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Oracle® Hyperion Financial Close Management管理者ガイド

E79695-02
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B Account Reconciliationの優先順位ルール

ルールの正常な実行によって、後のルールが呼び出されないようになる可能性があります。たとえば、自動調整ルールを調整に割り当てて、自動調整が成功した場合は、「送信」機能に関連付けられたルール(調整添付ファイルの要求など)が呼び出されなくなります。

表B-1 優先順位ルール

ルール ルールのタイプ 実行する条件 優先順位の注意

照合の自動承認

フォーマット/プロファイル・ルール

  • オープン(レビュー担当者)への調整ステータス変更。

  • データ・ロードの後処理時、データ・ロード・プロセスの結果として満たされる残高の条件にルールが基づいている場合を処理します。

複数の自動承認ルールが構成されている場合、なんらかのルールが成功すると調整が自動的に承認されます。

照合の自動送信

フォーマット/プロファイル・ルール

  • 「保留中」から「オープン(策定者)」への調整ステータス変更

  • データ・ロードの後処理時、調整がすでに開いているのに、データ・ロード・プロセスの結果として条件が満たされる場合を処理します。

調整の自動送信ルールが評価される前に取引のコピールールが処理されます。

取引のコピー

ユーザーが最後に実行した調整で、同じ調整から取引をコピーします。

このコピー機能は、「前の調整から取引をコピー」ウィンドウと同じように動作します。コピー対象の前の調整からの取引、取引添付ファイルおよび取引コメントは、設定された条件に基づいて選択されます。

フォーマット取引ルール

「保留中」から「オープン(策定者)」への調整ステータス変更

調整の自動送信ルールが評価される前に取引のコピールールが処理されます。

金額編集の防止

フォーマット取引ルール

策定者が「取引の詳細」ダイアログ・ボックスにアクセスする場合。

ルールに関連付けられた条件が満たされている場合、策定者がアプリケーションから取引金額を編集することはできません(金額属性が無効であり、計上金額に対する上書き機能もすべて無効になっています)。また、インポート検証により、インポートを介した金額の編集はできません。

照合承認の防止

フォーマット/プロファイル・ルール

承認者が「承認」をクリックした場合

承認者が「承認者」をクリックするとルールがトリガーされます。任意の順序で評価できます。いずれかのルールが成功した場合は承認機能は使用できません。

照合送信の防止

フォーマット/プロファイル・ルール

策定者が「送信」をクリックした場合。

策定者が「送信」をクリックするとルールがトリガーされます。任意の順序で評価できます(順序は関係ありません)。いずれかのルールが成功した場合は送信機能が防止されます。

トランザクション削除の防止

フォーマット取引ルール

策定者は取引の「削除」をクリックします。

策定者が「削除」をクリックするとルールがトリガーされます。任意の順序で評価できます。いずれかのルールが成功した場合は削除機能が防止されます。

トランザクション保存の防止

フォーマット取引ルール

策定者が取引の「保存」をクリックした場合

策定者が取引の「保存」をクリックするとルールがトリガーされます。任意の順序で評価できます(順序は関係ありません)。いずれかのルールが成功した場合は送信機能が防止されます。

トランザクション添付が必要

フォーマット取引ルール

策定者が取引の「保存」をクリックした場合

策定者が取引の「保存」をクリックするとルールがトリガーされます。任意の順序で評価できます。いずれかのルールが成功した場合は送信機能が防止されます。

照合添付が必要

フォーマット/プロファイル・ルール

策定者が「送信」をクリックした場合

策定者が「送信」をクリックするとルールがトリガーされます。任意の順序で評価できます。いずれかのルールが成功した場合は送信機能が防止されます。

属性値の設定

フォーマット/プロファイル・ルール

「実行する条件」の属性構成に準拠:

プロファイル属性: プロファイルが期間にコピーされる前。

フォーマット/プロファイル・ルール