由でサーバーからアクセス可能であることを確認してください。

  • AI サーバーでインストールクライアントの MAC アドレスが必要な場合は、Oracle ILOM SP に root としてログインして、次を入力することで、システムの MAC アドレスを取得できます。

    -> show /SYS/MB/NET0 fru_macaddress 
      /SYS/MB/NET0
        Properties:
           fru_macaddress = 00:21:28:e7:77:24
    
  1. サーバーをリセットするか、サーバーの電源を投入します。

    たとえば、次のいずれかを実行します。

    • ローカルサーバーから、サーバーのフロントパネルの電源ボタンを押して (約 1 秒) サーバーの電源を切断し、電源ボタンをもう一度押してサーバーの電源を入れます。

    • Oracle ILOM Web インタフェースから「Host Management」->「Power Control」をクリックし、「Select Action」リストボックスから「Reset」を選択して、「Save」をクリックします。

    • Oracle ILOM CLI で reset /System と入力します

    システムがブートプロセスを開始し、BIOS 画面が表示されます。


    image:BIOS 画面を示す図。

    注 -  次のイベントがすぐに発生するため、次の手順では集中する必要があります。画面に表示される時間が短いため、これらのメッセージを注意して観察してください。スクロールバーが表示されないように画面のサイズを拡大してもかまいません
  2. PXE ブートが有効になっていることを確認するために、次の手順を実行します。

    注 - PXE ブートはデフォルトで有効になっていますが、この手順では無効になっている場合に備えて、PXE ブートが有効になっていることを確認します。PXE ブートが有効になっていることを確認したら、以降の PXE ブートではこの手順を省略できます。
    1. F2 キーを押して、BIOS 設定ユーティリティーにアクセスします。

      BIOS 設定ユーティリティーが表示されます。

    2. 上部のメニューバーで「Advanced」を選択します。

      BIOS 設定ユーティリティーの「Advanced」画面が表示されます。

    3. 使用可能なオプションのリストから「Network Stack」を選択します。

      BIOS 設定ユーティリティーの「Network Stack」画面が表示されます。


      image:PXE ブートの BIOS 設定を示す図。
    4. 必要に応じて、該当する PXE サポート設定 (IPv4 または IPv6 のいずれか) を「Enabled」に設定します。
    5. 変更内容を保存して BIOS 設定ユーティリティーを終了するには、F10 キーを押します。

    これにより、サーバーがリセットされます。リセット後、再度、BIOS 画面が表示されます。

  3. BIOS 画面で、F8 キーを押して一時ブートデバイスを指定するか、F12 キーを押してネットワークブート (PXE) します。

    「Please Select Boot Device」メニューが表示され、使用可能なブートデバイスが一覧表示されます。表示される画面は、UFEI/BIOS がレガシー BIOS ブートモードまたは UEFI ブートモードのどちらに構成されているかによって異なります。

    • レガシー BIOS ブートモードの場合、次のような画面が表示されます。


      image:レガシー BIOS ブートモードの「Please Select Boot Device」メニューを示す図。
    • UEFI ブートモードの場合、次のような画面が表示されます。


      image:UEFI ブートモードの「Please Select Boot Device」メニューを示す図。

    注 -  「Please Select Boot Device」メニューのオプションは、サーバーに搭載されているディスクコントローラの種類によって異なる可能性があります。
  4. 「Please Select Boot Device」メニューで、適切な PXE ブートポートを選択し、Enter キーを押します。

    PXE ブートポートは、ネットワークインストールサーバーと通信するように構成された物理ネットワークポートです。

    「GRUB」メニューが表示されます。

  5. 画面に表示されるプロンプトに従って PXE インストールを完了します。

    PXE インストールを完了する手順については、http://docs.oracle.com/cd/E26502_01/index.html にある『Oracle Solaris 11.2 カスタムインストールイメージの作成』を参照してください。

  6. Post Installation Tasks for Oracle Solarisのセクションに進んで、インストール後のタスクを実行します。

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