ファイル・システムの場所は、Shared ServicesのJava Webアプリケーション・サーバー・コンピュータです。Shared Servicesコンピュータのデフォルトの宛先は、MIDDLEWARE_HOME/user_projects/epmsystem1/import_exportです。ファイル・システムの場所にエクスポート(コピー)されたアプリケーションまたはアーティファクトは、ビュー・ペインの「ファイル・システム」ノードの下に表示されます。アーティファクトがファイル・システムにエクスポートされると、ネイティブ製品でアーティファクトが更新された最後の変更日時が保持されます。
Shared Services Consoleを使用してファイル・システムにアーティファクトおよびアプリケーションをエクスポートする手順:
Shared Services Consoleの起動を参照してください。
「移行オプション」タブで、移行用のエクスポート・オプションを確認します。
インストールされた製品に対するオプションのみが表示されます。製品によってオプションは異なり、すべての製品にエクスポート・オプションがあるわけではありません。必要に応じて何も変更せずにデフォルトのオプションを受け入れることができます。
製品別のオプションのリストは、「移行オプションの設定」を参照するか、このガイドの終わりにある付録を参照してください。
「アプリケーション・グループ」ノードを展開し、エクスポートするアプリケーションを選択します。
アプリケーションを選択すると、「アーティファクト・リスト」タブにアプリケーションとそのアプリケーションとリポジトリ・アーティファクトが表示されます。
各アプリケーションの「アーティファクト・リスト」タブで、エクスポートするアーティファクトを選択します。
個々のアーティファクトを選択するには、アーティファクトの横にあるチェックボックスをクリックします。すべてのアーティファクトを選択するには、「すべて選択」をクリックします。
「エクスポート」ダイアログ・ボックスで、アーティファクトがエクスポートされるファイル・システム・フォルダを入力し、「エクスポート」をクリックします。
デフォルトのファイル・システム・フォルダ名は、username DD-MM-YY Hour_Min形式で表示されます。たとえば、admin 03-01-12 09_32です。デフォルトを受け入れるか、または異なるファイル・システム・フォルダ名を入力します。
ライフサイクル管理では、フォルダ名にネイティブ・オペレーティング・システムでサポートされない文字は許可されないことに注意してください。たとえば、Windowsではフォルダ名にコロンは許可されませんが、ライフサイクル管理でも同様です。
選択されているすべてのアプリケーションおよびアーティファクトは、指定されたファイル・システム・フォルダにエクスポートされます。(複数のアプリケーションがある場合、異なるファイル・システム・フォルダを指定する必要はありません。)
ファイル・システムにすでに存在するファイル・システム・フォルダ名を指定した場合は、新しいファイル・システム・フォルダ名を指定することが求められます。
「移行ステータス・レポート」タブで移行ステータスを表示します。
移行ステータス・レポートを参照してください。
アーティファクトが正常に移行されると、新しいファイル・システム・フォルダがShared Services Consoleの「ファイル・システム」ノードの下に作成されます。ファイル・システム・フォルダを展開すると、アプリケーションが製品名とそれに続くアプリケーション名で表示されます。
ヒント: | ファイル・システムに移行されるアーティファクトのセキュリティを保護できます。第1レベルのセキュリティは、ファイル・システム・セキュリティです。ファイル・システム上のアーティファクトへのアクセスを制限するには、Shared Servicesを開始したユーザーにimport_exportフォルダへのすべての権限を許可し、その他のユーザーには許可しないように、import_exportフォルダの権限を変更します。追加のセキュリティ・レベルが必要な場合は、import_exportフォルダのコンテンツを、パスワードで保護されたコンテナ(Winzipなど)に移動するか、PGPまたはその他のデータ暗号化メソッドを使用して、ファイル・システム上で暗号化します。アーティファクトをファイル・システムからインポートする前に、権限のあるユーザーがアーティファクトの暗号化を解除するようにしてください。 |